
「校長はん、何でんねんこの格好は」
「今日から、冬休みが明けて学校の後期が再開しましてな、児童生徒集会と幼稚部の新年のあいさつ会がおましてん。その時のかぶりり物で、雪だるまが教頭はん、鏡もちがワテでんねん」
「何でもしまんな、校長はんは」
「まあ、頼まれたら断られへんし、何よりかぶり物が好きやからな」
「校長はんは、そんな感じの人ですわな」
「児童生徒集会では、笑う門には福来るって、笑いは「はひふへほ」におまっせって話をして、うま年やさかいに、「ひひーん、ひっひっひっひ」という怪しい笑いと、腹がよじれるほど笑った時の引き笑い「ひぃ~ひっひ、ひぃひぃ」、福の神のほほ笑み「ほほほほ、ふふふふ」というおしとやかな笑い、恥ずかしがり屋の照れ笑い「えへへへへ」、最後に「ハハハハハ」とみんなで笑って、今年も笑顔いっぱいの学校にしましょうって話をしてん」
「あんまり威厳が感じられへん話やな」
「まあ、ええがな、ワテもそんな難しい話ようせえへんし」
「それで次は何かぶりまんねん。節分やから鬼でっか」
「いいや、巻きずしやな」
おわり
