<7月22日(金)一学期終業式>

〇7月22日(金)は一学期終業式でした。

〇終業式では、いろいろな大会等に参加して表彰を受けた生徒の皆さんを紹介しました。また、以下の概要のお話をしています。

○一学期の始業式において、2・3年生の皆さんに、冒険家の植村 直巳(うえむら なおみ)さんのことばを紹介しました。皆さんには、この一年、深く心に残る体験をしてください、とお願いをしました。

○入学式において、1年生の皆さんに、哲学者の鷲田 清一(わしだ きよかず)さんのことばを紹介しました。皆さんには、自分と異なる感じ方をするひとと積極的に「語らう」ことで成長してください、とお願いしました。

○この一学期、2・3年生の皆さんは、深く心に残る体験をすることができましたか。1年生の皆さんは、自分と異なる感じ方の人と積極的に「語ら」いましたか。改めてこの一年間をかけて、これらに取り組んでください。

○一学期の印象的な出来事について話をします。

○6月9日(木)の体育祭が印象的でした。東淀川高校としては三年ぶりの全校での体育祭となりました。三学年を縦割りにした応援団が復活しました。体育祭当日、午前の部では生徒の皆さんの協力により、競技が順調に進みました。午後の応援パフォーマンスでは、各応援団が時間をかけて準備した成果を存分に発揮し、すばらしい演技をみせてくれました。暑い中での開催でしたが、皆さんが協力してくれておかげで、大きな事故等はありませんでした。皆さんの成長を実感した一日でした。

○今、皆さんは文化祭に向けて準備を進めていることと思います。体育祭でのよい経験を生かして、ひとの気持ちや人権に配慮した文化祭、感染症や熱中症対策を取りながら安全・安心な文化祭を、つくりあげてください。

○体育祭以外で印象的な行事を少し紹介します。

○6月16日(木)には、2・3年生で中国語の授業を選択している生徒の皆さんを中心に、台湾の学校とのオンラインでの交流会がありました。

○6月13日(月)から24日(金)、2年生にアメリカから来た生徒さんを迎え、一緒に授業を受けたり、部活動をしました。最終日には送る会があり、たくさんのひとが集まってくれました。

○6月26日(日)は本校の同窓会である江風会の総会でした。この間の感染症対策に係る学校への支援、昨年度、全国大会に参加したダンス部への支援についてお礼をお伝えしました。

○部活動の公式戦で頑張ったり、日本語指導が必要な中学生に向けた大阪府全体の説明会で活躍した、くろーばぁ生(※)がいました。

○皆さんはここであげた以外でもいろいろな場面で頑張っていたと思います。充実した一学期であればうれしいです。

○いよいよ夏休みが始まります。まずは心身の疲れをいやしましょう。一学期が充実していたひとはそのときの頑張りを忘れず、十分に頑張れなかった人は、気持ちを切り替えて、夏休みを過ごしてください。

○夏休みは、普段できないことにチャレンジし、大きく成長する時期です。

○3年生は、夏休みとその後の過ごし方が大切になります。入学試験も就職試験も考え、行動するのは自分しかありません。日々の積重ねを大切にしてください。困ったときは友だち、保護者の方、先生に相談してください。特に、高校三年間で取り組んだことの整理をしたり、面接やプレゼンテーションの機会にしっかりと伝える準備をしましょう。そのためにも、オープンキャンパスへ参加したり、専門分野についての本を読むなど、取り組んでください。

○1・2年生は、高校卒業後の進路や将来について、考えてください。

特に2年生では就職について考えたり、進学に向けて、この夏休みに見学の機会があるひともいると思います。そのうえで2学期以後の目標を立て、行動しましょう。

○最近、読んだ本をご紹介します。「Go To ToGo」というタイトルです。著者は高校を卒業後、大学生のときにアフリカのトーゴ共和国を訪問し、ラジオ局ジャーナリストとして活躍します。日本に帰国し、大学卒業後、就職されます。その後、独立してトーゴ共和国と京都をつなぐ会社を始められました。

○国際交流に関心がある人だけでなく、学校生活で何をしたらいいか考えている人にも参考になると思います。図書室においていただくことになりました。興味があるひとはみに行ってください。

○新型コロナウイルス感染者数が急激に増加しています。皆さんには、引き続き感染症対策とともに、日々の健康観察をお願いします。今年は厳しい夏となっています。熱中症対策もしっかりして、安全な夏休みを過ごしてください。夏休み明け、元気な姿をした皆さんと会えることを楽しみにしています。

(※)本校では「日本語指導が必要な生徒選抜」で入学した生徒を「くろーばぁ生」と呼んでいます。