前日の大雨や大風とはうって変って、春の訪れを感じる晴天のもと、本日 第４７回 高等部卒業式にて、５７名全員が卒業証書を授与されました。
今日、みなさんにお渡しした「卒業証書」。これは、高等部３年間、みなさんが努力を積み重ねてきたということの証明です。これまでに、学校に来たくないな～と思ったことや、ケガや病気で来れなかったときもあったでしょう。学校に来ても、授業がつまらないからと言って、保健室や准校長室に来て過ごした人もいましたね。でも、大切なことは最後まで学校に通い続けたということです。みなさんが努力してきたことは、保護者や学校の先生方などみんな知っています。今日まで、負けずに通い続けたことを、誇りに思ってください。
先月に行われたピョンチャン・オリンピックで日本選手団は１３のメダルを獲得しました。この日本選手団でキャプテンを務めた、小平 奈緒（こだいら なお）選手は選手団のテーマを「百花(ひゃっか)繚乱(りょうらん)」と掲げました。一人ひとりがそれぞれの舞台で大きな「花」を咲かせたいと決意を述べ、そのとおり、たくさんの色とりどりの「花」が咲きました。今日、みなさんの晴れの姿を見て、「百花繚乱」のままに誇らしく咲いていると実感しています。
卒業にあたり、みなさんに、覚えておいてほしいことがあります。それは感謝の気持ちを伝えられる大人になってほしいということです。お世話になった方に「ありがとうございました。」と、顔を見てきちんと言える大人になってください。感謝のことばは、人を元気にする、魔法のことばです。
今、みなさんの心の中は不安な気持ちになっている人もいると思います。卒業後の進路は決まっているけれど、大丈夫かな？やっていけるかな？と。しかし、みなさんは、だれもが自分だけの、自分にしかできない使命を持っています。使命があるから生まれてきたんです。みなさんには、ぜひ自分にしかできない使命を果たしていってほしいと強く願っています。
卒業生のみなさん、卒業おめでとう。
平成３０年３月６日
准校長 吉田伸哉
