第2回授業改善校内研究ワーキング・中河内地区

 平成27年1月30日(金)、東大阪市教育センターにおいて、第2回中河内地区授業改善校内研究ワーキングを開催しました。

 最初に、各学校の報告書をもとに今年度の取組について実践交流を行いました。校内研究のポイントとして、「子どもたちにつけたい力を明確にすること」「その方向性を教職員間でまとめていくこと」に重点を置いている学校が、多数見られました。

 具体的には、教職員が方向性を定めずに自由に発言するのではなく、学校教育目標や研究テーマ等を意識した「指導案検討会」を行ったり、評価項目を定めて参観するための「授業観察シート」を活用したりするなど、各校がこれまで積み上げてきた取組がいくつも挙げられていました。

 また、ワーキングの成果としては、「学校全体としてノートスタイルを定着させた」「子どものコミュニケーション能力の向上が見られた」等、取組が子どもたちの力につながっていることを確認できました。

 次に、それらの意見を集約し、「校内研究の充実に向けて」と題し、来年度の校内研究でめざす方向性についてまとめを行いました。子どもの主体的な学び、子どもたちのよりよい変容をめざすことはもちろんですが、より質の高い校内研究のためには、子どもの学びを見取ること、つまり「学習評価」に重点を置いて校内研究を進めていくことの大切さを再確認しました。

 このように、各校の取組について交流することで、参加者は、他校の取組から良い刺激を受け、来年度の方向性についてヒントを得ることができ、有意義なワーキングとなりました。

 参加者にとって、取組の一番大きな成果は、子どもたちの笑顔です。また子どもたちの笑顔があふれる学校となるよう、各学校での授業改善の取組がさらに発展することが期待されます。

 

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