平成20年度 大阪府立西浦高等学校 学校協議会委員名簿

協議会委員名簿(敬称略)

名  前 職  名
北口 兼資 羽曳野市西浦地区統括区長
内藤 憲孝 ホンダテクニカルカレッジ関西教頭
林   勲 四天王寺大学教授
増田 和一 常磐会学園大学教授
上西 永一 羽曳野警察署生活安全課少年係長
松本 郁夫 羽曳野市立峰塚中学校長
柱尾 友耶 西浦高校同窓会副会長
石山 優子 西浦高校PTA会長

事務局員名簿

名  前 校 務 分 掌
谷口 利広 校長
重田 明彦 教頭
江口  巖 事務長
井上  優 首席教諭
鈴木 正見 首席教諭
宮下  壽 生徒指導部長
石井  至 教務部PTA担当
山本  治 進路指導部長


平成20年度第3回学校協議会報告

日  時:平成21年1月17日(土) 14:00〜16:00

場  所:本校校長室

出 席 者:松本委員・内藤委員・増田委員・北口委員・柱尾委員・石山委員
      学校側…校長以下8名

内  容
1 開会の辞
2 校長挨拶
3 学校からの報告(学校教育自己診断アンケート・喫煙に対する指導)
  
4 協議
  【協議題】
学校教育自己診断集計結果などを基に協議を深め、今年度の協議を総括、次年度の課題を提言する。
  ≪以下、ご意見・ご提言を集約整理≫
  【学校教育自己診断に関して】
・ アンケート項目について、生徒、保護者、教職員の3者が同じ項目について答える形式はよい。
・ 保護者からの意見は、比較的前向きな意見や肯定的な意見が多い。
・ アンケート結果は、今後PTA役員会等からも意見・提言をいただき、学校運営改善に活かす。
・ 回答を頂いていない約65%の保護者がどう考えているのかに課題が残る。
・ 生徒と教職員との結果のずれが著しい項目がある。
・ 生徒と教職員との意識のずれをどう埋めていくかが難しい。同じように厳しく生徒に接しても、ある先生には「ウザい」が、他の先生には「厳しくても、自分のために言ってくれる」と受け取る。この生徒の受け取り方の差は、教職員と生徒との間に信頼関係が築かれているかどうかである。
・ 以前は、遊んで(関わって)くれる先生のところに生徒は集まった。授業だけと割り切るのではなく、短時間でも一緒に遊んだり、関わることが必要。生徒は先生に声をかけてもらっただけでうれしい。
・ 本田宗一郎は、信頼は生徒の話をよく聞くとか、部下の話をよく聞く上司との間に生まれる。聞くという動作で信頼関係が築けると言っている。
・ 教師は、「見られている」という意識が弱い。子どもは教師の言動をよく見ている。以前に言ったことと違うことを言っているなどと敏感である。教師は、もっと見られているという自覚を持つことが必要。
・ 信頼を築くという意味では、教員から保護者への電話数が増えている。担任は保護者の携帯電話を知っていて当たり前、細かく連絡。生徒にも欠席や欠課数が多い者には、細かく連絡するなど、個人宛の連絡が増えている。無断で欠席した場合など、担任が生徒に確認の電話をしているので、生徒も担任に関わってもらっているという意識は持っているのではないか。家庭訪問の数多い実施とともに、電話連絡の多用は、担任を中心とした教職員と生徒・保護者との信頼関係を築くことを大きく貢献。
・ 教職員と保護者・生徒とのアンケート結果のずれは、基準がずれていることが原因。生徒は茶髪を悪いとは思っていない。保護者の中にもそう考える人がいる。
・ 学校として守らせたいルール(命の関わること・時間厳守・提出期限を守る・切れないなど)と、そうでないルール(茶髪・ピアスなど)とに分ける必要があるのでは。
  【喫煙に対する指導に関して】
・ 保護者を含め、茶髪や煙草は人に迷惑をかけていない、自分の問題だと主張して学校の指導に従わない者がいる。懲戒の場面で「学校では吸うなと言ってたやろ」と子どもに言う保護者あり。保護者のこの意識では指導困難。
・ 禁煙教育を繰り返し展開していく中で、厳しい指導をしていくしかない。医者の協力も得て、禁煙に取り組む必要。
5 謝辞
6 閉会の辞

平成20年度第2回学校協議会報告

日  時:平成20年9月12日(金) 14:05〜16:20

場  所:本校校長室

出 席 者:松本委員・内藤委員・上西委員・柱尾委員・石山委員
学校側…校長以下9名

内  容
1 開会の辞
2 校長挨拶
3 施設・授業視察
  体育館トイレ→体育館更衣室→4階→3階→2階の順に視察
4 協議
  【協議題】
府立学校は敷地内完全禁煙であるが、校内においてトイレ等で隠れて喫煙する生徒も見られる。 現在の、本校の喫煙への対応が不十分とも思われる状況が、服装・頭髪等の指導にも悪影響を及ぼしているとも考えられなくはない。 巡視等をさらに強化し正常化に努めるべきであるという意見がある一方、あまり強く指導すると校外での喫煙にはしり、 苦情電話への対応に追われるという意見もある。正常化に向け、今後どのように指導していくべきか。
  ≪以下、ご意見・ご提言を集約整理≫
・専門学校では学生の半分は成人。従って禁煙教育とともに分煙の考え方が必要。 未成年の喫煙には、訓戒・謹慎処分(トイレ清掃)・停学などで対応。 喫煙防止には何らかの罰則が必要だか、回数が重なれば効果減少。 全体で責任を取らせる形で、成人の喫煙許可者を含めて数日間の全面禁煙を実施。 共同責任という形態は、効果あり。
・タバコはタスポ発行以後、コンビニで購入する事例が増加。
・喫煙は、喫煙が常態化して止められないケースの他、友達関係から止められないケース多い。早い場合小学校の4、5年生。
・中学へもファミレス等から苦情あり。大人である店員が「未成年の喫煙はいけない」と思えば、 その場で注意すべきなのに、注意もせず学校に苦情電話を。 大人が自覚をもって、それぞれが子どもに対応すべきことを、学校に丸投げしようという傾向。これでは、学校はしんどいだけ。
・体育館のトイレを閉めてしまうことも考えてはどうか。
・同時に多数で喫煙している生徒に少数で対応するのは困難。対応は相手を威圧する数が必要。
・喫煙しているのが分かっているのに、対応し切れていないのは問題。
・保護者を含んだ全体に対する教育が必要。禁煙教育を実施し、喫煙はよくないことを理解させてから「トイレのドアを閉める」べき。
・生徒に対し「健康のため」「君のため」に喫煙をやめさせたいと教師の意思を明確に伝える。 意思を伝える作業を怠らないこと。
・保護者への文書等での啓蒙が必要。生徒に文書を持ち帰らせても保護者に見せないので、メール便を利用。 学校からのメール便を開封しない保護者あり。しかし、家庭の協力がなければ禁煙困難。
・家庭に全ての原因・責任。
・先生が意思を示すことは重要。ある教員が、相手の「顔を見て」「にこやか、穏やかな表情で」挨拶を実践したら、 学生ばかりではなく、他の教員もよい方向に対応を変化。少年指導でも相手の「顔を見て」は大切。
5 謝辞
6 次回連絡
次回は1月17日(土)予定
7 閉会の辞

平成20年度第1回学校協議会報告

日  時:平成20年5月10日(土) 14:10〜16:15

場  所:本校校長室

出 席 者:北口委員、内藤委員、上西委員、松本委員、柱尾委員、石山委員

内  容
1 開会の辞
2 校長挨拶
着任の挨拶
本年度の西浦高校の方向性について
羽曳野地域新高校PT進捗状況について
3 委員委嘱・委員長選出
委員長を峰塚中学校校長の松本郁夫様にお願いする。
4 西浦高校の現状報告
・ 各学年の生徒の様子や特徴を事務局担当者から報告。
・ 3月28期生の進路状況を報告。現3年生(29期生)の進路希望と比較して説明。
・ 生徒指導については校内喫煙、バイク乗車が重点課題。
・ 昨年度の転退学者、留年者数の報告。仮進級者多いので今後進級卒業が不安。
・ 麻しん流行の兆しがあるので生徒、教職員に対して麻しんについてのアンケートを実施。
・ 体育祭、文化の集いを通して生徒達の学校への定着をめざす。新入生の部活動加入は今のところ低調。
・ 学校食堂の業者が撤退。羽曳野高校の食堂業者の好意で昼休みのみ弁当やパンの販売。食の確保の課題のほかに無断外出等生徒指導上の問題も絡んできている。
・ 授業料は、約3分の1の生徒が減免を希望する見込み。授業料等の徴収に関しては事務室も苦慮している。
5 協議
(1)着席指導について
(2)喫煙指導について
・ タバコについては、中学校でも対応に苦慮。保護者が自宅で喫煙を容認する場合があり指導困難。
・ 6月からカードがないと自販機でタバコが買えなくなるため、カードを成人の先輩などから買う可能性がある。
・ 健康指導の観点から保健所の巡回指導等があり、活用できる。
(3)大麻について
・ 数年前より流行の兆し。大麻の写真やジャマイカの国旗を部屋に飾っている子どもは要注意。
(4)中学校との部活動での連携について
・ 部活動参加の生徒が少ないようだが、西浦高校の体育館やグランドで峰塚中学との合同練習ができないか。
(5)新高校の校名について
・ 西浦の名前にこだわらなくてもよい。伝統のある「白鳥」を入れてはどうか。
・ 「羽曳野」を使用するのであれば、「西浦羽曳野」など「西浦」の名前も入れて欲しい。
・ どういう視点で名前をつけるのかが大事。海外の学校でも地名が入る。
(6)今後の取り組みについて
・ 中学校の現状で言えば、親が子どもの実態を知らない。授業態度の悪い生徒の保護者に2,3日廊下で立ち番してもらったら改善が見られた。
6 委員長のまとめ
(1)新高校の名称については、西浦、羽曳野両高校関係者の意見を十分に聞き、それを参考にしながら検討を進めていただきたい。
(2)色々な課題が山積している。西浦高校だけではなく、このさまざまな課題が子どもの実態である。世の中の動きや流れが子どもに表出している。厳しく、そして温かく指導を進めていく必要がある。そうすれば、子どもは将来、きっとよかったなと思うだろう。
7 謝辞
8 次回連絡
次回は9月12日(金)、授業見学も予定している。
9 閉会の辞

平成19年度 大阪府立西浦高等学校 学校協議会報告

平成19年度は3回の学校協議会を開催しました。年度始めには、これまで本校のテーマとしてきた「地域に認められる学校づくり」に「西浦を居場所に…成功体験を増やし、セルフエスティームを高めるために(不登校・中途退学対応について)」を加え,ご協議,ご提言をいただきました。

第 1 回 目的・テーマ・内容
5月12日(土)
14:00〜16:15

出席=上西・北口・松本・堂上・林・増田・村石委員
テーマ「西浦を居場所に」
・ 委員の紹介、年間予定の説明
・ 本校の現状紹介=各学年の様子、教務・生徒指導・進路・生徒会・特別支援の視点から
・ 中長期プラン・教育目標の説明(校長)
・ 意見交換
・ 提言T=一部の部活動が元気なので、それらのリーダーを中心に行事や他の部活動の活性化を模索
・ 提言U=行事を通して「楽しさ」「達成感」「帰属意識」を生み出し、学校に定着させよ
・ 提言V=教員年齢の構造的課題(高齢化・中間年齢の空洞化)の中、校長のリーダーシップのもと全職員で中長期プランの達成に向けて努力を
・ 次回連絡
第 2 回 目的・テーマ・内容
9月14日(金)
14:00〜6:30
出席=上西・北口・松本・堂上・柱尾・林・増田・村石委員
テーマ「今後の地域との関わり、教育活動の展開」
・ 再編整備について説明
・ 授業視察
・ 各学年から現状紹介
・ 意見交換
・ 提言T=昨年より授業の様子が良い。教員が一定のレベルを維持するために「譲らない」「引かない」姿勢を維持するように
・ 提言U=最後の生徒まで不安を持たず充実した高校生活が送れるように工夫と努力を
・ 次回連絡
第 3 回 目的・テーマ・内容
1月19日(土)
14:00〜16:05

出席=上西・北口・松本・堂上・増田・村石委員
テーマ「生徒が大好きになれる学校つくり」
・ 本校の現状紹介=教務・生徒指導・進路・生徒会の視点から
・ 意見交換
・ 提言T=生徒リーダーを育てる
   提言U=心をひとつにしてできるもの(行事等)を企てる
   提言V=教員側、大人の側の発想も変える
   以上の視点で31期生の最後の生徒を卒業させるよう頑張って欲しい
・ 卒業式臨席の依頼
・ 年度のまとめ、次年度委員の依頼