中河内地区授業改善校内研究ワーキング・中間報告会

 平成26年8月7日(木)、東大阪市立市民会館において中河内地区授業改善校内研究ワーキング中間報告会を開催しました。小・中学校から合計24名の参加者と、大阪府教育センター及び各市教育委員会指導主事の7名のスタッフで行いました。

 最初に八尾市立高安西小学校から1学期の実践報告がありました。高安西小学校では、着実な授業改善に向けて研究授業の充実に取り組んでいます。その主な取組として、「研究討議における明確な討議の柱を設定する」、「指導案を1週間前までに配付し、参観のポイントを明確にする」などに取り組んでいます。とても具体的な話でわかりやすく、参加者が熱心に聞いている姿が印象的でした。

 その後、1グループ3~4名でグループ協議を行い、各校の校内研究の進捗状況について交流を行いました。始まってすぐに参加者同士の話し合いが深まり、予定の時間を延長するほど熱心に協議が行われました。その後の全体交流では、授業改善のためには「研究テーマの明確化」、「焦点を絞り課題を明確化した研究討議」、「教職員の共通理解」などが必要であることが確認されました。一方、「教職員の意識をまとめるのが難しい」、「研究テーマの教育的効果を検証する方法が難しい」などの課題も挙げられました。

 その後、「目標に準拠した評価をいかした授業づくり」について、講義と交流を行いました。授業で子どもたちにつけたい力が、実際についたかどうかを検証するため、どのようなことを実践しているのかについて交流しました。「観点を見取るためのテスト問題の作成」、「作品やノートの記述」、「発表の様子」などによって見取ることについて、実践事例が出されました。また、講義では「見通しをもって、普段から、みんなで授業改善に取り組むことが大切」とまとめられました。

 このように、実践報告を聞いたり、参加者が取組を交流したりすることで、今後の取り組みの改善点を見つけたり、方向性を定めることができるようになり、充実した中間報告会となりました。

 

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