8月9日(木) 練習試合

 合宿を終え、1日休んだ今日からは、多くの練習試合を組み、実践練習を行う予定にしている。本日は金剛高校に来て頂いた。金剛高校さんとは過去の代から相性が悪く、何度も痛い黒星を喫している。果たして合宿の成果をしっかりと出すことが出来るか、不足なしの相手である。ツウは大事をとり、今日もリベロはショウでいくことにした。

 ○1、2セット目 25-10,25-20

 1セット目は、いつもになく良い立ち上がりが出来た。シュンのサーブで7連続、リツで3連続、ランで5連続の得点が入った。緊張されていたのか、金剛さんの動きは良くなかったが、翠翔は声が良く出ていた。しかし、2セット目は金剛さんの動きもよくなり、4-8とリードを許した。いつもならズルズルと離されることが多かったが、声が出ている今日は離されない。1年生ラン、シュンの活躍もあり、逆転で2セット目もものにした。

 ○3、4セット目 20-25,25-21

 3セット目は、セッターをアサに変えた。序盤からトスが合わず、11-21と大きくリードされたが、ようやくコンビが合いだしてスイ、ランの攻撃等が決まり、20-23まで急追した。ここでレシーブミスが連続し、獲られてしまった。終盤からトスが安定してきたので、4セット目もアサでいくことにした。ラン、コウのブロックや速攻、スイ、シュンのレフト攻撃も決まり、終始リードを保つ展開で4セット目はものにできた。健闘したアサの顔にも、安堵の表情が見て取れた。

 ○5セット目以降 25-16,25-20,25-12

 リツが足の痛みを訴えてきたので、6セット目の序盤以外は全てアサを登用した。4セット目の勝利に気を良くしたのか、動きが良くなり、とても初心者とは思えないプレーを披露してくれる。金剛高校の監督も驚いておられた。5セット目以降はずーっと翠翔ペースで、ほとんど危なげなく勝利することができた。

 苦手とする金剛高校に今日は勝ち越すことができた。勝因は1年生の活躍もあるが、やはり合宿で身につけた、元気の良さに尽きるだろう。特にスイがよく声を出すようになった。応援に来てくれたレンも「何なん、あの声。私たちのときと全然違うやん」と皮肉っぽく褒めていたのが印象的だ。次の12日の7校で行う練習試合でどのような戦い方ができるのか。今日の結果を見ていると、期待が持てそうである。