3年生の選択科目「生活文化」では、本校に隣接する橋本保育所にて6回の保育体験実習を行ってきました。
先日その最終日を迎えたのですが、その際2学期の授業で製作したおもちゃを持参し、園児たちにプレゼントしました。
布絵本やブロック、指人形、フェルト寿司、輪投げなど、プレゼントするクラスの年齢や発達段階を考えて製作しました。
一緒に遊ぶ時間はなかったのですが、持ってきたおもちゃを見た園児たちの嬉しそうな顔に、貝南生も笑顔になっていました。
たくさんの園児を前におもちゃの説明をしたり、紙芝居を読んだりすることは、普段なかなか経験できないことだと思います。緊張しながらも丁寧に、伝わるように話す姿は、いつもより少し成長して見えました。
回数を重ねるにつれてだんだんと園児たちと仲良くなり、名前を覚えてもらえた生徒もいました。成長の速さに驚き、感動した生徒もいたようです。
またその一方で、保育士の仕事の大変さも感じられました。常に園児の様子に気を配り行動すること、園児と関わる以外にも様々な仕事があることなど、長い期間見てきたからこそわかることがあったように思います。
何度も実習に行く中で、進路について考えるきっかけになった生徒もいます。
卒業後保育士をめざす生徒もそうではない生徒も、こうしてたくさんの子どもと関わり、生徒としてではなくお兄さん・お姉さんとして行動した経験は、きっとこれからの糧となると思います。