2年人権講演会 「性別は虹色」

 12月1日(木)2年LHRの時間において、人権講演会「性別は虹色」が行われました。現在、保育士として活躍されているトランスジェンダーの方にご講演をお願いしました。幼い頃から性別に違和感があり、長い期間「女の子の自分、良い子」を演じてこられたそうです。短大卒業後、男性として就職し、保育士をされています。女性的だった名を改名されて性別適合手術を受けられ、戸籍上の性別も男性となられました。講演会は、担当の先生と対話形式で進まれていきました。

 性別に違和感を持った出来事、トランスジェンダーであることで苦労してきたこと、カミングアウトしたときのことなどを語ってくださいました。同じように悩んでいる人がいたら「理解したり、知ってくれる人もいるので抱え込まないで」と話されました。

 社会や周囲の人に対して「多目的トイレが増えてほしい」、「カミングアウトされてもアウティングはしないで」、「セクシュアリティは多様なことがあたりまえなんだと知ってほしい」と話されました。

 トランスジェンダーの当事者の方から、様々なメッセージを頂戴することができました。「多様なことが「あたりまえ」な社会」が作られてほしいとの願いは、生徒たちの心に響いたことと思います。