(在校生・保護者の皆様へ)
本校では、平成11年からスクールカウンセラーをお迎えし、教育相談活動を行っています。中筋さんは、府の教育センターや高校などでカウンセラーとして活躍しておられ、豊富な経験をお持ちです。何か相談したいことがあれば、気軽に相談に来てみてください。
生徒の皆さんへ
こんにちは。スクールカウンセラーの中筋です。今年もよろしくお願いします。
皆さんは、悩みがある時にどうしていますか。誰かに相談することはありますか?自分の中で解決しようと努力しますか?どうしようもなくて悶々とし続けるでしょうか。カウンセリングに訪れる人たちがよく口にするのは、「(友達に)重たいと思われたくない」「(親に)心配かけられない」という言葉です。 それぞれ色々な思いを内に抱えながら、普段は笑顔でふるまっていたりするのですよね。
皆さん、悩みがあるということに、ネガティブなイメージがある人が多いのではないでしょうか。確かに、悩んでいるよりいつもハッピーでいる方が、健康的で良いように思えるかもしれません。でも、悩むことそのものは、人間の成長に案外必要なことではないかと私は考えます。悩むことでついて来る力があります。悩みに持ちこたえられるようになる力、悩みを解決しようとする力…それらは深みのある人間になっていくために大事なこと。
何か悩みがある人は、まずそんな自分を肯定的な目で見てあげて下さいね。そこからどうしていけばよいか考えて行けたら…と思うのです。カウンセラーはささやかながら、そのお手伝いをしています。 カウンセリングも、自分の「悩み力」をつけるためのツールの1つとして、リストアップしておいてもらえたらと思います。
保護者の皆さんへ
今年度もよろしくお願いいたします。新1年生の保護者の方はもちろん、2年生・3年生の保護者の方も、新年度が始まり、我が子が新たな環境の中でうまくやっていけるか、またはどう変化していくか…等、 不安や期待の入り混じった気持ちで見守られていることかとお察しいたします。
北野高校は、学習面だけでなく、行事や部活、進路関連のイベントなど、様々な活動が盛んで、多様な体験の中から子ども達が学び、吸収してゆくことの豊かさは本当に得難いものだと思います。ただ、真面目なお子さんや向上心が高く、積極的なお子さんほど、気持ちが先行して体が着いていかない、頑張りすぎて気持ちが空回りしてしまう…など、気持ちと体のバランスがうまく取れなくなるということが起きやすいということもあります。
高校生という年代は、大きな成長や変化を遂げ、大人になってゆく時期にありつつも、まだまだ護りが必要な時期にあります。親御さんが、具体的にできることは少なくなってきていますが、どういった心持で見守り、声をかけるか…そこに子ども達はとても敏感なのではないかと感じております。
巷には様々な情報があふれ、インターネットで検索すれば色々な知識があふれていますが、目の前のお子さんは他のどんなお子さんとも違う、唯一無二の存在です。そのようなお子さんとどう向き合うかについての答は誰が知っているのでしょう?カウンセラーとして、毎年、似たような症状や行動でSOSを出しているお子さんに出会いますが、背景や解決の方向性が同じパターンに当てはまると思ったことはありません。一人ひとり違う、大切なお子さんについて、ぜひ一緒に考えさせて下さいね。「このくらいで」と思わず、気軽なお気持ちで話しに来ていただければ幸いです。
医療機関(病院)、保健所、教育分野等でカウンセリングをしてきた臨床心理士で公認心理師です。
その他、市民向けや子供向けのストレスマネジメントの研修等も行ってきました。これまでの経験から病気になる前、問題が大きくなる前の予防的なカウンセリングや人生をよりよく生きるためのカウンセリングをしたいと考えています。
学校生活での悩み事や、友人関係、成績、お家の人や先生とのこと、将来のことなど相談の内容はなんでも結構です。言葉にできない不安や焦りなどもあるかもしれません。そういった悩みでも大丈夫です。一緒に考えていきましょう!
・食べることが好きで、特に甘いものが大好きです。
・体に似合わずスポーツが好きです。今でもフットサルをやっています。
・昔から本を読むのが好きです。好きな作家は村山由佳 先生。
・旅行好き。何もなくても出かけていることが多いです。