今週の木曜日、1,2年生の総合的な探究の時間で「新聞活用」を行いました。
以前教員研修で行ったことをそれぞれの担任の先生がファシリテーターになってもらい、SDGsの視点を持って新聞を読んでみようと実施しました。
同じ記事でも、多面的により多角的に見ることで視野が広がり、一見自分に関係ないと思っていることでも実は深いところでつながり、自分ごととして捉えることができることに気づかせるのが目的となっています。
まず、新聞を広げて読む、ということに慣れていない生徒が多く、どの生徒も全面をこのような形で読むことに新鮮さを覚えている感じでした。
自分が興味を持った記事にコメントを書いて班で共有し、またそれを全体の新聞に貼りに行き、全体共有をするというのを2時間で行いました。
2学年とも、自分で貼ったSDGsのシールとほかの人の貼ったシールが違ったり、また様々なコメントが出たことに驚いていました。
このSDGsのシールを貼ることで、いろいろな課題が相互に絡み合い影響していることにも気づけたようです。
そして、新聞の中には毎日のニュースや世界で起こっていることがたくさん載っていて、そのほとんどがSDGsに関係していて、自分たちの生きていく社会にも関係していくことに理解できたようです。
ここから、SDGsについて詳しく学んでいき、それぞれの学年の探究学習へとつなげていきます。
今回のことをきっかけに、いろいろと勉強していってほしいと思います。
まずは、新聞の中から気になった記事を3つ選ぶところからスタートしました。
自分の貼った記事に対して班の中でプレゼンをします。
教室中に貼ってある新聞に自分のSDGsのシールを貼りに行き、他の人のコメントを読み、「なるほど!」と思ったコメントに「いいね」シールを貼りました。
一つの記事に対して様々な番号のSDGgシールが貼られ、「いいね」シールもたくさん貼られていました!
みんなの書いてくれたコメントを全体共有し、まとめのワークシートを完成させます。
【生徒の感想】
新聞を通して情報を得ることも悪くないと思った。テレビやネットでは見つけることのできない情報が新聞で得ることができ、SDGsを知ることで世界の様々な問題に積極的に向き合おうという気にもなれた。
一つの記事の話についてでも人によって考えていることや思っていることが違っていて、お互いの意見を共有することは大切だということを気づきました。SDGsに関することも今までよりも深く考える機会になったので良かったです。班のメンバーでこれから一年間活動するけれど協力して頑張っていきたいです。
人によっていろいろな考え方や感じ方があって、世の中にはSDGsの目標達成のためにつながることがたくさんあるということがわかった。日本では当たり前のことが当たり前でない国がたくさんあるということが分かった。それを改善するためにどのようなことができるのかこの授業を通して考えたいです。
一つのテーマにこのSDGsの17個のうち何個も関係していると知って、いろいろなことにつながっているんだと知った。私たちができることは本当に少ないけどだからこそ、努力していきたい!!
例えば、ゴミの分別、電気はすぐ消す、無駄なものは買わない、ご飯は残さない、など
同じ記事でもSDGsの種類が分かれたりしていました。自分の意見やみんなの意見をクラス共有して、いいねを貼る制度はすごく良いことだと思ったし、みんなの意見を見たりすることが楽しかったです。世界の問題を知って学べるのはメリットしかないと思うので、これからもたくさん学びたいです。
世の中で起きていることの多くがSDGsと関わっていることが分かりました。なので、広い分野でゴールを目ざしていかないといけないと思いましたが、逆手に取ると、身近にも自分が参加できる、解決できることがあると思いました。また、ここで話したことをよく理解するのも大切ですが、何より、行動していくことが一番重要だと思いました。いろんな人の意見も聞けて良かったです。
SDGsは一つのことが当てはまるだけでなく、いくつものテーマが一つの事柄に当てはまることが分かった。ということは、まだまだ世界にはたくさんの課題が残っているということなので、そのことについてもっと知って、微力かもしれないけれど解決につながるような取り組みをしたいと思います。
普段、新聞などは見ないですが、今日、改めてすべてに目を通してみると一つ一つの記事にSDGsやほかの何かを伝えようとしていることがわかりました。何気に暮らしているうちにも社会環境や自然環境を守ったりも傷つけたりもしているんだと分かり、プラスチックやバリアフリーで 地球全体を安全に、皆が苦しい想いをすることなく暮らせる社会ができたらなと思いました。17のSDGsは私たちの未来にとても大切な目標だと感じることができました。