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第36回 北摂高校バドミントン大会 結果報告その1

2年連続男女ダブルス制覇! 女子は1年生ペアが優勝!

女子シングルスは優勝と準優勝! 同校対決となった決勝は2年生が意地をみせた!

男子シングルス第3位! 1年生が躍動!

男子ダブルス2部も優勝、準優勝! 決勝は2年生ペア同士の同校対決!

○大会概要

 男女1部と2部(高校始めの1・2年生)に分かれ、単複の個人戦が行われます。旧1学区すべての学校が対象で、男子は約200組(400名)超え、女子は約250組(500名)弱の参加数になりました。12月22日から27日にかけて行われ、年明けから始まる府の大会にむけた前哨戦です。参加数に制限がなく、普段はなかなか公式戦に出ることができない選手も出場します。山田高校としては、約半数が公式戦未経験の部員です。練習の成果を発揮してほしいと思います。

○男子ダブルス1部

 山田高校からは4ペアが出場し、内2ペアは3回戦までで敗退しました。シードの春日丘高校ペアに善戦するも力負け、1年ペアは箕面自由学園高校のエースダブルス相手に食い下がり、ファイナルゲームまで持ち込んだものの最後は競り負けてしまいました。まだまだこれから伸びしろがあるので、攻守ともに鍛えていきたいと思います。

 残る1ペアはうちのエースダブルスです。近畿大会出場こそ逃しましたが、実力をあげてきているペアです。ところが初日の4回戦で苦戦。三島高校のエースダブルス相手にファイナルゲームまでもつれ込み、相手に食い下がられ流れを引き戻すことができませんでした。負けてもおかしくありませんでしたが、何とか勝利。課題を残す試合となりました。

 翌日の準々決勝は近畿大会出場者を含む北千里高校のペアです。体が思うように動いていませんでしたが、大きく崩れることなく、ドライブを中心とした低空戦で相手に攻撃権を譲らず、こちらの攻撃数を増やし、得点を重ねストレート勝ちできました。迎えた準決勝は近畿大会出場の英真学園高校エースペアです。"勝ちたい"という強い思いをもって挑みました。序盤は攻守が互いに入れ替わり、点数を取り合う展開でしたが、相手の攻撃をしっかりとしのぎ、1ゲーム目の後半で点差が徐々に開いて21-13で獲れました。2ゲーム目も絶対に引かないように、レシーブで攻めていくように意識させました。相手にリードを許すこともありましたが、最後まで強気に攻めていき、21-19でストレート勝ち!近畿ペアを相手に堂々とした戦いぶりでした。

 決勝はこれまた近畿出場者を含む高槻高校のエースペアです。エラーが少なく、しっかりラリーができるペアです。序盤は互いに様子を見ながら進みました。これがあまりよくなく、エラー数の差がそのまま点差となり18-21で落としました。インターバルではもう一度気合を入れなおして強い気持ちで挑みました。低空戦、レシーブで攻める、前半スタートからどんどん前に出て攻撃し、アタックを仕掛けて大量リード。しかし後半点差を意識しすぎたのか、徐々に相手の追い上げに自分たちでプレッシャーを感じてしまい一時同点まで詰められました。そこから開き直ったのか、連続ポイントで23-21。ファイナルゲームに突入しました。 

 セカンドゲームを奪い返した勢いそのままに、ファイナルゲームは攻撃の姿勢を崩すことなく最後まで突っ走ることができ、前半からリードして差を広げていきました。最後は気持ちにも余裕が生まれ21-14で勝利!3ゲームを通して徐々に自分たちのプレーに自信をつけていったように思いました。とくにレシーブとドライブは、相手のスマッシュに対しても低く強く安定してリターンできており、簡単に上げないという練習の成果が出たように思います。これで男子ダブルスは2年連続優勝、まずは1冠です。

○女子ダブルス1部

 山田高校からは9ペアが出場しました。1ペアは怪我のため棄権、4ペアは初戦を突破するもシードペアに敗れました。さらに、全体の第2シードに配置されていた山田高校2年生のエースダブルスが、内シードの北千里高校ペアに敗戦。エラーを連発し、悪い流れを最後まで断ち切ることができずに敗れてしまいました。入賞を狙っていただけに悔しい結果です。結局ベスト16は少し寂しい3ペアだけです。

 迎えた2日目、気温も低く体の動きもよくない中で試合が始まりました。1年生ペアは成蹊女子高校相手に競りましたが、最後はエラーも出て敗れました。まだまだフィジカルが弱く、良い姿勢を作り続けることができません。残る2ペアはストレート勝ちでベスト8を決め、入賞を懸けた準々決勝に進みました。

 準々決勝では、2年生ペアが成蹊女子高校のエースダブルスと対戦。1ゲーム目を落とし、2ゲーム目は先にゲームポイントを握るも、ミスや転倒のアクシデントで逆転負け。ここぞというところの勝負強さがありませんでした。残念ながら2年生ペアは入賞を果たすことができず。残る1年生エースペアに山田高校の命運が託されました。

 残る1年生ペアの準々決勝の相手は刀根山高校でした。緩急をつけたラリーを展開され、ミドルに球を打ってこられるなど、こちらとタイプの違ったラリーを展開されました。一方まだ経験の浅いこちらの1年生ペアはセンスとパワーに頼ってしまい、うまく攻めさせてもらえず、エラーも出てファイナルゲームにもつれこんでしまいました。互いに点を取り合う展開で、最後までどちらに転ぶかわかりませんでした。負けていてもおかしくなかったですが、それでも何とか押し切って勝利することができました。

 準決勝は落ち着いて試合を運ぶことができ、成蹊女子高校相手にストレート勝ち。決勝はまたもや成蹊女子高校が相手です。先の試合で2年生ペアが敗れた相手で、全体の第1シードです。10分間のインターバルの後、すぐ決勝がコールされました。

 こちらは1年生のペアながら、怖いもの知らずで次々と攻撃し、スマッシュを打ち込んでいきました。徐々に相手のレシーブにエラーが出始め、少しずつリードを広げていきました。速さに対する反応はこちらの2人ともが良く、相手の攻撃も自信をもってレシーブでき、ドライブで切り返すこともしっかりできていました。後半、相手に焦りの色が見え始めそれとともにエラーも出てきました。そこを逃さず攻め切って見事にストレート勝ち!1年生ペアとして優勝を飾りました。まだまだ課題も多く、荒削りながらも勝ち切る強さを持っているようです。これで男女ダブルス2年連続優勝。2冠達成です。