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第36回 北摂高校バドミントン大会 結果報告その2

○男子2部

 現在女子は高校始めのプレーヤーがおりませんが、男子は1・2年合わせて10名おり、ダブルスは5ペアが出場しました。1年生ペア2組は2回戦までに敗退。1・2年生コンビのペアは第1シードの池田高校に見事勝利するも、3回戦ではミスがでて逆転負けしてしまいました。残る2ペアはともに2年生コンビで、ともに初日を突破し準々決勝に進出しました。

 2日目、2組とも準々決勝は安定したゲーム運びで、多少ミスはありましたが無事にストレート勝利。互いに逆サイドのトーナメントに入っていたため、最後に決勝で対戦したいという思いもありました。迎えた準決勝、片方は高槻北高校、もう片方は北野高校が相手です。サーブ回りや、レシーブ、ドライブやスマッシュ、非常に良いパフォーマンスでした。後半競った場面もありましたが、ともにストレート勝ち!決勝は何と同校対決となりました。顧問としては嬉しい限りです。男子選手は、高校始めであっても身体能力の高い者はどんどん上達していくようで、周囲の経験者の良い影響を受け、共に練習する中で経験者と遜色ないプレーもできるようになってきました。この約2年の練習の積み重ねと、各自の貪欲な姿勢がしっかりと試合に表れていたように思います。

 決勝は互いに知り尽くした相手ですが、優勝のために精一杯プレーしていました。勝者は1組だけです。しかし、2ペアともに賛辞を贈りたいと思います。

 シングルスは10名が出場、2年生もいる中で1年生はなかなか勝ち進むことが難しく、ほとんどが2回戦までで敗退。結果は、2年生2人と1年生1名がベスト16、2年生1名がベスト8でした。中でも1年生は、入部当初からシャトルを打つ感覚が優れており、来年こそは入賞を果たしてほしいと思います。2年生も精一杯プレーし、自分らしく闘ってくれました。シングルスで入賞はできませんでした。少し寂しい結果となりましたが、ダブルスで最高の結果を残せたことが救いです。

○男子シングルス1部

 1・2年生各4名の計8名が出場しました。4名が3回戦までで敗退し、4回戦(ベスト32)に4名が進出しました。4回戦では、2年生エースが三島高校エースにファイナル負け。ダブルスの疲労から足が前に出ず、長いラリーをこらえきることができませんでした。また、1年生2名が箕面自由学園高校の2番手と1番手にそれぞれストレート負け。まだまだ技術が不足していました。とくに長いラリーを続けていく能力が不足しています。来年は入賞を目指して鍛えていきたいと思います。

 残ったのは1年生エースで、公立高校大会団体戦では苦しい状況を何度も乗り越えチームを助けてくれた選手です。4回戦では箕面自由学園高校に、5回戦では高槻高校にそれぞれ勝利し、山田高校としては唯一ベスト8に進出しました。

 大会最終日、ベスト4を懸けて英真学園高校と対戦。15点のショートゲームなので序盤の展開が大切です。お互いにまだ動きがよくなく、ミスもありましたが何とかファーストゲームは取ることができました。しかし、セカンドゲームは相手も徐々に動きがよくなり、こちらは思いきったプレーができず奪われてしまいました。とにかく準備が遅れ、ヘアピンをアウトしネットに引っ掛けてしまいリズムが作れませんでした。ファイナルゲームは連日の疲労もあり徐々に体は重くなっていましたが、気持ちを切り替えていきました。ここまで来たらとにかく強気が大事です。焦ってエースショットを決めにいくのではなく、強い速い球と緩く遅い球をうまく使いわけてしっかりとラリーをする中で、攻撃のチャンスをうかがいながら試合を運べました。相手にもエラーが出始め、なんとか勝利することができました。これで入賞は決まりました。

 準決勝は箕面自由学園高校のエースと対戦。試合間のインターバルが10分で準決勝が始まりました。ここまでの疲労が蓄積し、準決勝からは正式ゲームということもあり、序盤から動きがよくありませんでした。ラリーを簡単に切ってしまい相手に終始リードを許してファーストゲームを16-21で落としてしまいました。勝ちたい気持ちにフィジカルがついてきていないようでした。それでもセカンドゲームは、自ら大きな声を出して鼓舞し、積極的にプレーできていたと思います。後半は一進一退の攻防で、延長ゲームに突入。自然と集中力が高まっていったようです。最後まで積極的に攻め、25-23で奪取!さあここから、と思いきやガス欠。ファイナルゲームはもはや限界に達していたと思います。11-21で落とし敗戦。集中力とフィジカルが持たなかったようです。でも立派な3位入賞。まだ1年生なので、この悔しさをバネにしてより強くなっていってほしいと思います。本当によく頑張りました。

○女子シングルス1部

 1・2年生計19名が出場しました。その中でもベスト32に8人が進出。シード選手に善戦するも敗れてしまい、残りは8人です。迎えた5回戦では、同校対決が実現しました。1年生と2年生の対決となりましたが、1年生が2ゲームとも押し切って勝利。顧問としては、同校対決まで勝ち上がってくれたことを嬉しく思います。結局ベスト16には5名が進出。

 大会最終日、ベスト8を懸けてまずは2年生が千里高校と対戦。相手のスマッシュや切れ味のよいカットを拾うことができず、ストレート負け。フットワークが課題でした。こればっかりは本人がどれだけ自覚をもってトレーニングに取り組むかだと思います。2人目は成蹊女子高校と対戦。自分から積極的に攻めましたが、こちらもストレート負け。一定、練習の成果は見られたと思います。ネット前からの揺さぶりも効果的でした。まだ1年生なのでこれからです。3人目は1年生で追手門学院高校と対戦。こちらは安定した戦いでストレート勝ち。4人目の1年生も高槻北高校と対戦し、無事に勝利しました。最後の5人目は2年生。関西大倉高校が相手でした。フォームもきれいできっちりラリーができる相手でしたがこちらもストレート勝ち。これでベスト8に3名が進出しました。

 ここでまたもや同校対決。悔しい限りですが、1年生と2年生がベスト4を懸けて戦いました。ここは2年生が意地を見せ、リードを許さずストレート勝ち。1年生も入賞はできませんでしたが、ここまでよく頑張ったと思います。残りの1名は1年生エース。成蹊女子高校が相手でした。気持ちのコントロールがうまくできていなかったのか、エラーをしたり強引にエースをとりにいくショットがミスになったりしてファーストゲームを落としてしまいました。これで目が覚めたのか、セカンドゲームは序盤から積極的かつきちんとラリーをし、7-0と大きくリード。後半は少し点数を取られましたが、セカンドゲームを奪い返しました。迎えたファイナルゲームも、自分のプレーを取り戻しこのまま勝利。冷や汗をかきましたが、無事にベスト4に進出しました。これで2名がベスト4進出。

 10分のインターバルの後、準決勝が同時にコールされました。2年生は英真学園高校のエースと対戦。夏の府大会でも対戦し、苦しみながらなんとか勝利した相手です。こちらは徐々に安定してきており、長いラリーにも我慢しながら相手が崩れるまでラリーラリーという展開にできました。前日までヘアピンをネットに引っ掛けていましたが、今日はネットプレーも安定していました。また、要所で決まるドロップショットや、ネット前からの揺さぶりがうまくはまり、後半粘られはしましたがストレート勝ち。先に決勝進出を決めました。

 1年生は全体の第1シードである成蹊女子高校のエースと対戦。先日ダブルスの決勝でも対戦しており、どちらも譲れないといった表情をしていました。序盤は取って取られての展開が続きました。後半になっても変わらず、我慢比べでした。少しのリードを保ったまま何とかファーストゲームをものにできました。セカンドゲーム、相手も意地を見せ鋭いカットや左右に揺さぶるショットで攻めてきていました。徐々に苦しくなり、足が止まる場面もでてきてセカンドゲームを落としてしまいました。これが最後という気持ちで、前に落とされたシャトル、カット、見送らずにすべての球を追いかけるように、また、長いラリーの後は深く大きく呼吸し、落ち着くように意識付けしました。

 ファイナルゲームは前半少し相手にスタートダッシュを決められ、3点ほど差がついてしまいました。それでも粘って拾って、追い上げ、11点目は先取。1分のインターバルもとにかく考え方はシンプルに、シャトルから目を離さず、拾い続けること。チェンジエンド後、徐々に慣れてきたのか、カットもギリギリ拾えるようになり、エースショットにさせませんでした。2、3点奪取し、少し精神的に余裕が生まれました。追い上げられるも、自分の残り点数を意識し、最後までラリーをし、積極的に強気でプレーできました。こちらの甘い返球も相手のエラーに助けられ、リードを保ったまま勝利!2ゲーム目を奪われて苦しい状況でしたが、最後までよく頑張りました。後半はネット前からの揺さぶりが効いていたように思います。何度も何度もフォア奥に追い込み、ストレートの返球をアタックする展開で点数が取れていました。これで決勝は同校対決となりました。

 決勝は2年生が、ダブルスでの悔しさをバネに意地を見せ、21-18、21-19でストレート勝ち。1年生は準決勝での疲れからか、エラーも多くシャトルを追えない場面もありました。しかし、2人ともよく頑張ったと思います。ここ2年女子シングルスは優勝できていなかったので、3年ぶりの優勝です。入賞できなかった者もいますが、ここまでで同校対決が3度も実現できたことは嬉しく思います。

○総括

 ダブルスは男女とも2年連続優勝を飾ることができました。男子は2年1年コンビが低空戦を繰り広げてくれました。女子は1年生ペアが勝負強さを見せてくれました。男子シングルスは第3位でしたが、1年生が躍動してくれ来年にも期待が持てる内容でした。女子シングルスも多くの者が上位進出し、決勝が同校対決となりました。2部では、男子ダブルスが決勝で同校対決。

 全体的にダブルスの強化が実を結んだように思います。出場種目完全制覇とはなりませんでしたが、入賞できなかった選手も含めて見ごたえのあるプレーが随所に見られました。

 28日に納会で打ち納め。年明けからは冬の大阪府大会が始まります。3日から練習をスタートし、良い準備をして大会に臨みます。年度末の公立高校大会個人戦、春のインターハイ予選、6月の北摂大会団体戦と、現2年生にとっては残る大会もわずかです。1日1日を大切に、精一杯練習に励みたいと思います。

 本年も保護者の皆様にはさまざまなご支援をいただきありがとうございました。また、OB・OGの方には現役部員を強化してくださり部員ともども感謝しております。まだまだこれからも貪欲にバドミントンに打ち込んでいきたいと思います。これからもどうぞよろしくおねがいいたします。

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