挨拶と祝辞

Greetings and congratulatory addresses

『現代史を知り、世界を知る』

後援会会長 田中 慶司

後援会会長挨拶

 創立30周年、心からお祝い申し上げます。  今日の日根野高等学校の姿は、歴代、本校教育に携わられた皆様方のご尽力の賜物であり、ここに集う者全てがその歴史を一度振り返る時であると考えます。又、皆様方におかれましても、この30年の月日を振り返られ、数々のドラマがあったことを思い出されておられることとご推察申し上げます。

 昨今、少子化が進み学校の統廃合なども進むなか、ここ数年の学校教育指針の変化は目まぐるしく、歴史教育にも変化の兆しが出てきております。来年度改定の高校の新しい学習指導要領では、近現代を中心に日本史と世界史を統合した必修科目「歴史総合」(仮称)が新設されることになっています。
更に今回、中央教育審議会が示した方向性を見てみますと、「近代化」「大衆化」「グローバル化」の3つの柱を立て、「日本と世界はどのように結びついたか」「なぜ戦争がすべての人々を巻き込むものになったか」などの問いを設け考察することになっています。そこに通底するものは「アクティブ・ラーニング」の考えで、グループ討議等を通じ「主体的・対話的な深い学び」を実現するということが重視されています。

 これからの歴史は若者が主役であり、大切なことは、様々な角度から時代を読み解き自分なりの視点を養うことです。地道な思考の蓄積が将来の飛躍をより加速させることを願いますとともに、 日根野高等学校の益々の発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。