第2回授業改善校内研究ワーキング・中河内地区

平成27年8月4日(火)東大阪市教育センターにおいて、第2回中河内地区授業改善校内研究ワーキングを開催しました。

今回は中間報告会ということで、前半は校種別に6つのグループに分かれ、各学校の報告資料をもとに、『学習評価をいかした授業改善』をテーマの中心として、「全教職員で共通理解したこと」「全教職員で共通理解するための担当者としての工夫や手立て」「具体的な取組」について交流を深めました。各校で積み上げてきた取組がいくつも挙げられていました。

その後、グループごとに参考になったことを発表しました。校内研修や職員会議等で全教職員の共通理解を図りながら、「めあての提示」「振り返りの時間の確保」「グループ学習」を授業改善のテーマとして取り組む、「ノート」「授業参観シート」や「アンケート」等で見取りを行い、検証するなどの意見が多くでました。

後半は、「①校内研究体制の振り返り」「②学習評価をいかした授業改善の具体例~ワークを通して~」について講義と演習を行いました。中学校保健体育科の体つくり運動を例に挙げ、思考・判断の観点で、子どもたちの学習ノートの記述をもとにした評価について意見交流しました。

その中で、まず判断基準(具体的な子どもの姿、つけるべき力)に沿った「具体的なめあての提示」が大切であることが確認できました。また、観点別で言えば、「C:努力を要する」や「B:おおむね満足できる」の子どもを「B」や「A:十分満足できる」につなげるために、どのような手だてが必要なのかを考え、実践することが、学習評価をいかした授業改善の大切なポイントであることを確認できました。

最後に、これまでの中間報告会、講義と演習をふまえ、校内研究担当者として参考になったことや2学期以降の校内研究の推進のために取り組んでみようと感じたことを書き、「行動計画の作成」を行いました。

このように各校の取組について交流を深め、他校から良い刺激を受けながら、2学期以降の取組の推進について、前向きにとらえることができた有意義なワーキングとなりました

 

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