「私達が立っている場所」はこんな授業です。

 

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  「私達が立っている場所」は、2000年に誕生し、来年で17年目を迎える3年現代文授業(学校設定科目)です。現代評論教材を中心に扱いながら、現代生活に生きる現代文授業を目指しています。

 今宮3年のみなさんの熱心さに支えられ、16年連続20名以上、受講者はのべ450名を越える今宮高校を代表する学校設定科目です。

 1 現代文が、広く、深く学習できる。
        文章の理解を大切にし、一つ一つの表現を深く理解していきます。グループ発表、スピーチ、プレゼンテーションなどを通して、考えたことを話していく力も養います。これらの授業の方法から、コミュニケーションもつくとの声ももらっています。AO入試、推薦入試での力の基礎にもなります。

         「私達」の授業は、通常の講義に加えて、受講生同士の学び合いがある講座です。また、「私達」の授業を受けて国語の教員になった人が、毎年出てきています。
        2単位の現代文授業を取りたいと考えている人は、「私達が立ってる場所」だけで十分対応できます。    

2 センター試験、二次入試、私大入試などで高い得点を目指す!
       現代文の授業の上級編とも言える内容になると思われます。開講して15年になりますが、過去、大阪大、神戸大、大阪市大、大阪府大、大教大、関関同立等を志望している人が多く受講しています。また受講した卒業生から、進学後の学習にも十分役立っているとの声をもらっています。現代の課題を深く追求するため、小論文対策にも役立ちます。  

3 総合学科の特徴的な科目として
      「私達が立っている場所」は、今宮総合学科独特の学校設定科目です。しかも、大学入試に十分対応する科目、大学の勉強の先取りとなる科目です。

 

評価について   
     評価は、基本として、定期テストを実施する予定です。それは、理解度を確かめるためでもあり、自分の考えを固めて表現するためでもあります。また、必要に応   じて、定期テストのかわりにレポートを課すこともあります。

 平成27年度教材例
       「安楽への全体主義」藤田省三 
       「である」ことと「する」こと 丸山真男
       「歴史としての科学」 村上陽一郎
       「君たちはどう生きるか」 吉野源三郎
       「ハーバード白熱教室」を見る!!
          (どの教材も、入試頻出の確かな教材です。教材に間違いなし!!)
 
「私達が立っている場所」授業評価(自由記述編)
・この講座は期待通りハイクオリティなものだと思います。それは先生の板書をひたすらノートに写し、テスト前には模範解答を暗記するという、水面をざるでさらうような意味のないようなものではなく、作者が言おうとしていることは何なのか、作者はAということを言っているがそれはどうしてか、またなぜBということがいえないのか、などという文章の本質をついたところを、自ら積極的に考えていかなければならないからです。その場しのぎの浅い考えは「程度が低い」の一言に終わり、自分なりに考えた答えであっても「それは違いますね」ときっぱり言い渡され、「国語の答えは一つではない」なんていう、どこかで聞いたような言葉は通用しないシビアな世界です。

・ 頭では理解していても言葉や文章にできなかったり、あるいは言葉にしたり文章で書いた途端わからなくなり、言いたいことの半分もいえていないことに気づき、日常生活でもこういうことが頻繁に起こっているのを痛感した。


・私はこの授業を通じて、積極的に学ぶ姿勢の大切さを実感しました。レベルが高いものであるからこそ理解できたときの何とも言えない嬉しさがたまりません。この授業をとって益々大学へ行って文学について学びたいと思うようになりました。

・この授業は一方的ではなく、みんなの意見を聞いて、更に自分の考えを深めることができます。小山先生のちょっとした雑談が入るところも好きです。授業内容がとても濃いからいい加減に受けている人は誰もいないし、みんなで授業を作っているのも好きな理由です。グループワークでは脳みその裏の裏まで使います。

・一つの答えに惑わされないような広い視野を持った人が必要なのだと考える。この授業は、人間の内側にある本質を成長させてくれるのかもしれない。自己満足だと思うかもしれないが、少し自分に自信を持つことができた。迷い悩みながら、新しく新鮮な"自分自身"を創っていくことが私たち人間には必要なことではないだろうか。

・私が一番苦しんだのは自分の考えを相手に伝えることです。自分の内にあるイメージが言葉として表せませんでした。これからの授業で先生にあと三回くらいは「きてますねー」と言われるように、がんばります。

・これからのぼく達にとって、相手に自分の意見を納得させる、わかってもらうということがより必要になってくると思います。「私達」の授業をよりよくしていくためには、相手の意見をしっかり理解したうえで自分の意見もしっかり言うという意識が全員に必要だと思います。

・社会の物事をとらえる視点が少しずつ変わってきたように思う。考える幅も大分広がったように感じる。まだ奥の奥に進んで「何か」を見つける、というところまでは至らないけど、平面上の一部のわずかな凸凹に気づけるようになったと思う。これからの人生においてすごく大事な授業。この授業を受けたら絶対社会を見る目が変わってくる!

・今回「私達」の授業をとって一番感じたことは皆の意識の高さです。それぞれがしっかりした意見や視点をもっており、そういうものに触れることで、自分の中にも新しい変化や反応が生まれてきているように感じます。その中で私が一番考えるようになったことは"人間"という存在についてです。一体人間とは何なのか。漠然とした疑問ですが、最近はよく考えるようになりました。

・私は何も知らないことを知った。知らないことばかりでもっと知りたいと思う心が授業を重ねるにつれて増す。様々な意見があって、一人一人の個性がぶつかった。みとめた。土・日も学校にきて必死にやった。何でこんなんやらなあかんねんって何度もため息ついたけど、やっぱ発表してみんなに理解してもらったらむっちゃうれしかった。小山先生以外の先生の得意とする分野の授業もうけてみいたいです。

・最初からツライだろうとは思ってはいましたが、やっぱりツライです。けどやり終わった後のすっきり感は爽快。「あぁ~、終わったぁぁ!!」とシャウトするあのすっきり感。これはもう、この授業ならでは。"文学"というものをこれだけあれこれ考える授業は他の学校にはないと思うし、貴重な体験やと思う。「私達が立っている場所・居残り専用部屋」がほしいです。ギリギリまで残っていても先生と「何でのこってんの?」「私達です。」という会話を幾度も繰り返すことなく、集中できる部屋。

・自分はこれまでそりの合わないものは近づかず身辺を固めていた。それはつまり逃避というか自分の考え以外を認めず他の侵入やあるいは他からの批判を受け付けないようなものをつくっていた。そんな他を受け付けない中にあった自分が合わないことを認めていることと向かい合うために、「私達~」をとったわけだ。やはり授業をはじまった当初は葛藤もあった。でも授業を重ねていくと、なるほど、とかそうとも考えれるか、とかそんな風に努力できるようになった。この授業を受けると不満などが自分の頭の中で具現化されて「ポコッ」と出てきます。とにかく一度経験すると「ポコッ」の感じがつかめると思うので自分で感覚を得てください。そしてそんな不満は溜めずにきちんと吐き出しましょう。


・授業で扱った作品のように人の記憶に残るような意見を組み立てられるようになりたい。


受講生の声(みんな、こんなこと言ってます!!)
・もともと評論が苦手なんですが、この「私達」の授業を受けて筆者が何を伝えたいのかが理解できるようになりました。文章を深く読み進めたい人や、現代文のかわりにとる人にもオススメです。

・議論することが好きな人にはすごくおすすめです。現代文が苦手でも、好きなら絶対楽しい授業です。ごちゃごちゃ考えてしまう人は、整理する力がつくと思います。

・現代文のかわりという感じ、だけど今高に入ったんだから何か特別な授業をとりたいと思ってこの「私達」をとりました。授業内容は人によって好き嫌いがある感じというのが私の思ったことです。テストも同じく・・・。私はこのような授業を初めて受けて楽しいです。自分たちでの発表や他のことも今まで以上に深く理解することができるところがよいところだと思います。

・普通の現代文より深く文章が読める授業。1時間ごとに読解力が上がっていることを実感できる。選択に余裕がなければこの授業をとることで十分現代文系を済ませられる。

・「私達が立っている場所」、心の底からオススメします!!今宮に来たからには選択すべき!!文章を深く深く読み込み、それを言葉にして伝える。「現代文」ではここまでできません。授業を重ねるたびに自分の「中身」が成長していきます。文章を本当に理解できたときの感動と達成感は半端じゃない!!これは「私達」を選択した人しか味わえないと思います。ちなみにこの長たらしい科目名の意味は、2か月ほど授業を受けるとわかると思います。From私達lover 

・たいへんやりがいがあります。評論ちょっと好きになります。とって損はありません。今宮らしい授業やと思います。

・現代を生きる私達は社会に出てどう生きていけばいいのか。この問いをこの授業を通して学習します。1年の間にいくつかの文章を深く読み込みます。現代文より発展した内容を学びたいという人はこの授業はオススメです!!

・「私達」はとってもめんどくさい授業です。グループ発表のために放課後遅くまで残ったり、1時間ノートも書かずにしゃべりっぱなしのこともあるし、テストもいっぱい書かされます。でも、「めんどくさい」ということは「やりがいがある」ということ。発表も、テストも、普段の授業も、終わった後は何かをつかめたような気がします。とる価値は十分あります。まさに「私達が立っている場所」を再確認できる授業です。

・「私達」の授業は、ただ文章を書いたり読んだりするだけではなく、自分の意見や考えが重視される授業です。自分の個性が伸びます。

・「私達」の授業をとって、僕はとても考える力がついたと思います。この授業は受験に関係ないし、とる必要ないと考える人もたぶんいると思うけど、それは思い込みです。基本的な読解力も上がると思うし、コミュニケーション力、発言力も上がると思うので、とって損はなかったです。

・国語レベル高い人向け。放課後に残ったりしたくない人はあまり向かないと思う。

・私は最初部活をしていたのでグループ発表での取り組みがむずかしくとても大変でした。でも、国語が好きで、もっと追求したい人は是非オススメの科目だと思います。

・評論を深く読むことができて、ゆっくり読めば自分もむずかしい評論でも読めることが知れてうれしかったです。発表の準備は大変ですが。

・数学や英語の○×の勉強と違い、自分の意欲や表現力を高める授業です。個性を磨くことをモットーにしている今宮にはぴったりの授業です。

・社会とかに埋もれている本来の本質などが見えてくる。おもしろい!!視野が広がるよ。

・私達の思考力を育てます。

・今までの現代文読解とは違い、読み込んで、しっかり理解できないと話になりません。また、一見合っているような意見も本当にその話の本質をとらえていないとあっさり小山先生にはねかえされます。しかし、私達が生きていくのに知っているのと全然今までと違う視点で物事を見れるようになる話を、最初から最後まで本当にしっかりと誤解することなく読み取ることでひとまわりもふたまわりも人間的に成長できます。大変ですが、今高生全員がとるべきだと思うぐらい見方が変わります。単に国語力を上げれるだけでなく、人として成長できる科目です。

・最初の頃は発表のために時間がいっぱいかかったり、グループ数人で読解することがむずかしすぎたけど、授業や自分の発表、他グループの発表聞くことを通して読解のおもしろさを発見できました。受験に役立つんかなって不安だったけど、読解力が以前よりついたし、今は「私達」をとってよかったです。

・おもしろいです。

・グループでの発表の準備はたしかに時間がかかるけど、新しく深~い友達ができるキッカケにもなるし、朝からマクドナルドでミーティングするのも、思い返せば楽しいものでした。

・他の学校ではまずない授業です。楽しいですよ。

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