大阪府立佐野支援学校砂川校 本文へジャンプ

本校の自立活動指導について紹介します。

自立活動とは?
 支援学校には「自立活動」という独自の領域が設定されています。その指導を行うことを通して生徒の人間として調和のとれた育成をめざしていきます。
 「健康の保持」「心理的な安定」「人間関係の形成」「環境の把握」「身体の動き」「コミュニケーション」の6区分の下に示された項目の中から、個々の生徒に必要とされる項目を選定し、それらを相互に関連付けて、具体的な指導内容を設定していきます。

指導体制
   自立活動の指導 自立活動の
時間における指導
対象  全員  抽出
指導計画  担任が作成  専任部が作成
指導時間  学校生活全般
(HR、給食、各教科の授業等)
 一人あたり
週1〜6時間

 本校では、上に示した2つの指導形態を組み合わせています。中心となるのは、専任担当者(1名)と校務担当者(高等部3名・中学部4名)です。「個別の指導計画」の作成を推進し、学年での事例検討会等を行い、指導の充実を図っています。
 「個別の指導計画」の作成にあたっては、入学時に行うS−M社会生活能力検査の結果を生かすことや、「個別の教育支援計画」との関連性を持たせること等を大切にしています。 

主な指導内容
○ 基本動作指導 [PDFファイル]
○ 言語指導(発声・発語) [PDFファイル]
○ AAC(補助・代替コミュニケーション)指導@ -知的障がいを中心に-
  [PDFファイル]
○ AAC(補助・代替コミュニケーション)指導A -自閉症を中心に-
  
[PDFファイル]
○ 情緒・コミュニケーション指導 [PDFファイル]
○ ソーシャルスキル指導
○ 基礎的認知・コミュニケーション指導 [PDFファイル]

その他、生徒の実態や課題に応じて、指導プログラムを立てています。

校内学習会
 支援学校の教育力向上のため、校内での教員向け研修会を企画・運営しています。

平成24年度の内容は、以下の通りです。

● 「個別の教育支援計画」と「自立活動における個別の指
  導計画」について
● 「障がいや病気について」
● 学年事例検討会
● 検査法実習「S-M社会生活能力検査の活用」
● 進路職業学習会
● 「SSTを知る〜ワークを通して」(外部講師)
● 「人権研修〜体罰につながる事例を通して」
● 研究授業

外部専門家との連携
 本校では、福祉医療関係人材活用事業や、府立学校巡回相談事業において、外部専門家との連携を図りながら、自立活動指導の充実を目指しています。
 平成24年度は、臨床心理士理学療法士言語聴覚士の支援を受けて、巡回相談等を実施しました。