2022年度 夏季合宿

 7月27日~30日の3泊4日、石川県小松市にて夏季合宿を実施しました。コロナ禍により2年連続で実施が見送られたので3年ぶりの合宿です。宿舎・会場とも十分な感染対策がなされており、また熱中症対策を兼ねて活動中にも定期的に検温を実施しました。幸いにして発熱者もなく無事帰阪することができました。合宿実施にあたり保護者のみなさまをはじめ多くの方々のご理解とご支援を賜りましたこと、この場を借りて御礼申し上げます。
 畷高テニス部の合宿は部員自らが合宿計画を練り上げます。しかし、今年は中核となる2年生(76期)にとって合宿自体が初めてで、例年のような先輩から後輩への引継ぎも十分ではなく、かつてなく大変であることが予想されました。合宿中、顧問は例年と比べ見劣りするところを容赦なく指摘しましたが、部員たちは修正・改善をくり返して何とかやり遂げました。主将等幹部はこの合宿に向けての準備に相当な時間をかけて話し合いをしたと聞きました。その努力によるところが大きいのはもちろんですが、顧問の目からは、76期は合宿を成功させるという一点で同学年部員が協力して幹部を支えていた、これが成功の最大の要因であるように映りました。この点は1年生(77期)も見習って続いてほしいと思います。
 合宿は、初日と最終日が練習で、2日目の午前・午後にシングルスの校内戦、3日目の午前にダブルスの校内戦が組まれていました。校内戦の結果は秋の団体戦メンバー選出の大きな判断材料となるため、普段では見られない緊張感がありました。また、3日目の午後には実力が拮抗した4つのチームをつくって団体戦が行われました。これは過去年にない新企画で、2年生と1年生、上位層と下位層の垣根が一気に取り払われたようです。部内の団結力向上に大きく寄与する企画で、この辺りは76期らしさがよく出ていました。
 部員達には、中途半端ではなく全力でテニスに向き合ってほしい、そのことから学べるものは大きいということを伝えたいと思いますが、併せて自分一人の力だけではなく多くの仲間がいて仲間のことを考え行動することで初めて自分自身が成長できるのだということに気づいてほしいと思います。また、自分が知らない部外の多くの方々の支えがあることにも気づいてほしいと思います。(顧問‐T)