2019年10月2日
保護者及び生徒の皆さまへ
大阪府立北野高等学校
さわやかな季節となり学校も後期に入ります。さて、4月にお知らせ致しましたように、本校ではスクールカウンセラーをお迎えして教育相談を実施しています。10月2日から12月25日までの教育相談実施日を下記の通りご案内いたします。
記
スクールカウンセラー来校日
※ 原則として1回の面談時間は、授業中は50分、昼休み・放課後は40分とします。
12月より冬時間設定に変わります。(12月3日のみ、考査中のため夏時間のままです) 詳細は相談申し込みの際、ご確認ください。
生徒相談室(本館1階)
(生徒相談室前の階段下左手に待合場所があります)
ア)保護者の方 事前に必ず電話で下記までお問い合わせ下さい。
TEL 06-6303-5661 大阪府立北野高校 保健室
イ)生 徒 (次のうちいずれかで)
朝晩涼しくなりましたが、まだ少し残暑が厳しいですね。夏の疲れというものは、思っているよりも後から出てくることがあります。まだまだ油断せずに、睡眠・食事はしっかり目にとってくださいね。
これまで「ストレスマネジメント」や、「コーピング」といった、ストレスへの向き合い方についてお話してきました。ところで、何を「ストレス」だと感じるか、ということは人それぞれです。ですから、ストレスを感じてその対処をする…という発想ではなく、そもそもストレスをストレスでなくする…という発想の転換をしてみてはどうでしょうか?
写真や絵画は、額(フレーム)も含めて作品だと言われます。 それは、額を取り替えるだけで、ガラリと作品の印象が変わってしまうことがあるからです。これは、人の心理でも同じことで、それを応用した考え方を「リフレーミング」と言います。私たちには、独自の価値観や物の見方があり、いわば、オリジナルのフレームをつけて周りを見ているようなものです。
そのフレームによって、ネガティブに意味付けをしたからこそストレスを感じてしまう…と考えられるのです。そういう時に、意識的にフレームを変えてみましょう。うまくいくと同じ出来事があまりストレスではなくなる、ということが起きますよ‼
例えば、「足の踏み場もないほど物が散乱している」部屋をイメージしてみてください。 その部屋の持ち主を、あなたはどのように表現したくなりますか?
それぞれ、どんな気持ちになりますか?
ちょっと想像して自分に湧いてくる感情をかみしめてみてください。
このように、どのフレームに入れて捉えるかによって、同じ現象でも、全く違って見えてくることがあります。
リフレーミングには、「内容のリフレーミング」と「状況のリフレーミング」の2種類があります。「内容のリフレーミング」は、「だらしない人」を「大らかな人」に言い換えるように、「だらしない」という意味内容を捉え直す手法です。
一方、「状況のリフレーミング」は、「だらしない」という意味内容は変えずに、状況が変わればメリットや長所になるようにリフレーミングする方法です。クリエーター、芸術家の中には、自分のひらめきや直観を大事にしているため、アイディアの元になるようなものは全て出しっぱなしにしておきたい、という人も多いと言います。そういう状況の元でなら、あらゆるものが出しっぱなしの部屋でもおかしくないわけです。むしろかっこいいかも?!
散らかった部屋を見て、「この部屋の持ち主、クリエーターに向いているのかもね。思いつくまま自由にする方が性に合っているみたいだから」と考えてみる。それだけで、同じ散らかった部屋も違う部屋に見えてきませんか。 これが「状況のリフレーミング」です。「強情な人」を、「意志が強い人」と言い換えるのが内容のリフレーミング、「詐欺に合う心配はなさそう」と言い換えるのが状況のリフレーミングです。色々やってみて下さいね!