英語の出題傾向に変化

第1日程が終了した大学入学共通テスト。予想されてはいましたが、英語の出題傾向に変化が見られました。「聞く・話す・読む・書く」の4技能を測る民間試験の活用は見送られましたが、実用的な英語やリスニングの重視が鮮明となりました。配点はリーディングは昨年の200点から100点に、リスニングは50点から100点になりました。出題内容も、発音やアクセントの単独問題はなくなり、ホームページなど多様なデジタル情報から読み取ったり考えたりする実用的な出題が多く、全体で6ページも増えました。リスニングも前回までは音声が2回流れたのですが、今回は6問中4問が1回のみとなりました。今回の共通テストの変化は、高等学校の授業には少なからず影響があると思われます。学習指導要領では、思考力・判断力・表現力を伸ばすことをめざして、英語4技能を活用した、使える英語を意識させています。新学習指導要領を踏まえ、より実用的な英語を使う授業が求められていくことになるのではないかと思われます。