自身の進路について考え、就労への関心・意欲を高める目的で、高等部では1,2年生から校外または校内で集中的に実習に取り組んでいます。
今週(2月5日~9日)は高等部2年生がチャレンジしました。校内実習では校内で軽作業や校内清掃、給食配膳作業などに取り組みました。
7日(水)は株式会社ダイキンサンライズ摂津さんを訪問し、工場見学をしました。チームで行う流れ作業の様子や工場の設備について説明をしていただき、食い入るように見たり、メモをとったりしていました。全体の説明では、仕事や作業の能力向上よりも、生活習慣や心構えを大切に、とのお話しを聞きました。「働きたいという気持ち」を持っていること、それは今の学校での授業も同じだというお話しが印象的でした。
8日(木)は、シャープ特選工業株式会社の方に来ていただき、出前授業をしていただきました。仕事はチームワークが大切だということで、部品の梱包作業に取り組みました。箱を組み立てる、ラベルを貼る、部品を小さな袋に入れるなどの分担をして、チームで作業をしました。お互いの作業を確認したり、完成品をチェックしたりと自分たちで考え、支えあう様子も見られました。
今回の取り組みでは、進路について考えるとともに、働くことの意義や人との関わりの大切さなども学ぶことができたと思います。今後も、生徒の自己実現(なりたい自分)を支える教育活動を進めていきます。
准校長 吉田伸哉