3学期のスタートに当たり

谷口校長

 本校のホームページにようこそアクセスいただきました。
 皆様には、健やかに新年をお迎えのことと思います。本年も西浦高校をよろしくお願い申し上げます。

 平成21年度も最終学期となり閉校まで1年3ヶ月を切りましたが、職員一同、「挨拶の飛び交う秩序ある元気な学校」の実現をめざして、最後まで元気よく教育活動を展開していきたいと思います。そのような中、活動状況を積極的に発信したいとホームページの更新に努めており、それをご覧になったみなさんから、「学校の様子がとてもよくわかる」「閉校は残念だが、元気よくがんばっているじゃないか」などの温かい励ましの声をいただいています。ありがたいことです。

 年度はじめに今年度の重点目標として次の五つをあげました。
(1)休まず、遅れず登校させる。
 遅刻・欠席を前年比4割減らす。

(2) 授業規律の向上を図る
 共通理解の下、授業規律の徹底を図る。
 懲戒を受ける生徒数を半減させる。

(3) わかる喜びや達成感などを味わわせる。
 授業研究をさらに深め、基礎・基本を重視した授業の展開、少人数授業によるきめの細かい指導に努める。

(4) 帰属意識を高め、中途退学者を減らす。
 活気に満ちた特別活動の実践やガイダンス機能の充実、及び教育相談機能の充実などを通して、自尊感情を高めると共に他者への思いやりの心を育む中で、学校への帰属意識を高め中途退学者を前年比7割減らす。

(5) 進路決定率100パーセントをめざす。
 自己の在り方、生き方を考えさせ、将来への夢を具体的に持たせる指導を徹底し進路決定率100%をめざす中で、卒業時未定者数を前年度比2割減らす。

 現時点で振り返りますとき、大きくクリアーできている項目もあるし、達成できていないものもあります。
 達成できていないものに関しては、その阻害要因を職員一人ひとりが探り、達成のために更なる創意工夫が求められます。  目標の中には、取り巻く社会の状況に大きく左右されるものもありますが、達成のためにすべてに共通して言えることは、「各自がプロとしての自覚をもち、それぞれが押さえるべきことを押さえて、責任をもってきちんとやっていく」ことに尽きるのではないでしょうか。
 3学期のスタートに当たり、自戒しながら原点に立ち返り、しっかりとやっていきたいと思います。

 10月末に植えつけました4,800球のチューリップの球根たち、目にはさやかに見えませんが、順調に育っているようです。4月の開花が、本当に待ち遠しく思います。

 今後も生徒たちの成長を願って学校活性化に全力を傾注する中、生徒や保護者、卒業生、及び職員の活躍ぶりを積極的に発信していきます。引き続き、ご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

平成22年1月4日         

大阪府立西浦高等学校
校長 谷 口 利 広

平成21年度3学期

平成22年3月31日 215回 
平成22年3月30日 今年度の教育目標の達成状況 
平成22年3月29日 チューリップ鑑賞茶話会 
平成22年3月26日 久しぶりの晴れ 
平成22年3月25日 あと7日 
平成22年3月24日 菜種梅雨 
平成22年3月23日 満開の桜も 
平成22年3月19日 異動予定者への赴任予定先通知 
平成22年3月18日 開花が進む 
平成22年3月17日 あきらめない、粘り強い指導 
平成22年3月16日 校庭の桜の開花は 
平成22年3月15日 3学期終業式 
平成22年3月12日 来年度の体制 
平成22年3月11日 高知で開花 
平成22年3月10日 今朝も冷たい雨 
平成22年3月9日 本日現在であと9名 
平成22年3月8日 ハクモクレンの開花 
平成22年3月4日 一般入試で2名の合格者 
平成22年3月3日 学年末テストの最終日 
平成22年3月2日 受動喫煙による健康被害 
平成22年3月1日 卒業生の最後の態度を見習って 
平成22年2月26日 第30回卒業式を挙行 
平成22年2月25日 早朝美化清掃活動 3年生6名を表彰 
平成22年2月24日 あと13名 
平成22年2月23日 前期の入学者選抜 
平成22年2月22日 2年生は学年末テスト 
平成22年2月19日 2年生は、今年度最後の授業 
平成22年2月18日 勇気ある行動 
平成22年2月17日 チューリップの芽
平成22年2月16日 胴上げで慰労
平成22年2月15日 2年生諸君よ、全力を尽くせ
平成22年2月14日 世界を代表する蘭の祭典
平成22年2月13日 バンクーバー五輪が開幕
平成22年2月11日 第33回第7ブロック高校美術工芸展
平成22年2月10日 夕刻からは平年並みに
平成22年2月9日 人数は少なくなっても
平成22年2月8日 高校入試近づく
平成22年2月6日 全力で取り組む姿が印象的
平成22年2月5日 インフルエンザ
平成22年2月4日 本日は立春
平成22年2月3日 美化清掃での表彰
平成22年2月2日 3年生の学年末テスト終了
平成22年2月1日 久々の快挙
平成22年1月29日 光陰人を待たず
平成22年1月28日 万全の備えで
平成22年1月27日 3年生よ、全力を尽くせ
平成22年1月26日 3年生の授業が終了
平成22年1月25日 日脚も伸ぶ
平成22年1月21日 桜の開花前後の気温
平成22年1月20日 式辞や講話
平成22年1月19日 ドッジボール大会
平成22年1月18日 運動部の活躍
平成22年1月16日 今年度3回目の協議会
平成22年1月15日 夜の白くなるのが
平成22年1月14日 性感染症予防に係る講演会
平成22年1月13日 府教育委員会による視察
平成22年1月12日 本日から平常授業
平成22年1月8日 始業式
平成22年1月7日 3学期1回目の職員会議
平成22年1月5日 昨日が仕事始め

215回

本日は、平成21年度の最終日。
本校では、三名の教職員が満期定年退職を迎え、午後、退職辞令をお渡しした。
永年、大阪府のために、そして本校のために尽力された多大なご功績を称えるとともに心からご慰労申し上げたい。

  昨年度からホームページに「校長室から」の欄を設け、外への発信に心がけてきた。平成20年度は掲載回数150回、今年度は本日分を含め215回となった。学校のことがよくわかり楽しみにしているという声を多く耳にする。215回が多いか少ないかの判断は自分ではできないが、少なくとも来年度はこの回数を上回りたい。

  いよいよ明日から西浦高校の最終年度がスタートする。よりよき形での閉校に向け、全力を傾注する。

(平成22年3月31日)

 

今年度の教育目標の達成状況

平成21年度も大詰め、あと2日である。
今年度、学校教育目標として五つを掲げたが、お陰をもって概ね達成できたと喜んでいる。

五つの目標ごとに総括する。


平成21年度 教育目標の達成状況

1 休まず、遅れず登校させる

  概ね達成できた。
欠席者数を42%減少させた、また遅刻・早退の数も減らせたことは、大きな前進である。
  前年度比(在籍者数考慮)
欠席者数 42% 減
遅刻者数 10% 減
早退者数 25% 減

2 授業規律の向上を図る

  概ね達成できた。
授業態度不良で指導を受けた生徒の数が激減した。
懲戒を受けた生徒の数は8割減。

3 わかる喜びや達成感などを味わわせる

  概ね達成できた。 12月に実施した学校教育診断アンケートの結果、生徒の「授業は楽しく、よくわかる」が昨年40.2%→ 52.3%に、「学習への努力は生徒に評価されている」は昨年58.9% → 67.7%に肯定的回答が増えた。
保護者の「子どもは授業を楽しく、よくわかっているようだ」は昨年44.1% → 52.4%に、「子どもの学習への努力は正当に評価されている」は昨年87.4% → 88.3%に肯定的回答が増。

  4 帰属意識を高め、中途退学者を減らす

  概ね達成できた。
中退者数が大幅に減った(前年度比7割減)。わかる喜びや達成感などを味わう中で、帰属意識も高まったものと考えられる。

5 進路決定率100%をめざす

不況の中、求人数が半減し、学校紹介による就職は大変厳しかったが、あきらめない粘り強い指導の下、成果をあげた。進学においても、一般入試で数名がこれまでかなわなかった中堅4年制大学に合格するなどの実績をあげた。

(平成22年3月30日)

 

チューリップ鑑賞茶話会

このところ気温が低く、開花した桜も朝夕凍えているのだろう緩やかな歩みとなっている。花見の宴も寒い寒いを連発しながらだろうが、長く楽しめてよいという見方もできる。校庭の桜も見ごろとなってきた。

楽しみにしている校庭のチューリップが、咲き始めてきた。まだちらほらの状況だが、これからどんどん咲いてくるだろう。鑑賞茶話会を4月10日に開くことは3/23の本欄で予告したが、予定どおり実施する。
この日には、8割以上が咲き揃うだろうと思う。

当日は、本校クッキング部の生徒諸君が焼いてくれるクッキーをご賞味いただくことになっている。11時から始めるが、一人でも多くの方にご参加いただきたいものだ。

(平成22年3月29日)

 

久しぶりの晴れ

昨夜は雨も止み喜んでいたが、今朝登校時、またしても小糠雨。何となく気持ちが沈んだが、その後段々と回復し10時過ぎには清々しい天候となった。
久しぶりの晴れで、全体としては5分咲きの桜もうれしそうな表情を見せた。

来年度は、教員系が常勤21名・非常勤5名の合わせて26名、そして事務系が5名の計31名体制の小所帯となる。昨日は、職員室の机の配置換えも行われた。
新年度の準備が着々と進んでいる。

(平成22年3月26日)

 

あと7日

夜には止むように聞くが、花冷えの雨が降り続いている。

平成21年度は、あと7日となった。本日午前、今年度最後の運営委員会、職員会議を開いた。
今年度、五つの教育目標を掲げたが、概ね達成できた。欠席者数が大幅に減り、遅刻も減った。さらに、中退者数も懲戒を受けた生徒の数も激減した。まだまだ課題は少なくないが、お陰さまで順調に経営できていると思う。

  4月1日の職員会議では、西浦の最終年度の教育目標や経営方針を示したい。

(平成22年3月25日)

 

菜種梅雨

3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花(別名 菜種)の咲いている時期に降り続く雨のことを「菜種梅雨」(なたねづゆ)と言う。今日も降り続く先日からの雨は、まさに「菜種梅雨」である。
菜の花をはじめ色々な花を咲かせるという意味で、「催花雨(さいかう)」という別名もあるようだ。また、春霖(しゅんりん)とも言う。

  この時期の優しい雨のことを、春雨(はるさめ)と呼ぶ。早春から夏にかけては、植物にとって成長を促す大切な雨が降ることから、植物の名前が付くものが多い。5月初旬は「筍梅雨」(たけのこづゆ)、そして、5月中旬からは「卯の花腐だし」(うのはなくだし)。
日本語が持つ独特の柔らかい和む雰囲気がある。

  明日は、今年度最後の職員会議だ。

(平成22年3月24日)

 

満開の桜も

4月からの非常勤講師の陣容も固まり、来年度の体制がすべて決まった。
煩雑な業務を教頭・事務長がてきぱきとこなすので、来年度の準備も順調に進んでいる。有り難いことである。

校庭の桜(ソメイヨシノ)だが、早いものはこのところの陽気でもう満開である。ただ今日は小雨の中、花冷えで少し可愛そうに思うが。

  チューリップも花芽が伸びてきた。こちらも、早いものは月末には開いてきそうな勢いだ。今の予定では、鑑賞会を兼ねての茶話会を4月10日(土)に開きたいと思っている。多くの方に出席していただきたいものだ。
時間等の詳細は、ホームページなどでお知らせしたい。

(平成22年3月23日)

 

異動予定者への赴任予定先通知

春は異動の季節でもある。
本日、4月1日付けで他校へ異動となる方の赴任予定先を本人に通知した。
今回、9名の教諭等が他校へ異動予定となっている。9名については、本校での勤務年数の多い少ないはあるが、いずれの方も本校の発展のためにご尽力いただいた方ばかりだ。謝意を表すると共に、新たな赴任先でのご活躍、ご発展をお祈り申し上げたい。

(平成22年3月19日)

 

開花が進む

例年先陣を切って咲き始める校庭の桜が開花したことは昨日お知らせしたが、他の木でも開花が進んだ。
明日は比較的気温が低いようだが、明後日からは暖かい日が続くようなので、今後どんどん開いてくることだろう。

明日は、異動予定者本人への行き先を通知する日である。いよいよ平成21年度末も押し迫ってきた。

(平成22年3月18日)

 

あきらめない、粘り強い指導

暖かい穏やかな天気だった。陽気につられ校庭の桜が開花してきた。早い開花である。

昨日、堺市美原区にある大学の卒業式に参列した。
舞台上の来賓席から一部始終が見えたが、厳かな式であった。私は、事情があって自分の卒業式も参列せずに終わり、大学の卒業式を経験するのは今回が初めてであった。
各地での成人式などでの騒動を報道等で見聞きするし、かなり高いレベルの大学の卒業式においても、ふまじめな態度の学生が往々にして見られるという。そのような中、代表となって壇上に上がる生徒の所作等はもちろんのこと、一般学生の服装・頭髪、及び式に臨む態度等、想像したものを遥かに超える立派なものであった。
事務局に知人がおられるので舞台裏をお聞きしたところ、やはりきちんとした指導が為されていたのである。日々のコツコツとした指導があったのである。それに加えて、式場設営や来賓への配慮等においても、随所に創意工夫と努力の跡が見られた。

あきらめない、粘り強い指導の積み重ね、周到な準備の大切さを、再認識した一日であった。

(平成22年3月17日)

 

校庭の桜の開花は

雨がよく降る。今朝は、早い時間に止むような予報だったので喜んでいたが、家から最寄り駅まではしとしと、それに大和川を渡るとき風も強かったので足元が濡れた。
この雨は、桜やチューリップにとっては恵みの雨だが、今盛りのハクモクレンには恨みの雨である。

いったん登校した後、近くの大学の卒業式(学位授与式と呼ぶらしい)に向かう。事情があって、私は自分の大学の卒業式にも出ていない。初めての経験となる。
来年度は、西浦高校としての最終年度。卒業式終了後、小休憩の後、引継ぎ式を行う。校種は違っても、他校の式は参考になる。そういった眼でしっかりと学んできたい。

四国、九州などから、桜の開花のニュースが相次ぐ。
校庭の桜(ソメイヨシノ)だが、早いものはあと三、四日で開花しそうな勢いである。この調子だと、月末には満開となりそうだ。
昨年は4月8日から9日にかけてが満開だった。1週間以上も早いことになる。

桜吹雪が舞う中でのお花見は、なかなか味わえない。贅沢の極みのひとつと考える。
弘前城の桜の美しさは、つとに有名である。私は、真夏にしか訪れたことが無い。弘前城の桜吹雪のDVDをもっているが、この世のものとは思われないほど見事だ。
今年は、4月の3日、4日が土・日曜である。贅沢の極みが、近場で楽しめるかも。

  桜にまつわる言葉をいくつか拾い上げてみた。

桜狩(さくらがり)     花見
花盛り(はなざかり)    満開の桜
花影(はなかげ・かえい)  水面などに映った桜花の影
花明り(はなあかり)    夜、満開の桜のまわりがほのかに明るく感じる様子
花衣(はなごろも)     花見に行く際の女性の美しい着物
花疲れ(はなづかれ)    花見に行って疲れること
花守(はなもり)      花の番をしている人
花篝(はなかがり)     夜桜を見るために花の下で炊かれる篝火
花筵(はなむしろ)     桜の花びらが一面に散り敷いている様子
花曇(はなぐもり)     桜の頃に多い曇天。花を養うとの意で
花の雨(はなのあめ)    花見の頃に降るあいにくの雨「桜雨」
花の風(はなのかぜ)    桜を散らしてしまう恨めしい風
花の雪(はなのゆき)    雪のように散る桜花
零れ桜(こぼれざくら)   散る桜
花筏(はないかだ)     水面に散った花びらが吹き寄せられ流れていく様子
残花(ざんか)       散り残った桜花
桜流し(さくらながし)   散った花びらが雨や水に流れていく様子

(平成22年3月16日)

 

3学期終業式

本日、9時30分から体育館に於いて、平成21年度3学期の終業式を行った。
私からの講話の後、第7ブロック美術工芸展で優秀な成績を収めた生徒の伝達表彰を行った。その後、生徒指導部長並びに進路指導部長から話があった。お二人の話の内容はよく練られており、わかりやすく話された。
生徒諸君の式に臨む態度がよく、静かに話を聞くことができた。成長してきたことを窺わせた。本校最後の生徒となるわけだが、来年度さらなる成長を願う。



3学期終業式 講話

生徒諸君おはよう。
改めて言うまでもなく、本日ここに出席できている人は、2年生の課程を終えることができた人だ。3年生に進級できる。おめでとう。
君ら承知のとおり、高等学校は小中学校と違って月日が経てば進級し、卒業できるというものではない。出席日数をクリアーし、一定の成績をあげなければ進級・卒業ができない。
それをクリアーし、3年生に進級できることになった君たちを称えたい。

2月の26日に、今年度の卒業式を行った。大勢の来賓や保護者、及び在校生代表が出席する中、厳かで立派な卒業式ができたと喜んでいる。何がよかったかと言えば、この中にもたくさんの出席者がいるのでその人たちが一番よくわかっていると思うが、卒業生並びに在校生代表の式に臨む態度がとてもよかったことだ。服装や頭髪なども含めてのことである。
ご臨席いただいた中学校の校長先生方も、厳粛な雰囲気のいい式であったと感心されていた。
来年は君らの番になるが、さらに上をめざそう。

卒業式はひとつの例だが、このように、今、西浦高校の地域の人たちからの評価は徐々に上がっている。そのことを、私は校長として強く感じている。西浦高校のことを真剣に考えている諸君は、私と同様の感想をもっていることと思う。

  来年度は、西浦高校の最終年度。その西浦の最後を飾る主役は君たちである。
今高まりつつある西浦の地域の人たちからの評価をさらに高めて、地域のみなさんから、卒業生のみなさんから、そして関係するすべての人たちから「西浦高校は最後、本当によくなったな」と言って貰えるようにして行こう。

気がついている人が多いだろうが、正門から入ってきた前庭や本館等南側の庭に植えた4,800球のチューリップが順調に育っている。4月の始業式までには咲いてくるだろう。君たちの最終年度を彩ってくれることと思う。楽しみにしている。

  通用門から出入りしている人の中には、まだ見ていない人もいるのではないか。今日はぜひ、帰りに見て欲しい。

(平成22年3月15日)

 

来年度の体制

久しぶりに、日中気温が上がった。羽曳野地域でも、最高気温は17度を記録したようだ。

本日午前、職員会議を招集し、平成22年度の分掌等の体制固め(主任や担任等の決定を含む)をした。直ちに、新運営委員会を開き細部をつめ、午後からの職員会議に提示した。
来年度の常勤の職員数だが、校長・教頭を含め教員系が21名、行政職が事務長を含む5名の計26名である。小所帯となるが、それを逆に生かし連携を強化する中、全教職員が一丸となって学校教育目標の達成のため、またよりよき形での閉校に向け全力を尽くすことが求められる。

  終業式は、15日の月曜日に実施する。

(平成22年3月12日)

 

高知で開花

昨日は、日本列島どこも大荒れの天候であったようだ。九州でも、各地で雪が積もったと聞く。
一方、高知からは桜の開花のニュースが届いた。観測史上、最速タイ記録だという。その他のところでも、早い開花となりそうだ。
今日は穏やかな天候で、気持ちがよかった。

  春は人事異動の季節である。本日、府立学校でも平成22年度当初の異動予定者の本人通知があった。
本校では、来年度3年生のみとなる。よって、多くの職員が異動を余儀なくされる。本日午前中、当該職員に私から通知した。
なお、赴任先が決まるのは、もう少し後のことだ。

(平成22年3月11日)

 

今朝も冷たい雨

冷たい雨が、朝から降り続いている。夜半まで続くようだ。

2/24付け本欄で、本校の学校紹介での就職希望者のうち、まだ内定を得ていない生徒の数は13名であることを報告した。うれしいことに卒業式(2/26)後も内定者が徐々に出ており、本日現在であと9名(内定率76%)となった。
なお、受験し合否発表待ちの生徒が4名いる。当然のことだが、全員の内定獲得をめざす。

普通科高校生就職支援事業によるコーディネーターの方が11月から派遣されているが、本校の大きな力となっている。是非ともこの制度の継続を、とりわけコーディネーターの4月当初からの配置を切に望む。

(平成22年3月10日)

 

今朝も冷たい雨

冷たい雨が、朝から降り続いている。夜半まで続くようだ。

2/24付け本欄で、本校の学校紹介での就職希望者のうち、まだ内定を得ていない生徒の数は13名であることを報告した。うれしいことに卒業式(2/26)後も内定者が徐々に出ており、本日現在であと9名(内定率76%)となった。
なお、受験し合否発表待ちの生徒が4名いる。当然のことだが、全員の内定獲得をめざす。

普通科高校生就職支援事業によるコーディネーターの方が11月から派遣されているが、本校の大きな力となっている。是非ともこの制度の継続を、とりわけコーディネーターの4月当初からの配置を切に望む。

(平成22年3月10日)

 

本日現在であと9名

今朝も冷たい雨が降り続く。予報では夕刻まで・・・・・・。
卒業式の日(2/26)も、あいにくの雨天だったが、今日のように気温は低くなかった。低温だったなら、何かと大変であっただろう。
当日は不運と少しだけ天を恨んだが、今になって振り返ると恵まれたのだ。事実、終了後、参列者が帰られる時間帯も、大降りしなかった。

校長としての職務は数多くある。その数多く中で執行に当たって、「辛いなぁ――、できることなら避けたいなぁ」と思うことが幾つかある。その際たるものが、原級留置の申し渡しである。いわゆる、「落第」の申し渡しだ。
入学した以上、何とか全員卒業して欲しいと願いつつ日々の教育活動を展開している。当然のことである。しかしながら、生徒本人が何らかの阻害要因に耐え切れず、進級規定をクリアーすることなく不認定となってしまうケースが出る。
残念な結果になった場合、保護者同席のもと校長から申し渡しをするわけだが、これほど辛い業務はない。

今、その時期だが、今年度はその数も昨年度比7割減となり喜んでいる。来年は、ゼロにしたいものだ。

(平成22年3月9日)

 

ハクモクレンの開花

このところ雨が多くうんざりしていたが、今朝は久しぶりの晴れ。気温も低く、凛としてとても気持ちがよかった。
ハクモクレンの花が、どこの庭でも開きかけてきた。20年ほど前には、ハクモクレンの開花は3月の25日ごろであった。それが徐々に早くなっている。
我が家の木で言えば、昨年の見ごろは3月20日であった。今年は、さらに早くなりそうだ。ハクモクレンの花が終わると桜の開花となる。ということは、桜の開花も早まりそうな勢いである。

先週の日曜は東京マラソン(前身は東京国際マラソン)が、昨日はびわ湖毎日マラソンが行われ、テレビで観戦した。私は自身がランナーであったともあり、マラソンや駅伝のテレビ観戦を大きな楽しみとしている。両大会とも出場経験があるが、今回はどちらも雨中のレースとなり、選手もスタッフも大変であっただろう。特にスタッフのご苦労はいかばかりかと、そういった思いで観戦した。
日本の女子選手の層の厚さは今世界一だが、男子はアフリカ勢などの後塵を拝す状況がここ何年も続いている。だが、両大会とも久しぶりに日本人選手の活躍が目立ち、大いに溜飲を下げた。
近々、学生を含む若手有望選手を中心とした代表候補たちが、ニュージーランドでの合宿練習に出発するようだ。「マラソン日本」を復活させ、2年後のロンドン五輪では、男女ともメダルを獲得して欲しいものだ。
なお、昨日は篠山マラソンも開かれた。本校からもお一人出場し、完走を果たされた。

(平成22年3月8日)

 

一般入試で2名の合格者

12/15の本欄で、本校の大学等の合格状況(四年制大学30名・短大12名)をお知らせしたが、その後本日までに、大学5名、短大2名(四年制大学35名・短大14名)の合格者が出た。その中で特筆すべきは、一般入試で2名(大阪体育大・近畿大)が合格したことだ。近年なかったことで喜んでいる。

今日は、最高気温が13度位までしか上がらないようだ。最低気温は7度。少し肌寒く感じる。昨日、校長室のストーブを倉庫にしまって貰ったが、もう少し置いておくべきだったかと・・・・・・。

(平成22年3月4日)

 

学年末テストの最終日

本日が学年末テストの最終日であった。2年生諸君は全員、全力を尽くしてくれたことと思う。結果が楽しみである。

校庭のチューリップについてはこの欄で再三触れているが、日に日に成長している。
七つの区画に、面積に応じて4名〜10名くらいの人数(生徒・保護者・卒業生・地域の方々・教職員など)を割り当て植え付けた。植え付けた後、「どこの区画が整然と美しく咲くだろう」「同じ所から仕入れた球根、そんなに差は出ないだろう」「他に比べて大きな差が出たところは、始末書ものだ」などとワイワイやったものだ。

  最終的にどうなるかはわからないが、現時点でもかなりの差がついている。ビシッときれいに揃って、どんどん成長している所もあれば、そうでない区画もある。条件の違いもあるので一概には言えないが、日当たりに遜色はないので、いかにマニュアルどおりにきちんと植えたかどうかが勝負だと思う。
だれがどこを担当したかはっきりしているので、最終的な結果が楽しみである。

  今日も二人の校務員が何かと忙しい中、チューリップの合間、合間に伸びてきた雑草をきめ細かに抜いてくれていた。これほど丹精込めているのだから、4,800球が咲き揃ったときは、それはそれは圧巻であろう。

  ホームページでも、ぜひ披露ようと思っている。楽しみにしていただきたい。
もちろん、お近くの方は来校していただき、直にご覧になって欲しいのだが。

(平成22年3月3日)

 

受動喫煙による健康被害

喫煙者が出す煙は、たばこを吸わない人にとって不快なものだ。受動喫煙が健康被害につながるとのデータは数多い。多数の人が集まる所で禁煙を原則化していくのは、世の中の進むべき方向である。
受動喫煙の害についての認識が広まっていることを感じる。病院や公共の施設では、禁煙が当たり前になってきた。飲食店や喫茶店でも最近分煙がすすみ、禁煙のところも増えてきた。うれしい限りである。

厚生労働省は、このほど不特定多数の人が利用する場所では原則として全面禁煙にするよう、全国の自治体に通知した。健康増進法にもとづく措置だ。これまでは「分煙」でもよいとしてきたが、受動喫煙を防ぎきれないため、ルールを強化するのだ。ただし、罰則はない。

  神奈川県では、罰則付きの「受動喫煙防止条例」の4月施行を決めるなど、自治体が先んじて動き出し始めている。大阪府も見習って欲しいのだが・・・・・・。
厚生労働省の通知は強制力を持たないが、人が集まる場所での原則禁煙ルールを全国に広げることにつながるだろう。

  10月からは、たばこの値段が1箱あたり約100円値上げされる。「青少年の喫煙は大人の責任である」と喫煙を日ごろから苦々しく思っている私などは、千円くらい値上げしてもらえないものかと・・・・・・。

日本人成人男性の喫煙率は、先進国の中では高く30%台半ばらしい。値上げを機に、禁煙に踏み切る人が増えて欲しいと願う。

(平成22年3月2日)

 

卒業生の最後の態度を見習って

今日から3月。
3年生が卒業し、いよいよ2年生のみとなった。
わかっていることとはいえ、現実になると寂しいものだ。

  それにしても、予想以上にいい卒業式となった。何より、卒業生、在校生代表とも、服装・頭髪等も含め、式に臨む態度がよかった。やればできるのだ。それを実証した。

  残った2年生諸君は、西浦最後の生徒である。第30期生の最後の態度を見習って、日ごろからしっかりとやって欲しい。きっと実行してくれると期待している。

  学年末テストも、明日、明後日の2日間となった。力を出し切れ。

(平成22年3月1日)

 

第30回卒業式を挙行

本日、10時から23名の来賓ご臨席のもと、第30回卒業式を挙行した。  天気が心配されたが、早い時間には雨も激しく降ることは無く、無事終了できた。卒業生、在校生とも、式に臨む態度がよかった。終わってから来賓の多くからお褒めの言葉を賜った。けっしてお世辞ではないだろう。
とにかく、無事終了することができ何よりだ。ご支援、ご協力いただいた皆さんに感謝したい。

 卒業生諸君には、健康に留意し大きく羽ばたいて欲しいものだ。幸多かれしことを切に祈る。
 以下は、私の本日の式辞である。


第30回卒業式 式 辞



あいにくの天候で日本晴れとはいきませんでしたが、梅の花が馥郁と香る佳き日、厳かに本校第30回卒業式が挙行されますことは、慶びに堪えません。
ご多用の中、ご臨席賜りました大阪府教育委員会代表 奥野雅由 様、大阪府議会議員 阪倉久晴 様をはじめご来賓の皆様方には、西浦高校を代表しまして、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございます。

30期生のみなさん、卒業おめでとう。
保護者の皆様には、お子さんのご卒業、まことにおめでとうございます。心から祝福申し上げます。

卒業生諸君は、これからそれぞれの人生を歩むわけだが、人生行路はいつも順風満帆とは限らない。日本の社会は、未曾有の不況からまだ立ち直ることができず、今しばらくは冬の時代が続きそうだ。だが、決して悲観することはない。何事もあきらめずに、まじめにコツコツと努力することを継続して欲しい。そうすれば、必ず春は訪れるだろう。
そう信じたい。
今、スポーツや芸術などさまざまな分野で、君らと同年代の若い人の活躍が目立つ。
例えば、ゴルフの石川 遼(いしかわ りょう)選手、フィギュアスケートの浅田真央(あさだ まお)選手、スピードスケーでの15歳のオリンピック代表・高木美帆(たかぎ みほ)選手、卓球の石川佳純(いしかわ かすみ)選手、体操の北京オリンピックゴールドメダリスト・内村航平(うちむら こうへい)選手、20歳で囲碁の名人位を獲得した井山裕太(いやま ゆうた)さん、17歳で将棋の女流名人位に就いた里見香奈(さとみ かな)さん、そして世界的なコンクールで優勝した全盲のピアニスト辻井伸行(つじい のぶゆき)さんなどが挙げられる。
これらのみなさんは、恵まれた素質を備えていることは間違いない。だがその素晴らしい実績は、抜きんでた素質だけで為し得たものではない。君らはそのことに気がつかなければならない。そこには、必ずや血の滲むような努力があることを忘れてはならない。努力が欠かせないのである。
君たちも、何事も途中であきらめることなく努力を積み重ねて欲しい。努力の継続が何よりも大切だ。

江戸時代の儒学者・佐藤一斎(さとう いっさい)が、次のような言葉を遺している。「少にして学べば、即ち壮にして為すことあり。少にして学べば、即ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、即ち老いて衰えず。壮にして学べば、即ち老いて衰えず。老いて学べば、即ち死して朽ちず。老いて学べば、即ち死して朽ちず」。
「幼い頃に学ぶ楽しさが身につけば、大人になった時、社会の役に立つ人間となる。30歳を過ぎて学ぶ意欲が湧けば、中高年で人生が充実し、周囲を明るくする。70代、80代になっても学び続ける人は、後々の人々の大きな目標となる」という意味である。生涯を通して学び続けようとする姿勢が大事であると述べているのだ。
まさに、幾つになっても学ぶこと、努力することが求められるのである。
卒業生諸君にも、生涯を通して学ぶこと、努力することを忘れないでさまざまな困難を乗り越えていくことを望む。私も生涯を通して学ぶこと、努力することを肝に銘じたい。

人間の可能性は無限である。「念ずれば花ひらく」ことを信じ、「飽くこと無く可能性を求めて」お互いに努力を積み重ねていこう。
30期生諸君の人生行路における健闘を祈って式辞とする。

平成22年2月26日         

大阪府立西浦高等学校
校長 谷 口 利 広


(平成22年2月26日)

 

早朝美化清掃活動 3年生6名を表彰

本日午前、体育館で卒業式の予行演習を実施した。
その中で、先日の美術展で受賞した3年生美術部生徒2名の伝達表彰を行った。
また、同窓会 柱尾 会長にもご出席賜り、祝辞を述べていただくと共に同窓会についての説明をして貰った。

終了後、校長室において早朝美化清掃活動で功績のあった3年生6名を表彰した。
協力回数50回以上の5名には、表彰状と顕彰メダルを授与、1名には記念品を授与した。
これらの生徒たちの示した尊いボランティア精神は、全校生徒の範となった。大いに称えたい。彼らの思いを、現2年生が受け継いでくれることに期待する。

  表彰終了後、関係教職員を交えて和気藹藹(わきあいあい)と、昼食会をその場で催した。

  明日は卒業式だが、8時ごろから降り始め、終日雨の予報となっている。「集合時、解散時、何とか・・・・・・」の思いで一杯だ。

(平成22年2月25日)

 

あと13名

今年度の就職戦線が、未曾有の厳しさであることは既報のとおりである。
文部科学省が、12月末現在の全都道府県の内定状況をまとめたものを発表した。これを見ても、全都道府県でかつてない厳しさであることが歴然である。

本校でも、学校紹介就職希望者のうち12月末現在で21名が内定を得てなかった。以後も、進路指導部や3年学年団、及び11月から配置された外部からの支援員等により、精力的に内定獲得に向け動いてきた。
その結果、あと13名までに漕ぎ着けた。また、現在、選考の結果待ちやこれから選考に臨もうとしている生徒が3〜4名いる。
3日後に卒業式が迫ったが、内定獲得に向け卒業式後も引き続き対応していく。

当該の生徒たちは辛いだろうが、支援するのであきらめること無く粘り強く取り組んで欲しい。

(平成22年2月24日)

 

前期の入学者選抜

本日は、前期の入学者選抜の学力検査の実施日だ。明日は面接が行われる。駅や電車の中では、早朝から中学生が目立った。それぞれが、持てる力を出し切って欲しい。
本校の教員も留守番の数名を除いて、早朝から懐風館高校の業務に携わっている。よって、今日、明日と生徒は休業。校内は静まりかえっている。そのような中、事務や校務員を中心に卒業式の準備に余念がない。

卒業式は学校にとって最も大きく、重要な行事である。お忙しい中、大勢の来賓もお見えになる。その他見えない部分での業務が数多くあり、それらを一つひとつ遺漏無くクリアーすることにより成立するのである。本校では、教頭・事務長以下、持ち場、持ち場でそのあたりをきちんと押さえて貰っているので、校長として安心している。
有り難いことだ。

(平成22年2月23日)

 

本日から2年生は学年末テスト

本日から2年生は学年末テストである。
登校して来る生徒一人ひとりに「テストがんばれよ」と声をかけたが、反応のよい生徒がほとんどであった。とても気持ちがよかった。
1時限のテスト、各教室を巡回したが、一生懸命の姿が垣間見えた。結果も出して欲しいものだ。

テスト終了後、椅子並べなど卒業式(2/26)の式場設営を行った。明日、明後日が懐風館高校の入学者選抜(府立高校・前期入試)である。本校教員も携わる関係で2日間休業となり、早めの準備だった。よって、学年末テスト2日目は、25日(木)となる。

(平成22年2月22日)

 

2年生は、今年度最後の授業

今朝も冷えた。 私は未だだが、友人が今朝、初音(鳥類がその季節初めて鳴き声をあげること。特にウグイスの初さえずりをいう)を聞いたそうだ。
我が庭にもウグイスが訪れているはずだが、明るくなってから鳴くので毎朝4時45分に始動し、薄暗い中、出勤する私には聞こえていないのだろう。明朝は土曜日、初音を聞くことができるかも。初音にかこつけ、明日は朝寝と決め込もう。
なお、ウグイスは、春鳥(ハルドリ)、春告鳥(ハルツゲドリ)、花見鳥(ハナミドリ)、歌詠鳥(ウタヨミドリ)、経読鳥(キョウヨミドリ)、百千鳥(モモチドリ)、匂鳥(ニオイドリ)、黄鳥(コウチョウ)、人来鳥(ヒトクドリ)、金衣公子(キンイコウシ)など多くの異称をもつ。

2年生は、本日が学年末テスト最後の授業であった。来週月曜日、22日から最後のテストである。明日、明後日、しっかり準備をして臨んでくれることと思う。
期待する。

(平成22年2月19日)

 

勇気ある行動

東京都杉並区のJR高円寺駅で2月15日夜、若い女性がホームから転落した。これを停車中の電車内で目撃した会社員が、すぐに駆け寄って線路に飛び降りた。女性が転落したのは、反対側のホームからだった。
女性に声をかけたが反応がなく、電車の警笛が聞こえたためレールとレールの間の枕木部分に女性を寝かせ、自分はホーム下の退避スペース(奥行き約60センチ、高さ約1メートル)に移動した。
直後に進入してきた快速電車(10両編成)は、ホームの手前約100メートルで非常ブレーキをかけたが女性の上を4両目まで通過し、5両目で止まった。女性はホームから転落した際、頭を打ち意識を失ったようだ。間一髪で女性は救われた。
女性が横たわっていた電車の下と枕木との間は、高さ約30センチ、レールとレールの間は1メートルしかなかったようだ。また、救助した男性が線路に飛び降りてから電車がホームに進入するまでわずか1分ほどだったそうだ。

  助けた男性は、東京都昭島市に住む会社員佐藤弘樹さん(24)だった。佐藤さんは「女性が転落するのを見て驚いたが、とっさに助けなければと思った。女性にけががなくて本当によかった」と話しているそうだ。
東京消防庁は17日、感謝状を贈り勇気ある行動を称えた。
  世の中には立派な方がいるものだ。佐藤さんの勇気ある行動に感動した。自分がもし同様の場面に遭遇したとき、冷静沈着にこのような勇気ある行動がとれたかどうか、はなはだ自信はない。

  殺人事件や振り込め詐欺、或いは「政治と金の話」など、殺伐としたニュースが相次ぐ中、スポーツ以外での久々の明るいニュースであった。

(平成22年2月18日)

 

チューリップの芽

このところの暖かさに体が馴染んでいたので、今朝の低温は結構こたえた。

本校のホームページをご覧の方はご存知のとおり、昨秋、チューリップの球根を大量(4,800球)に植えつけた。その球根だが、10日ほど前から芽が覗きはじめた。まだ数センチという大きさだが、とにかく無事芽を出してきたということで、とてもうれしく思っている。その芽も、今朝の低温(羽曳野地域)には驚いたのではないか。これから日一日と成長してくれることだろう。

3月末か、4月に入ってからになるかわからないが、開花が楽しみである。


(平成22年2月17日)

 

胴上げで慰労

本校では、3月末をもって2名の教員が定年退職する、
そのうちの一人保健体育科の井上 優教諭も、近々最後の授業を迎えようとしている。本日3限、体育館での2年生の授業の終わりがけ20名ほどの教員が駆けつけ、慰労の意をこめ花束を贈ると共に、皆で胴上げを行った。私も教頭も同席し、一緒に永年の功績を称えた。
なお、井上教諭は再任用で、引き続き府立高校に勤務することが決まっている。

バンクーバー五輪は4日目を迎えた。女子モーグルでの上村愛子選手の4位、スピードスケート女子3000mの穂積雅子選手の6位、スキー複合個人の小林範仁選手の7位など、日本選手は健闘しているが、メダルには今一歩届いていなかった。
そのような中、本日行われたスピードスケート男子500mで、長島圭一郎選手が2位に加藤条治選手が3位に入り、それぞれ銀メダル・銅メダルに輝いた。とてもうれしいニュースである。
二人の活躍が起爆剤となって、これから行われる種目で次々とメダリストが出てくることを期待する。


(平成22年2月16日)

 

2年生諸君よ、全力を尽くせ

 2年生の学年末テストは2/22(月)からだ。あと1週間となった。授業日でいうなら、今日を含めてあと5日である。いよいよ押し迫ってきたのだ。
本校では、来年度、2年の設定がない(平成23年末で閉校)。万が一、原級留置となれば他校へ転学ということになる。そのような悲しい事態を避けるためにも、残りの授業一時間、一時間を大事にして必死で努力することが求められる。
当然だが、テストも全力で臨まなければならない。
2年生諸君の、必死のがんばりに期待する。

(平成22年2月15日)

 

世界を代表する蘭の祭典

 朝晩は相変わらず寒いが、日差しは春である。三寒四温を繰り返しながら本格的な春へと着実に歩を進めている。
椿や黄梅が咲き、雪柳の芽もかなり膨らみ三、四日で開花しそうである。シランやギボウシも芽を出してきた。
我が庭のハクモクレンの蕾も日一日と育っている。昨年は、例年よりかなり早く3月15日くらいに開花したが、今年はそれをも上回るような勢いである。
家の中の4鉢のクンシランも、暖かい居間に置いてあるものはもう咲いてきた。これから次々咲いてくれることだろう。植物には、この一年間の丹精の度合いが正直に現れる。葉の状態を見る限り、見事に咲いてくれることはまず間違いない。

  昨日午後、車で15分くらいの所にある大型園芸店を覗いたが、日差しが暖かかったこともあり大勢の人で賑わっていた。店には、春咲きの草花が所狭しと並びとてもきれいだった。
昨日から東京ドームで、洋蘭、東洋蘭、日本の蘭など世界各地のさまざまなジャンルのランを一堂に集めた “世界を代表する蘭の祭典” 「世界らん展日本大賞2010」(〜2/21)が開かれている。19カ国から3000種、10万株が出展されているという。
新聞等でこのところ毎日のように報道されている。私は、ラン栽培にはタッチしていないが(校長室に従来から置いてあるミニのデンドロビュームは可愛がっている)、洋ランの絢爛豪華さ、華麗さにも魅力を感じる。今年で20回目となり、一度行きたいとものだと随分前から思っているのだが、なかなか機会がない。
いつか必ず。

(平成22年2月14日)

 

バンクーバー五輪が開幕

 バンクーバー五輪が開幕した。
日本時間の13日午前11時過ぎから開会式が行われたが、日本選手団は白と紺色のユニホームに身を包み、スピードスケートで五輪5大会連続出場となる旗手の岡崎朋美選手を先頭にスタンドの歓声に日本とカナダの国旗を振って応えながら、笑顔で43番目に入場行進した。
すでに一部の競技が、開会式に先立ちスタートしている。純ジャンプのノーマルヒルでは、期待の4選手が揃って予選を通過した。前回のトリノ大会では、女子フィギュアスケートの荒川静香選手の金メダルひとつに終わったが、今回女子モーグルの上村愛子選手や女子フィギュアスケートの浅田真央選手など多くの競技でメダル獲得が期待されている。コンディションをうまく調整し、全力を出し切っていただきたい。
日本代表選手の活躍に期待する。

(平成22年2月13日)

 

第33回第7ブロック高校美術工芸展

 今月6日(土)から昨日まで阿倍野区美章園にある大阪芸術大学附属大阪美術専門学校で、第33回第7ブロック高校美術工芸展が開かれた。公立16校、私学3校が出展する中、本校美術部員も参加し気を吐いた。昨日午後、私も鑑賞してきた。
本校美術部は大人数ではないが、従来からこつこつと熱心に活動を続けている。今回女子生徒9名が100号の油彩からB2の大きさのデザイン画までの9作品を出展した。そのうち3作品が優秀賞を獲得するなど、受賞の栄に輝いた。その他の作品も負けず劣らずの出来映えであった。どの作品からも、日ごろの真摯な取り組みが強く感じられたことが、とてもうれしかった。
今回優秀賞に輝いた部長を務める小角さんの「集大成」(油彩・100号)は、本展覧会の案内はがきにも採用された。

(平成22年2月11日)

 

夕刻からは平年並みに

 昨日は予報どおり、季節はずれの高温となった。近畿各地で、最高気温が19度に達し、4月中旬の陽気となった。出張で大阪市内を歩いたが、日中はコートが不要どころか半袖姿の人も見かけた。
今朝も引き続き暖かかったが、奈良は濃霧で電車のダイヤが若干乱れた。今日も18度くらいまで気温が上昇しそうだが、夕刻からは平年並みに戻るようだ。

  本日は私立高校の入試、登校時、駅で多くの中学生を見かけた。朝早くには雨が降ったようだが、移動の時間帯は止んでいたので受験生にとっては幸いであった。

明日は、建国記念の日である。国民の祝日に関する法律(祝日法)第2条では、「建国記念の日」の趣旨を「建国をしのび、国を愛する心を養う」と規定している。昭和41年の祝日法改正により国民の祝日に加えられ、昭和42年2月11日から適用された。
2月11日という日付は、明治初期に定められ昭和23年に廃止された紀元節と同じである。紀元節の日付は、『日本書紀』にある神武天皇が即位したとされる日に由来する。
当日は、建国記念日を祝う式典・集会が各地で行われる。また、各地の神社仏閣では「建国祭」などの祭りが執り行われる。国際的には、世界各国で「国家の日」が設けられており、国家の日には外交儀礼の場において、個人における誕生日のように当事国の外交代表に対して祝意を述べる慣習があるようだ。

(平成22年2月10日)

 

人数は少なくなっても

 3年生の最後のテストが2日に終わり、現在、授業を受けているのは2年生のみである。一つの学年だけというのは、想像した以上に寂しいものだ。来年度4月からは4階と3階部分は図書室や音楽室などの一部の特別教室を除いて使わなくなる。それが常態化すると思うと、寂しい限りだ。
 先日の2年生の球技大会は、大いに盛り上がった。毎日球技大会を開くわけにはいかないが、協力的な保護者や卒業生、及び地域のみなさんの支援を仰ぎながら、生徒・職員が共に知恵を絞ってさまざまなことに積極的に取り組み、人数は少なくなっても活気のある「西浦」にしていくことが求められる。

(平成22年2月9日)

 

高校入試近づく

朝は相変わらずの寒さだったが、日中は気温が上がり最高気温は14度に達した。明日は、17度まで上がるという予報も。徐々に寒さの緩むのが感じられるようになる。
10日(水)は私立高校の入試、府立高校の前期入試も今月23日(火)に実施される。本校の教職員は私も含め全員が兼務しており、懐風館高校の入学者選抜業務も担っている。

中学生にとっては、最後の調整に入っていることと思うが、インフルエンザや風邪のこともあり、受験生をもつご家庭では、対応にいろいろと苦心されていることだろう。
うまく調整を図り、ベストコンディションで臨まれることを願う。

(平成22年2月8日)

 

インフルエンザ

朝夕は相変わらず寒いが、日中の日差しは「もうすぐ春ですよ」と思わせる状況となってきた。来週火曜日くらいからはかなり気温が上がり、最高気温が15度を超える日もあるとのこと。

1月後半から再び、本校においてインフルエンザ感染拡大の様相が出てきたので、更なる拡がりが懸念されたが治まる傾向にある。
昨日の学校保健委員会において、校医から「一番の対策は、ワクチン接種である。私の所でも、中・高校生のワクチン接種率が低い。西浦の生徒諸君も教職員も油断せず、ワクチンの接種を受けるように」とのお話があった。また併せて、「免疫の有効期間は、約半年であることを忘れないように」とも。
参考にしたいものだ。

(平成22年2月5日)

 

本日は立春

本日は立春。立春は冬至と春分のほぼ中間にあたる。昼夜の長短を基準に季節を区分すると、この日から立夏の前日までが春となる。立春の前日、昨日は節分であった。豆まきや恵方に向かっての巻き寿司の丸かぶりをした人も多かったことだろう。
暦のうえでは春だが、今日は余寒が厳しかった。しかしながら、これから徐々に本格的な春に向け、三寒四温を繰り返しながら寒さがやわらいでくることだろう。
この時期になると、決まって「早春賦」が浮かんでくるが、私だけではないだろう。
大正2年に発表されたと聞く。

早春賦
作詞:吉丸 一昌
作曲:中田 章

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷解け去り 葦(あし)は角(つの)ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日もきのうも 雪の空
今日もきのうも 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる(せかるる)
胸の思(おもい)を
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か

春とは名ばかりで風がとても寒い  谷のウグイスはさえずろうとするが
まださえずる季節ではないと声も立てない  まださえずる季節ではないと声も立てない
氷が解けてしまい 葦は芽吹いてきた  さあ、春が来たぞと思ったらあいにく
今日も昨日も雪模様である  今日も昨日も雪模様である
春と聞かなければ知らなかったのに  聞いてしまったなら 急いで胸の思いを
  どうにかしなさいと言うことだろうか  どうにかしなさいと言うことだろうか

  このような意味だろうか。

 
午後2時から、学校医・学校歯科医・学校薬剤師、PTA役員、及び本校関係者(校長・教頭・事務長・保健主事・保健生徒会部長・養護教諭)による学校保健委員会をもった。
まず保健部から今年度の総括が行われた。その中で、今年度強化した生徒指導部と連携しての禁煙教育や薬物乱用防止教育、及び性に関する教育(バルナバ思春期教室、LHRを活用しての性教育、性感染症予防に係る講演会等)などの報告が、パワーポイントでの上映を交えてなされた。
次に、来年度の保健・安全計画等について話し合った。1時間半にわたったが、とても有意義な協議ができた。

(平成22年2月4日)

 

美化清掃での表彰

昨日、早朝美化清掃活動で規定の協力回数に達した3年生5名(女子4名・男子1名)の表彰を、校長室で行った。内訳は、90回が2名、70回と50回がそれぞれ1名ずつ、及び30回が1名であった。このうち3名の生徒は、昨日終了した学年末テスト期間中も、テスト終了後、清掃作業を実施した。感謝に堪えない。

表彰前に時間をとってこれらの生徒たちと歓談したが、心休まる愉快な時間となった。

(平成22年2月3日)

 

3年生の学年末テスト終了

今日は平成22年2月2日、2が四つ並んだ。
昨夜の天気予報で、今週末まで真冬並みの寒さが続くとのことだったが、今日は日差しもあり比較的暖かい。気温も予想以上に上がっているのではないだろうか。

3年生は、今日が学年末テスト最終日。きっと全力を尽くしてくれたことだろう。

現在2年生は、体育の授業で持久走を行っている。今日のようにグラウンドの状態が悪いときは、校舎周りを走ることになる。校長室のそばを通るが、一生懸命走っている姿が窺える。
こちらも全力を尽くして、いい汗をかいて欲しいものだ。

(平成22年2月2日)

 

久々の快挙

 1/18の本欄で、本校と羽曳野・懐風館の合同チームが、大阪高等学校バスケットボール新人大会に出場し活躍中であることをお知らせした。

地区大会を勝ち上がり中央大会に出場した合同チームは、30日(土)に行われた対長尾戦で勝ち、ベスト16に入った。
残念ながら、次の試合では優勝候補の薫英女学院に敗れはしたが、久々の快挙である。選手諸君を大いに称えたい。

今回の活躍で、来年度のインターハイ府予選はシードされることが決まった。インターハイ府予選での活躍を大いに期待する。

(平成22年2月1日)

 

光陰人を待たず

 今日は寒さも若干緩み、穏やかな天候である。雨上がり、空気も澄んでいる。

年が明けたのは、つい先日のように思うが、今日は1月最後の授業日。月曜からは2月に入る。
時間の経過が、とにかく早い。1月・2月・3月については、更に早く感じてしまう。

卒業式・入試(本校自体にはないが、懐風館高校への支援)の準備、今年度の総括、来年度の準備、教職員の評価、及び来年度に向けての人事等々、慌ただしい日々が続くが、遺漏無きよう遂行する。

(平成22年1月29日)

 

万全の備えで

 大学を出て37年。卒業当時(昭和48年3月卒)は比較的採用人数も多く、運よく1年目から教諭を拝命した。あと1年で定年を迎えるが、これまでを振り返るとき、周りのみなさんに恵まれたと感謝の気持ちで一杯である。人材確保法(学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法)が昭和49年2月に施行されたが、教員への処遇が格段にあがった時期に採用となった。その面でも幸運であったと言えるだろう。
一人前ではない若い教員に対しても、保護者や地域のみなさんから敬愛の念をもって接していただいた。一方、教員の側にも、それに応えなければならないという気持ちが強かったように思う。昨今とは、いささか異なる状況があったとも言える。

  当時は、教員の平均年齢が35歳前後と若かった。毎年、何人もの初任者が同僚として加わった。そういった中では、40歳を超えた方は大ベテランに見えたものだ。とにかく、職員室に活気があった。私の勤務した学校には、切磋琢磨する雰囲気があった。

現在、大阪府の公立学校教員の平均年齢は、47歳台と聞く。本校においては、更に高い。ピラミッド型の年齢構成が理想である。
若ければよいといった単純な問題ではないが、若さは大いなる武器だ。もちろん、溢れるような情熱と深い教育愛に裏打ちされた若さが求められるが。

  本校勤務の講師の中から4名が、4月から教諭としてスタートを切る。本府の採用テスト合格発表があってから2ヶ月余りが経過したが、謙虚な気持ちを忘れることなくそれぞれに職務に専念している。これら4名がたくましく見えるのは、気のせいではない。気迫が漲っているからだろう。いつまでも、今の気持ちを忘れないで欲しい。

スタートまでの時間は限られているが、先輩教員のよいところをしっかりと盗み取り、万全の備えで臨んでいただきたい。

(平成22年1月28日)

 

3年生よ、全力を尽くせ

 今朝は、霜が強く降りた。

霜について事典をひくと、「自然現象として霜が発生することを『霜が降りる』という。地域的には、冬の寒さが厳しい地域でみられる。寒候期に、風も弱く穏やかに晴れて放射冷却が発生し、気温がおよそ5℃以下まで下がった朝、地面付近の温度は気温よりも数℃低い0℃以下となり、霜が降りることがある」と。
また「霜は気温が0℃以上でも生じる。これは、地表付近の温度のほうが低くなるためである。空気と接触している物体の表面の温度が霜点よりも低くなると、空気中の水蒸気が昇華し、物体の表面から針状の氷の結晶として伸びる。この結晶のこと、あるいはこの現象自体を霜という」とも。ちなみに、本校付近の今朝の最低気温は、0.6度。私の家近くでは、−2度であった。

3年生は、本日から2月2日(火)までが最後のテスト。
今日は、ほとんどの人がいつもより早く登校した。それだけ気合が入っているということだろう。全力を尽くして欲しい。

(平成22年1月27日)

 

3年生の授業が終了

 3年生の授業が終了した。明日から最後のテストが始まる。
とにかく悔いの残らぬよう全力を尽くして取り組み、よりよい成績で卒業を果たして欲しい。

  第三十回の卒業証書授与式も一ヵ月後に迫った(2/26)。
  厳粛な雰囲気の下、参列者全員が清新な気分を味わうことのできる卒業式にしたいものだ。それに向けての準備も着々と進んでいる。

(平成22年1月26日)

 

日脚も伸ぶ

 今日も、寒い朝だった。通勤時、耳が冷たく痛かった。
夜明けが早くなっていることは先日もこの欄に書いたが、日脚も伸びている。
国立天文台の資料に寄れば、大阪の今日の日の出は7:01、日没は17:20である。
始業式であった1/8の日の出は7:06、日の入りは17:04。
冬至(昨年12/25)の日の出は7:02、日の入りは16:53であった。ちなみに日の出の遅かったのは、1/4〜1/11にかけての7:06、日の入りが早かったのは11/30〜12/10にかけての16:47だった。
日の入りが33分も遅くなっているのに比べ、日の出は最も遅かった時期より5分しか早くなっていない。実感としては、もっと早くなっているような気もするが。

  3年生の授業は明日まで。明後日からは、最後のテストが始まる。

(平成22年1月25日)

 

桜の開花前後の気温

 昨日は大寒だったが、学校からの帰り道、コートを着ていると汗ばむほどの暖かさであった。全国各地で、1月としては最も高い気温を記録したようだ。桜の開花前後の気温である。昨夜のテレビニュースでは、各地の異常な高温のことが、政界のお金に係わる問題と並んで大きく扱われていた。この高温も、本日夕刻には平年並みに戻るという。
夜来の雨はいったん止んだが、10時ごろから再び降りだし昼ごろまで続いた。昨日もこの欄に書いたが、校庭のチューリップには恵みの雨となった。

  2学期12/7の本欄で本校校長室のデンドロビューム『エンジェルベイビー・ブルー愛』の小鉢について触れた。高さ15センチくらいのミニだが、その後も次々と蕾をつけ咲き続けている。最初に開花した花びらは、40日ももった。『エンジェルベイビー』の名称のとおり、白い可憐な花は、私だけでなく訪れる人の心を和ませてくれる。
部屋の清掃をして貰っている校務員のお話では、「本校に勤めて7年になるが、この鉢の開花を見るのは初めてのことだ」と。年に一度の施肥と日々の水遣り(特に夏期休業中など、数日留守にするとき)に気を配るくらいなのだが。一人、悦に入っている。

(平成22年1月21日)

 

式辞や講話

 今日の羽曳野地域の最高気温は、17度台を記録したようだ。ただ、昨日の方が日差しが強かったので、私には昨日の方が暖かく感じた。どちらにしても、この時期としては異常な高温である。
今夜は遅くから雨のようだ。しばらく降雨がなかったので、校庭に植え付けたチューリップにとっては、恵みの雨である。

あと一ヵ月余りで卒業式だ。そろそろ式辞の準備も始めなければならない。マニュアル本やハウツー本を参考に、お茶を濁す校長が存在するように聞くが信じ難い。事実であればとんでもない話である。卒業生諸君にとって、人生一度きりの、高校卒業節目の大事な式典、もしそのような方がいるとすれば、看過できない許せない話である。

自らの児童生徒時代を振り返るとき、さすがに、小学校のときの校長先生の講話や式辞は覚えていない。世の中には、八十歳、九十歳になっても覚えている人もいるのだろうが。事実、数年前に86歳で亡くなった義母は、亡くなる数年前に小学校のときの校長先生の話を覚えていると言った。
中学校・高校での、当時の校長先生のお話は、結構記憶に残っている。中学校のときは三年間同じ方であったが、講話の中に漢詩を頻繁に使用された。「少年老い易く学成り難し・・・・・・・」「小人閑居して不善を為す」などが、頭の隅にはっきりと残っている。
高校時代の校長先生は、話がとても簡潔であった。一年次の対面式での講話が印象に残っている。「上級生は、新入生の面倒をしっかり見てやれ。範たる行動をとれ。新入生は、上級生のよいところを盗め」というものであった。同窓の者にこれらのことを話すと、ほとんど覚えていないと言う。
私は中学校二年のときに、当時の学級担任の「谷口、そんなに運動が好きなら体育の教師になる道もあるぞ」との一言で、それまで高校へも特に行きたくないと思っていたが、体育の先生になろうと決め一途に突き進んだ。そういった自身の状況が、無意識のうちに、講話や式辞に対して聴く耳をもったのかも知れない。

  本校の生徒諸君の聴く耳は、如何なものであるかは難しい問いだが、どちらにしろ少しでも生徒諸君の心に残り、思い出してくれるような話ができるように全力で努めなければならない。
心に残る話、これが難題だが・・・・・・・。

(平成22年1月20日)

 

ドッジボール大会

 午後から3年生の球技大会が行われた。
朝は寒かったが、日中はぽかぽか陽気の絶好の天気となり、生徒たちはワイワイと歓声の中、ドッジボールを楽しんだ。楽しい思い出の一つをつくってくれたと思う。
今日もかなり気温が上がったが、明日の予想最高気温は16度と3月末の陽気になるようだ。ただ、金曜日からは平年並みの気温に戻るという予報もある。
立春まで、あと2週間。「水温む」を実感できるまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。

(平成22年1月19日)

 

運動部の活躍

 現在、進行中の女子バスケッボールの地区大会で、昨日、本校と羽曳野高校及び懐風館高校の合同チームが3勝目を挙げベスト8に入った。この時点で、府の本戦への進出を決めた。運動部活動での、久々のうれしいニュースである。
指導している本校の顧問は常勤講師だが、土・日を返上して指導に当たっている。頭の下がる思いである。
生徒諸君は、本戦でも日ごろの合同練習の成果を発揮して、もうひと暴れして欲しい。期待している。

  男子サッカー部も、こつこつとよくがんばっている。1/10には公式戦で戦った。勝利することはできなかったが、顧問からはよく善戦したと聞いている。この試合、応援に駆けつける約束をマネージャーの女子生徒としていたのだが、親族に不幸があり叶わなかった。そのうちに必ず努力が実を結ぶと思うので、あきらめずに精進を積み重ねて欲しい。こちらも大いに期待したい。

(平成22年1月18日)

 

今年度3回目の協議会

 本日14時から校長室において、今年度3回目の協議会を開いた。
まず学校から委員の皆さんに現状を報告した後、昨年末に実施した学校教育自己診断アンケートの集計結果について説明をした。
続いて、学校教育自己診断アンケートの集計結果をもとに協議に入っていただいた。
いろいろとご提言を賜ったが、しっかりと受け止め、今後の学校運営に生かしていく。
詳細については、近々、学校協議会の欄に掲載する。

  下記は、私の開会に当たっての挨拶である。


改めまして、委員の皆さんこんにちは。
ご多用の中、また寒さ厳しい中、ご出席賜りましてありがとうございます。
早いもので年が明けて半月が経過しましたが、皆さんには健やかに新年を迎えられたことと思います。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

学校の方、8日に始業式を、連休をはさみ12日から平常授業を展開していますが、そろそろ軌道に乗ってきたかなといったところです。
3年生は授業もあとわずかでして、今月27日からは卒業テストが始まります。最後の関門をクリアーし、全員が卒業できますことを願っています。

さて、本日は今年度最後の協議会ということで、昨年11月末から12月はじめにかけて実施しました学校教育自己診断アンケートの集計結果をもとに、ご協議いただきます。
忌憚の無いご意見を賜りまして、それらを最終年度となります4月からの学校運営にスピーディーに生かしてまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
簡単ではありますが、開会のご挨拶とさせていただきます。

(平成22年1月16日)

 

夜の白くなるのが

 いつも同じ時間に家を出るが、夜の白くなるのがわずかだが早くなっている。
これから月末までが最も寒い時期だ。この寒さに耐えたものだけが、「水温む」を実感できる。私はそう思う。もう少しの辛抱である。
平常授業となって今日は4日目、生徒諸君もやっと本来のリズムを取り戻してきたようだ。

  13日(水)から本日(1/15)までを服装特別指導期間とし、朝登校時、係りの教員が2名ずつ正門及び通用門に立ち、服装チェックを実施した。
学期に1回実施している年中行事だ。ピシッと制服を着こなしている生徒も多いが、一部、服装に乱れのある生徒がいるということだ。残念なことである。

(平成22年1月15日)

 

性感染症予防に係る講演会

 今朝は、気温が低いうえに風もあり、とても寒く感じた。毎日大和川を歩いて渡るが、耳を刺すように痛かった。ただ、9時ごろから日が差し、南に面した室温は上昇した。

6限目、産婦人科開業医を講師としてお招きし、3年生を対象に性感染症予防に係る講演会を実施した。国の事業として希望する学校で実施されているもので、本校では、もう何年も3年生を対象に連続して開いている。
今回は船内クリニック(藤井寺市)の船内 洋司 院長にお越しいただきご講演願ったが、有意義なお話を聞くことができた。生徒たちの聞く態度は、比較的よかった。本日学んだことを、今後に生かして欲しい。

11月から12月にかけて話題となった予算編成に係る事業仕分けで、この事業は廃止となったようだ。とても残念なことである。府の方で何とか予算を確保して欲しいがどうなることか。

(平成22年1月14日)

 

府教育委員会による視察

 午前中、吹雪が舞った。学校近辺の最低気温は、1.4度を記録したとのことだ。

そのような寒い中、府教育委員会幹部による本校への視察があった。
9時半に3名の方がお見えになり、校内を順に回って2限目の授業を視察していただいた。
  その後、校長室に戻り約45分にわたって学校側から現状等を説明した。

府教育委員会側からは、「閉校までに1年3ヶ月を切ったが、全力をあげて取り組み望ましい形で閉校を迎えることができるように」とのお話があった。私からは、「そのためにも、府教育委員会として引き続き支援を賜りますように」とのお願いをした。

(平成22年1月13日)

 

本日から平常授業

 8日の始業式終了後も2時間の授業を行ったが、三連休をはさんで本日から平常どおりの授業が始まった。
3年生については、あと2週間で最後のテストに入る。正味で言えば、授業日は、今日を含めてあと11日である。一時間、一時間を大事にし、真剣勝負で挑んで欲しい。

  今年度の卒業式は2月26日に挙行する。厳粛な雰囲気のもと心に残る卒業式にしたいと、事務室や学年を中心に、今細部にわたっての準備が着々と進められている。
主役は、あくまでも3年生の生徒諸君、全力を尽くして卒業認定を獲得し、晴れの式典に臨んで欲しい。

(平成22年1月12日)

 

始業式

 本日、3学期の始業式を体育館で行った。 私からの講話の後、各分掌から諸連絡・諸注意があった。 久しぶりに全校生徒が揃い、とてもうれしく思った。3学期、それぞれ卒業、進級をめざして全力で取り組んで欲しい。
私の講話は下記のとおりである。


生徒諸君、新年おめでとう。楽しく冬休みを過ごし、よい年を迎えたことと思う。
さて、今日から3学期だ。
3年生については、授業は2週間余り。今月27日からは学年末考査が始まるが、卒業に向けて全力を尽くして欲しい。進路が決まっていない人もいるが、先生方の支援を仰ぎながら切り拓いていこう。
 
2年生についても同様、進級めざして最善を尽くそう。学校での活動にしっかり取り組んで欲しい。
 
「意思あるところに道は開ける」という言葉がある。何事も、「やってやる」「やり遂げる」という強い気持ち、強い思いがあれば、そしてそのうえで努力の積み重ねがあれば、何事も達成できるという意味だ。
目標をもって努力していれば、最後にはやり遂げることができると私は思う。
「必ずやり遂げる」という強い気持ちをもって、努力して欲しい。
 
君らは一人ひとりいいところをたくさん持っている。それを前面に出してがんばれ。
全員の努力に期待する。

(平成22年1月8日)

 

3学期1回目の職員会議

 本日午後、3学期1回目の職員会議を開いた。
冒頭、私から新年の挨拶とお願い、及び連絡をした。
内容は以下のとおりである。

3学期のスタートに当たり

新年おめでとうございます。みなさん、よい年を迎えられたことと思います。本年も、どうぞよろしくお願いします。
さて、昨年度と比較しますと、2学期末現在で欠席者数は半減、懲戒を受けた生徒数は8割減と、少しずつ望ましい方向に進みつつあると言えます。とはいえ、遅刻者の数は対在籍数比では増えていますし、服装・頭髪の乱れている生徒、土足で校内に立ち入る生徒、以前より若干ましになったかと思いますが、依然として喫煙の習慣を断ち切ることのできない生徒が少なからずいるなど、課題はなお山積しています。そのような中、みなさんには日々奮闘いただいておりますこと感謝に堪えません。

喫煙の問題一つ取り上げましても、禁煙教育や禁煙指導等、今年度これまで以上に取り組みを強化していますが、状況を大きく改善できたとは言えません。しかしながら、遅々たる歩みとはいえ、改善しつつあることは事実です。
  今後もいつも申し上げているとおり、全員がやさしさや温かみをベースにすべてにわたって「だめなことはだめ、ならぬことはならぬ」と言い切る妥協しない毅然とした指導、あきらめない粘り強い指導をお願いしたいと思います。
よろしくお願いします。

三件、連絡をしておきます。
今月13日に大阪府教育委員会からの視察があります。9時半に幹部の方数名がお見えになります。いつもと同様ですが、授業もぜひ見たいとおっしゃっておられます。2時間目の時間帯になると思いますが、教室や職員室等を回ります。お知らせをしておきます。

二件目は、生徒の就職活動の支援に外部から来ていただいている件ですが、更にもう一名が派遣されることになりました。いつから配置されるとか詳細はまだ聞いておりませんが、とにかく内定獲得に向け大いに支援していただきたいと思います。

最後は、自己申告票の提出についてです。達成状況を記入していただき、1月29日(金)までに教頭あて提出願います。期限内提出への協力よろしくお願いします。

以上、3学期のスタートに当たり、私からのお願いと連絡でした。

(平成22年1月7日)

 

昨日が仕事始め

 昨日が仕事始め、本日2日目。
権利として有給休暇がとれるわけで、部活動指導等、特に業務が無ければ(連絡がとれるようにして)休みをとってもらったらと思うが、昨日、今日と大半の職員が出勤している。
7日には職員会議があり、8日が始業式である。
生徒たちの方は、一部のクラブが活動しているのと、事務室に用事があって登校する者が数名いるくらいだ。

  大晦日は全国的に大荒れの天気となり、全国各地で雪が降り、木枯らしも吹いたが、正月三が日は比較的穏やかな天気であった。
元旦から3日間は、恒例の駅伝競走があった。毎年のことだが、早朝から14時過ぎまでテレビ観戦となり炬燵の番をしてしまう。家族からは顰蹙を買い、ぼやかれることしきり。二日、三日の箱根駅伝の日程はこの先動かないだろうし、元日の実業団駅伝(群馬)も、まず変更しないだろう。ということは、正月三が日は死ぬまでこの状態が続くということになる。

  正月の駅伝を観戦していて感心するのは、正月返上で尽くしている役員スタッフの献身的な働きだ。「大変ですね」と声をかけたなら、「年中行事で生きがいとしてやっているのだから気にしないでね」と返って来ると思われるが、とにかく頭が下がる。
15年ほど前に、近畿一円に参加者を募って、私の主宰するクラブで平城宮跡(奈良市)において元旦マラソン大会を開いた。参加したランナーには喜んでもらったが、クラブ員やその家族、及びボランティアとして協力してくれた皆さんには多大の負担をおかけし、結果として一回で開催を断念した。
幹線道路を使用して86回も継続(太平洋戦争で5年間中断)している箱根駅伝、すごいことである。

大阪でも「大阪国際女子マラソン」とは別に、男性も参加できるフルマラソン大会を開催しようと動き出しているようだ。ぜひ実現して欲しいし、開催するからには継続開催を切に望む。

(平成22年1月5日)