大阪国語教育アセンブリー2018〈開催要項〉
―新たな実践をひらくことばの教育―
ことばの教育について、広く自主的に研鑽しあう集会として誕生した「大阪国語教育アセンブリー」も、今年で6回めです。「何のための国語教育か」、「対話が紡ぐことばの学び」、「豊かな未来をつくることばの学び」、「自分を見つめ、社会をつくることばの教育」「ことばの教育の定位と挑戦」――この5年間に設定したテーマは、現在の課題を私たちひとりひとりがとらえなおし、深める契機として多くの賛同を得、各方面からのべ850名を超える方々にご参加いただきました。
「大阪国語教育アセンブリー2018」は、「新たな実践をひらくことばの教育」をテーマに開催します。
学習指導要領が変わり、大学入試が変わる――教科書は? 授業の方法は? 評価は? 対策は? ......私たち末端の実践者は、変革を唱えることばを耳にし、ある場合それを現在の指導の否定ととらえたり、不安を覚えたりします。
「新たな実践をひらくことばの教育」というテーマは、学習者の成長を支える指導者みずからが、安心して、新鮮でより深い実践に挑むきっかけをつくりたいという思いから設定されました。
飛び交う言説は、豊かな実践がともなわない場合、いのちのないことばとして漂うだけです。振り回されることなく、これまでのことばの教育の蓄積を、経験・歴史という観点から掘り起こし、共有し、その確かな部分、最良の部分をふまえて今後の実践を生み出していく――いのちを与えるのは私たちです。ベテランが自信を失うことなく、また、若い指導者が肯定感を持って元気に、前向きに授業できる、豊かな実践への歩みをめざしたいと思います。
全体会〈経験・歴史から次代をひらく〉では、田中孝一氏(川村学園女子大学・元文部科学省主任視学官)と島﨑英夫氏(大阪教育大学)による「講演と対話」を予定しています。両氏とも高校の現場経験、教育行政、教員養成のご経験をお持ちです。ひとりの実践者として〈経験〉という源泉、そして〈歴史〉〈社会〉という広い視点から、今起きつつあることの意味、これからの具体的な見通しをお話しいただけることと期待しています。若い先生方は、そのご経験やご見識に基づいたお話から、豊かな教師としてのひとつの姿を見いだされることでしょう。
分科会は、〈次代をひらく確かな実践〉をテーマに、4つの分科会を予定しています。第1分科会では、若い先生方が、これからのことばの教育実践を探ります。第2~4分科会では、それぞれの担当者が中心となり、特に若い先生方が授業で実際に生かしていただけるような、「確かな実践」を発表していただきます。分科会の後は、再び全体で集まり、分科会での成果を共有します。
今年度も「自主的」「本質を問う」「参会者はことばの教育に関わるすべての人」「若い先生方にやさしく」などのコンセプトを継続して開催します。国語科の教員だけでなく、ことばの教育に関心のある方々に広くお集まりいただける会です。お忙しいなかとは存じますが、なにとぞご参会いただきますよう、お願い申し上げます。
■日 時 平成30年7月28日(土)13:00~17:00
■会 場 大阪府立今宮高等学校 多目的ホール・会議室 他
556-0013 大阪市浪速区戎本町2-7-39 TEL06-6641-2612
(地下鉄大国町駅より南300㍍、JR・南海新今宮駅より北西300㍍)
■参加費 無料
■主 催 大阪府高等学校国語研究会 大阪府立今宮高等学校
■協 力 大阪府教育庁
■お申込み方法 FAXか今宮高校HPよりお申し込みください。
http://www.osaka-c.ed.jp/imamiya/
〆切は7/26(木)。
■お問い合わせ 大阪府立今宮高等学校 TEL 06-6641-2612(FAX 06-6645-7608)
国語科 小山秀樹まで
■全体会・分科会の詳しい内容は以下のファイルをご覧下さい。