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2月3日(日) 第38回浦川杯ウィンターカップ初日 第2試合

 朝8時5分、会場の金剛高校に到着した。今日は「第38回浦川杯ウィンターカップバレーボール大会第1日」である。翠翔はまず第2試合で生野高校と対戦し、負ければ第3試合、勝てば第4試合で金剛高校、布施高校のいずれかとの対戦となる。先日の新人大会2次予選では、アサの復活から日が浅かったため思うような試合運びが出来なかったが、それから2週間が経った今日はそのような言い訳は出来ないだろう。せめて日頃の練習の成果を出しきるような試合を行って欲しいと期待して体育館に入場した。第1試合は金剛高校VS布施高校。私が主審を務めたが、どちらも日頃からお世話になっている高校だけに、大変な気を使いながらのレフリーとなった。結果は2-0で布施高校の勝利。いよいよ翠翔の試合である。対戦相手の生野高校さんも大変お世話になっている高校で、練習試合も何度ともなくやっていただいている。1年前は1部に昇格されており、ここ数年なかなか勝たせてもらえない強豪チームであるが、今日は故障者がおられ万全の体制ではないと聞いていたので、「できれば番狂わせを起こしたい」と試合に臨んだ。

 ○第2試合(VS生野高校) 25-20,21-25,15-6 で勝利

 シュンのサーブから試合開始。スイのKOが連続で決まり2-0と上場の立ち上がりであったが、ツウやランのMRで瞬く間に4-6と逆転を許す。その後点差は離れないまでも追いかける展開が続き12-13。しかし以前対戦したときに比べると、相手の攻撃力が確かに落ちている。恐らくエースが故障しておられるのだろう。ここから相手の攻撃を拾いスイに上げるパターンがしっかりと確立し、スイの5得点を含む6連続得点をあげた。いつになくムードも明るく、その後は1度のリードも許すことなくその流れのまま1セット目を勝ちきることができた。2セット目、相手はスタメンを変えてきた。温存していたエース登場である。明らかに相手ムードも変わり、それに押されてか翠翔はMRを連発して、立ち上がり2-8とリードを許す展開となった。いつもならこのままズルズル終わってしまうことが多かったが、今日は違った。コウのQA、シュンのKO等で追いかけ、ついに19-19と同点に追いついた。しかしここで相手エースも踏ん張ってKCを連続で決め、2セット目は落としてしまった。3セット目はこの大会の特別ルールで、15点マッチで行われる。流れは2セット目を取った相手にあるが、先ほどのスタートのような展開だけは絶対に避けねばならない。ところが試合前の翠翔ベンチは明るかった。「惜しかったぁ。でも次は絶対勝てる。」「私に任せておいて」...などと、相手エースが復活したにもかかわらず明るい前向きな発言が飛び交う。私は「中々いいやん」と思いながら選手たちをコートに送り出した。相手オープニングサーブをショウがいきなりMR。「嫌な展開だ!」と頭を過ぎったが、その不安はすぐに消し飛んだ。アサのSP、スイ、シュンのKO、コウの真下に落とすQAと波に乗り14-6でマッチポイント。最後は相手にミスが出て試合に勝利、大番狂わせを起こすことが出来た。