新年明けましておめでとうございます

皆さま 明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりありがとうございました。

引き続き、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、平成28年(2016年)がスタートしました。冬とは思えないくらいのとてものどかなお正月となりました。

昨年の長野高校を振り返ってみますと、学校全体がとても前向きになった1年でした。うれしいニュースもたくさんありました。

まず、体育祭および文化祭などの行事が生徒主体に再構築され、内容も完成度も非常に質の高いものができました。特に文化祭では土日開催、Tシャツの作成、学年縦割り団構成、各団ごとにテーマ設定、学年ごとに出しものの統一化など次々と新しい取組を開始しました。 これらの原動力は何といっても生徒たちの熱意です。生徒自らが発案し、考え、企画し周囲を巻き込み協力を得ながら当日の成功へと繋げました。昨年の文化祭は、間違いなく「長野高校の未来」を感じさせる第1歩となったと確信しています。1年生、2年生には先輩が創り上げたこの伝統をしっかりと引き継ぎさらに進化させほしいと願っています。

 さらにうれしい副産物もありました。上記の「行事の活性化」により、なんと生徒の総遅刻数が前年度比約30%減となりました。(11月末現在) 「学校が楽しい」「クラスで自分のやるべきことがある」という気持ちが結果として遅刻の減少に繋がったのであれば、これほど嬉しいニュースはないでしょう。まさに「教育の王道・理想」の姿! 確かに遅刻が減少したことの原因としてはさまざまな要素がからんでいるのではありますが、生徒たちのがんばりを素直に喜びたいと思います。

 また、昨年、本校の教育課程をリニューアルしたこともビッグニュースです。いままで、「文系・理系」という大きな枠組みでの分類を、4つのコース「文系アドバンス」「総合スタンダード」「看護メディカル」「理系アドバンス」に分類しました。 生徒一人ひとりの興味関心に応じたメニュー設定により、できるだけスムーズに次の進路につながることが可能になります。次の新1年生からの導入となります。乞うご期待!

 最後に、本校の特色の一つである「語学研修」のメニューを新たに1本立ち上げました。従来から、オーストラリアとの姉妹校であるサンベリー高校へのホームステイ研修は実施していますが、加えて「フィリピンセブ島語学研修」を実施しました。これは10日間「マンツーマンの英語研修」を朝から晩まで受講し続けるという過酷な研修です。真剣に「話せる英語」を身につけたいと心から望んでいる生徒にとっては非常に有効な研修となりました。昨年は20名の生徒が参加しました。全員が「力がついた」と実感して帰国したのもうれしい報告でした。

 さて、平成28年も、生徒も先生も活躍できる場があり「学校に来るのがますます楽しい」とみんなが思える「進化する長野高校」めざしてがんばります。引き続きご協力のほどお願い申し上げます。