もりひが授業紹介「言語文化」(1年)

テーマは「連歌」です。「連歌」とは、五七五七七の短歌を五七五の部分と七七の部分を二人で作るものです。私もそういえば習った記憶が遠い昔にあるなぁ、というくらい記憶に残っていませんでした。見学したクラスは明るい雰囲気で楽しそうに授業に参加しているのが第一印象です。担当教員からの指示でグループに分かれ、与えられたお題に沿って連歌を作ります。1台端末を使ってできた作品を入力、そして他のグループがどんな作品ができているのかも見ることができます。他の作品の表現や言葉を参考にし、真似することで表現力がアップします。生徒の集中もグループ学習の時間を区切ることで散漫にはなりません。最後はどの作品がいいと思ったか、1台端末を使って投票し、各自で振り返りをして終了しました。平安時代に流行した「連歌」を、令和の時代にごく当たり前になっている1台端末を使って学習するという、大きな時の流れを感じさせられました。せっかくなので生徒たちの作品を紹介します。

藤原 大

  

たのしきは 燦然揺らぐ 雪化粧 鉄の街をも 染める白銀

たのしきは 窓から見える 冬景色 幼き頃の きみ思い出す

たのしきは 雪積もる日に 友達と 手鼻赤くし 雪に飛び込む

たのしきは 待ちに待った クリスマス キラキラ光るイルミネーション

たのしきは 年越しそばの あたたかさ 食べて楽しむ お正月

恋愛は 桜のように はかなくて 散りゆく桜 君との時間 

夏になり 君との恋も あつくなる 火照る身体と 鳴く蝉の声

きみと行った 映画にカラオケ 忘れない  叶わぬ恋と わかっていても

寒い中 通り過ぎてく あの人が   最期までみる きみの姿

寝る前に ふと思い出す 君のこと  明日になるのが 待ち遠しい

ふわふわと 降り積もる雪 冬景色  きれいな街を 染める白色

風強く 紅葉舞い散る 葉の音色 紅茶を飲んで 景色眺める

雪だるま いつかは溶ける 思い出だ それでも作る いい思い出を 

学校で  みんな楽しむ  文化祭  準備するも  本番壊れ

冬の時期 寒さに耐えて 雪遊び  わくわくして 心温もる