夏の読書のススメ!

猛暑が続いてます。読書の秋ならぬ夏ということで、猛暑を避けて空調の効いた室内やカフェで読書するのはいかがでしょうか。今日は、東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」と「秘密」という本を紹介します。

私ごとで恐縮ですが、趣味で韓国語をはじめて10年以上経ちました。韓国に行くたびに教保文庫、永豊文庫等の韓国の書店で本を買ってきますが、日本の小説は大変人気で、書店には日本の小説だけのコーナーもあります。私の韓国語の「読み」の教材は、韓国の書店でベスト10位内に入っている日本の小説の翻訳本(韓国語)、日本の漫画の翻訳本(韓国語)や韓国の小説です。

「読み」の学習を兼ねていく中で、この2冊が一番面白かったので紹介します。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、雑貨店を経営する主人が悩み相談に答えるというストーリーが基本になっています(ナミヤ雑貨店の郵便口に夜のうちに悩み相談を手紙で入れておくと、翌朝に裏の牛乳箱に回答が届くというもの)。その後主人がなくなり空き家になったナミヤ雑貨店に偶然、空き巣に入った3人が、時空を超えてきた悩み相談の手紙に対して、主人に代わって返事を書くことから物語は展開します。悩み相談をしてきた者の人生が最後に繋がっていくというストーリーもさすが東野圭吾です。

「秘密」は、妻と娘が長野県の実家に夜行バスで帰省する途中に事故に遭い、妻が亡くなり娘が助かったところから話ははじまりますが、意識が戻った娘の体には妻の心が・・・。 これは夫、妻、娘、家族の愛の物語です。

どちらも読み終わった後には、なんとも言えない余韻が・・・・。非常に心温まる本です。

日頃、つらい思いされている方にもおススメです。もちろん日本語の文庫本は、どこにでも売ってます。良い意味で現実逃避して小説の中の世界に浸り、明日からの活力にしましょう!

※ 写真左が「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、写真右が「秘密」の韓国語版です。