8月7日(火) 合宿最終日

 合宿もとうとう最終日を迎えた。今日は6時30分に起床して部屋の大掃除をする。7時20分朝食を頂き、その後帰阪のための荷造りを行った。担当教員に部屋をチェックしてもらい、OKが出たら3泊させてもらった部屋に別れを告げ、大きい荷物は大広間に移動させる。さあ、いよいよ最後の練習だ。

 9時10分、合宿最後の練習は、公式戦に限りなく準じた形式で、ガチの試合を行う。9時30分まで両校に分かれて合同練習を行いプロトコール。山本がサーブ権を獲った。山本から3分間の公式練習。翠翔の公式練習では、いつもに無くスイ、コウ、サイに気合が入っているのがわかる。当然セッターはリツ。残念ながらツウはまだ無理なので、リベロにショウを抜擢した。山本も真剣そのものだ。合宿最後の戦いに火蓋が切って落とされた。

 ○第1セット 14-25

 翠翔2年生に気合が入る中、立ち上がり1年生のシュンが狙われた。カバーに入ろうとする2年生の動きも空回りしてしまい、4-11と走られる。さすがは試合巧者の山本だ。ここでシュンのレフト攻撃が決まり、コウのサーブも冴え、11-12まで追い上げたが、スイの力んだスパイクミスが連発してしまったこともあり、この後どうにも出来ず1セット目を落としてしまった。

 ○第2セット 25-19

 1セット目の立ち上がりを繰り返すなと指示し、コートに送り出す。相手サーブはやはりシュンを狙ってきたが、今回は予定の行動でシュンも落ち着きを取り戻していた。しっかりとキャッチできるようになり、前衛ではスパイクを良く決めた。それに比べ今回は山本が慌ててしまった。焦って攻撃のミスが多くなり、21-7と翠翔が大きくリード。しかし翠翔が本当に直すべきところがここから現れた。大量リードで安心したのか、プレーが弱気(消極的)になってしまうのだ。この後1得点10失点で、相手がミスをしてくれないと勝てない内容が最後まで続いた。からくも勝利はしたものの、大きな問題が残ったと言えるだろう。

 ○第3セット 23-25

 嫌な勝ち方は、やはり3セット目の出だしに影響を与えた。立ち上がり1-7。ショウ、リツ、サイのレシーブミスとトスミスで6連続失点だ。傍から見ていても、恐る恐るボールを処理しているように見える。これだけ練習をやっているのに、もっと自信が持てないのだろうか。しかし、ここから1年生が頑張った。ランのサーブで崩し、シュンのスパイクが決まる... ん?よく見ればスイがチームに大きく声掛けをしているではないか。その声のもと、1年生が頑張れているようだ。こんなスイの姿は今まで無かったよ。その後、18-24からサイのサーブが山本の守備を崩し23-24と迫る。スイの掛け声も一段と大きくなった。ここで痛恨のサービスミスが出てしまい、ゲームセット。終了後、大泣きしているスイの姿を初めて見た。

 合宿が終了した。改善しなければならない点は、                                     ①色々な事に集中できず、行動や練習でいい加減な態度が出てしまうこと。                     ②嫌なことであっても、頑張って何とかすること。                                      ③大量リード等で調子に乗らないこと。                                             成長した点は、                                                           ①元気な声が出せるようになった。                                              ②気持ちが入ったプレーができるようになった。                                       であろうか。山本も翠翔も成長できたと思う。この明らかな進化を、まずはサマーカップで証明しようではないか。

    

     ↑ 私も出たかった。。。               ↑ 合宿終わったぞぉ~!

 山本高校2名の顧問様、選任コーチ様、そして3名のOG様、翠翔部員にまで暖かいご指導とご支援いただき、ありがとうございました。 また、2日間ではありましたが、元山本高校監督、及びコーチ様、今年もお手伝い  いただきありがとうございました。皆様の愛情を受けて、両校女子バレーボール部は成長できたと思います。     これからもよろしくお願いいたします。