9月にはいりました。

いよいよ9月がスタートします。

8月24日から授業が再開し、1週間が過ぎました。

生徒たちは、日々の学習や部活動に元気に取り組んでいます!!

8月24日の全校集会のあいさつです!

夏休み明けの全校集会あいさつ

皆さんおはようございます。  

夏休みが終わりました。みんなにとっていい夏休みでしたか?

夏休みに入る前の全校集会で、「この夏休みにできる具体的な目標を1つ決めてください。」と言いました。 その目標は達成できましたか?

私は、この夏休み中に、君たちが、クラブの試合や発表、就職活動、ボランティア活動、研修や講習などに、頑張っている姿をたくさん見ました。

みんなそれぞれ輝いた、いい表情をしていたと思います。その表情から、目標が達成できた人、目標に近づけた人が多いと感じました。

さて、この夏にはロンドンで行われた、陸上の世界選手権をはじめ、さまざまな大会が開催されました。昨日は、全国高校野球選手権の決勝でした。埼玉の花咲徳栄高校が優勝し、広島の広陵高校が準優勝を果たしました。

広陵高校と言えば、捕手の中村奨成(なかむら しょうせい)君が甲子園1大会最多本塁打6本を達成しました。この記録は1985年、当時PL学園の清原選手の5本塁打を超える新記録です。

なぜ、こんな偉業を達成することが出来たのでしょうか?

中村君のお母さんは、小学生の頃から体を作るため、栄養面に気をつけていました。また、バドミントンの羽打ちでバッテイング練習にも付き合っていたそうです。

少年野球チームを経て、広陵高校に入学し、1年の春からベンチ入り、1年の夏には8番キャッチャ―でレギュラーになりました。

寮生活の彼は、1年でのレギュラーの重みに耐えかねて「ご飯が食べられない。食べてもすぐに吐いてしまう。」とお母さんに電話したそうです。お母さんは。「監督も先輩も部員全員が認めてくれたのだから、自信を持ちなさい!」と励ましたそうです。中村君を支えてきた、母への感謝のホームラン、甲子園でのホームランを約束し、みごと達成しました。ホームランの6つのボールはすべて母親にプレゼントしました。

また、広陵高校の野球部員は多く、試合に出る選手より、控えでスタンドから応援する部員の方が圧倒的に多い状況です。中村君は常に、控えの選手の事を気にかけていて、スタンドからの応援に感謝し、それにこたえることを考えてプレーしています。

何事においてもそうですが、成功の陰には、積み重ねた努力・周りの人の支えが必ずあります。そして何より、大切なのは自分自身の強い意志です。

「夢は見るものではなく、叶えるもの」と信じていたからです。

これから、皆さんは目の前に迫ってくる、自分自身の進路のことで不安や、悩み、挫折などに出会うことがきっとあります。

そんな時は、自分の周りの人たち、すなわち、先生や家族や仲間たちと一緒に乗り越えていきましょう。

そうすることで、自分自身の進路をきっと明るいものにすることが出来ます。

心を新たにして、自分自身の目標が達成できるよう学校生活を過ごしてください。