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第2回協議会(12月12日)


1.日時   平成23年12月12日(火)13時15分〜15時00分

2.出席者

  協議会委員     本校教職員
A委員 大学教授  校長 村田 徹
B委員 中学校長  教頭 大家 秀夫
C委員 同窓会(鳳志会)事務長 中埜 高彦
D委員 PTA  首席 V
E委員 NPO副理事長  事務局 W,X,Y,Z
  授業者3名
 

3.主なテーマ

 本校教育の活性化に向けて
  ――授業力の向上をめざして

4.協議内容の概略

1 校長から平成23年度の取組概要説明

前回の学校協議会で議論した当校の遅刻問題について、昨年比で3割程度の改善があった。
教員による放課後の進学講座、鳳志会の協力のもと外部講師による講座を開始した。文化部では、学校見学会・学校説明会を精力的に取組み、参加者が昨年より増加した。
来年度に向けて授業力の向上という観点からご意見等をいただきたい。

2 教頭から公開授業実施概要の説明

11月21、25、28日に公開授業を実施し、教育委員会の指導主事を交えて授業内容等の研究協議を行った。また、教員、生徒にアンケートを実施し、学校全体で授業力向上を図っている。


5.提言内容・改善方策

(公開授業の内容について)

・休憩時間の延長で授業を開始したようで、ケジメがついていない。
 「自由奔放」の度が過ぎている。寝ている生徒もおり、それが当たり前の雰囲気。

・生徒が授業内容を理解しているのか。授業内容を生徒の目線に合わすことも必要。

・授業内容がやさしく、分かりやすかった。同じトーンで説明していたので生徒が寝ていたのか?レベルを下げると生徒も寝なくなるのでは。

・生徒が授業に溶け込んでいて良かった。

・机の並べ方が乱雑。生徒と教員の一体感がなく、目的が一致していない。

・勉強するうえで、目的意識がハッキリしていないとだめ。

・教務部の方針として、@授業開始と終了のケジメをつける。A授業に関係のない物を開始時にしまわせる。B私語をきちんと注意する。C寝ている生徒を起こす。と記している。これらを一つ一つ実行すれば、良くなるのでしっかり頑張って欲しい。

・平成21年度の状況と比較すると、雰囲気が変わった。良くなった。生徒の勉強に対する注目度は上がったと思う。

・授業の途中で内容が難しくなった時は、生徒に理解度のチェックが必要。

・英語のレベルが低い、基礎をしっかりと勉強させよ。

・教員が生徒の意欲をどこまで感じ取れるかが重要。授業途中で1〜2分でもリラックスタイムをとればどうか。但し、元の雰囲気に戻れるなら。

・授業に対して生徒を如何に楽しく引き付けるか、「初心忘るべからず」が大事。

・小、中、高と上がるにつれて甘くなっているのでは。規律が大事で、教員の態度・考えによって、生徒も授業中に寝る、喋る、だらけた態度になるのでは。

・授業中に笑いが必要ということではなく、興味の有無の問題。

・生徒全員を教員の方に向かせる事が必要。

・大学でも授業の始まりをキチンとしている。

・生徒が乗れる授業がある、講義型はしんどい。討論は寝ない。

(授業力向上について)

・「卒業生の体験談」を聞かせて、授業に活かせばどうか。

・社会情勢が大きく変化したが、教員は自信を持って指導してほしい。

・「数学」は、問題が解けたら嬉しい、そういう自信・達成感が社会で活きる。社会生活で起きる問題に立ち向かえる力を生徒に教えている。



第1回協議会(7月26日)


1.日時   平成23年7月26日(火)15時30分〜17時10分

2.出席者

  協議会委員     本校教職員
A委員 大学教授  校長 村田 徹
B委員 中学校長  教頭 大家 秀夫
C委員 同窓会(鳳志会)事務長 中埜 高彦
D委員 PTA  首席 V,W
E委員 地元自治会長  事務局 X、Y,Z
F委員 NPO副理事長
 

3.主なテーマ

 本校教育の活性化に向けて
  ――本校教育の方針と今後の展望

4.協議内容の概略

1 校長から平成23年度の学校経営計画の概要説明

身近な地域で積極的に活躍する人材育成が、めざす学校像である。
中期的目標として、授業満足度のアップ、基礎学力の定着、英語検定、ワープロ検定などの受検者の増加。「朝ガク」を通じた遅刻者の減少や障がいのある生徒への適正な支援に取り組む。

2 教務部より方針等説明

生徒が理解できるように、授業方法を工夫改善すること。新カリキュラムを作成すること。「こども未来専門コース」の中身と環境を整備すること。

3 進路指導部より総括

昨年度は、短期大学への進学が増加した。昨年の就職状況は良かったが、現在、求人倍率が昨年比の80%と厳しい。就職関連のポスターや学校のメルマガで情報提供して、生徒たちの進路に対する取組姿勢を高める工夫をしている。

4 生活指導部より総括

「朝ガク」の成果、遅刻指導の改善策(居残り指導)について説明。

5 第2学年の取組説明

進路実現のため本校卒業生を講師とした講演会(45名参加)を実施。

6 文化部より説明

積極的な公開授業や見学会の取組を実施。PTA活動の活性化に向けて取組中。


5.提言内容・改善方策

(遅刻指導について)

・「朝ガク」等の実施で遅刻者数は改善しているが、依然多い状況。遅刻はダメという当たり前の教育が必要ではないか。

・「遅刻」は社会では通用しない。社会人ともっと接触させ、社会の厳しさを教えることも必要。

・T高校では、始業時間が8時10分と早いが、「(毎日の)遅刻者数0人か1人」(校門横に掲示)が続いている。T高で出来て、何故吹田で出来ないのか?

・遅刻に関して、昨年も同じような議論をしていた。いつまでこんな事をやっているのか。もっと、実効性のある事を直ちにやるべきだ。

(その他)

・指導者(教員)にとって整理された授業内容であっても、生徒にとっては面白くないという事実がある。授業方法の改善について取り組んでいると思うが、授業(講義)の「根っこ」が違うのかなという感じがする。そのことを踏まえて、改善を望む。

・進路指導の目的は、将来の進路(社会)で活躍するためのステップであり、進学自体が目的ではない。そういった観点で進路指導に取り組んで欲しい。


 なお、これらの提言を受けて、学校協議会事務局では、遅刻指導として今後とも教員の共通理解を図りつつ足並みをそろえて、「朝ガク」と居残り指導を工夫改善しつつ継続していくことを確認した。



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