女子バスケットボール部がウインターカップに出場

  12月23日、東京体育館で「ウインターカップ2011」が開幕しました。初出場の豊島高校は鳥取県代表の倉吉北高校と対戦し、健闘むなしく72対93で惜敗しました。前半はほぼ互角の展開でしたが、後半は倉吉北高校が183cmの大型センター馬選手にボールを集めだし、リバウンドを奪われ高さの前に屈しました。直前に主力選手二人が負傷し、本来の攻撃ができない苦しい戦いとなりましたが、持ち味のスピードを生かした連続攻撃を駆使し最後まで走りぬく豊島らしい戦いをしてくれました。

 インターハイ予選でベスト4を逃した悔しさをバネに苦しい練習を乗り越え、近畿大会では大逆転のミラクル準優勝をとげ、9月のウインターカップ選考試合ではライバル桜宮高校を打ち破っての全国出場の栄冠。彼女たちの激闘は豊島高校の歴史に名を留める偉業であるといっても過言ではありません。

 試合には大阪から保護者、生徒、教員も多数応援に駆けつけ、応援団席に陣取って力の限り声援しましたが、とくにうれしかったのが4期生や5期生といった卒業生の方々が来てくださったことです。東京でJTBに勤務されているという5期生の先輩は、「同窓会からのお手紙をもらい、こんなにうれしいことはありません」と感激しながら喜びを語っておられました。

 平均身長162㎝の名もない公立高校のチームが巻き起こした旋風は勝敗を越えて多くの人々に勇気と感動を与えてくれました。最後になりますが、全国大会出場にあたり、保護者、卒業生、新旧職員をはじめ応援ご協力いただいたすべての方々に厚く厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

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