第8回 大阪府公立高校バドミントン大会 個人戦

ご報告が遅くなり申し訳ございません。2019年3月に行われました大阪府公立高校大会の結果をご報告いたします。

男子ダブルス&シングルス優勝!昨年に続き2年連続2冠達成!

女子ダブルスは準優勝&第3位&第3位!シングルスも健闘し第3位に2名!女子は悔しい結果に。

 公立高校大会個人戦は、各校ダブルス4組&シングルス4名という参加枠で各学区予選を行います。予選では男子ダブルス1組、男子シングルス2名が惜しくも敗れて決勝T進出を逃すも、男子ダブルス3組シングルス2名、女子はダブルスとシングルスすべてが決勝T進出を決めることができました。

3月30日に行われた男女ダブルスの決勝T、決勝まで進めば最大5試合を戦わなければなりません。

 男子は、山田高校のエースダブルスが順調に勝ち進み、準々決勝では冬の大会でも対戦した大阪市立高校のエースダブルスを寄せ付けることなく準決勝に進みました。また、山田高校のセカンドダブルス・サードダブルスはそれぞれ準々決勝敗退、2回戦敗退となりました。交野高校のエースダブルスを相手に、ファイナルゲーム21-23で敗れました。もちろん、持てる力を出し切ったとは思いますが、最後の2失点はスマッシュを打たずに弱い球でつなごうとし、そこから相手に流れが行ったように思います。最後まで攻める姿勢が大事だと改めて痛感しました。エースダブルスの準決勝の相手は三島高校のエースです。予選ではシングルスで痛い思いをしているので、ダブルスでは何としても勝ちたいところでした。ファーストゲームはあっさり21-13で奪取するも、2ゲーム目でリズムを崩して終盤まで競り、18-21で落としました。しかしファイナルゲームは何とか自信を取り戻して21-15で勝利。決勝進出を決めました。決勝は四條畷高校のエースです。そこまでスピードやテンポは速くないのですが、スマッシュを打たせるとコースやタイミングが合わずレシーブミスを連発。21-15でファーストをとるもセカンドは17-21で落としてしまいました。やりにくい相手でしたが先に打たせる前にこちらからどんどん攻撃していき、最後は21-17で優勝!まずは1冠です。

 女子のダブルスは、4ペア全てが危なげなく準々決勝に進出しました。2年ペアの2組は、生野高校のエースペアと千里青雲高校のセカンドペア相手に完勝!特に府の大会でⅠ部に出場する選手を擁する生野高校との対戦では、こちらは2人の総合力でラリーを展開し、21-14、21-15と思い通りの試合運びができました。残る1年ペアはそれぞれ大阪市立高校のエースと優勝候補の四條畷高校のエースと対戦。大阪市立高校戦では、相手がスロースターターだったのかあっという間にファーストゲームが終わり、21-12で奪取。しかし、セカンドゲームは粘り強い相手に対してミスを重ねてしまい18-21で落としてしまいました。徐々に相手の勢いも出てきており、厳しい状況です。ファイナルゲームでは、出だしに突っ走れとアドバイスを受け、ゲーム開始からどんどん攻めることができました。終盤でも勢い衰えず、21-14で勝利!準決勝進出を決めました。そして残る1年ペアがこの日最大のカギとなりました。優勝候補の四條畷戦で、序盤は相手の強力なアタックに苦しめられ、面食らってしまいファーストゲームを落としてしまいました。しかし、特に練習してきたレシーブが徐々に合いはじめてスピードにも慣れ、相手が攻めあぐねる状況になってきました。流れがこちらに傾き始め、セカンドゲームを奪い返すことに成功!ファイナルゲームもこのままいって欲しかったのですが、最後は相手が息を吹き返し一歩及ばず。単純な攻撃ばかりではなく、前後の揺さぶりもうまく使われてこちらのリズムを崩してきました。大健闘でしたが、ここを勝っていれば4つ独占できたので山田高校としても悔しい結果です。

 翌日の31日、シングルスの決勝Tが行われました。前日のダブルスに出場した選手もおり、最大5試合の体力がいる一日になります。

 女子は2年生2人と1年生2人です。1年生1人は2回戦で敗退。持久力と粘り強さはあるのですが、肝心のネットプレーでミスが出たり、クリアーに力が入りすぎてアウトするなど、試合運びがまだうまくありませんでした。練習熱心で細かな技術指導にも根気強く取り組むことができるので、まだまだ上手くなる素質はあるでしょう。残る3名は準々決勝に進出。2人は苦戦しましたがストレート勝ちで準決勝に進むも、残る1名は優勝候補の四條畷高校相手にストレート負け。相手のショットにフィジカルがついていきませんでした。スマッシュやカット、クリアーでは引けを取りませんが、守備力には大きな差があったように思います。

 準決勝では、同じく四條畷高校相手に1年生エースがストレート負け。ファーストゲームは粘り強く闘い、20-22まで競ることができましたが、セカンドゲームは11-21と完敗。相手のラリーに体力と精神力を削られた様に見えました。まだ1年生ではありますが、来年度は府の大会Ⅰ部で戦いますし、近畿大会出場を狙います。こういう相手にもっと競れるようにしたいです。残る2年生1名も、生野高校エースにファイナル負け。1ゲーム目は21-16で獲ることができましたが、残る2ゲーム、3ゲームは体力が持ちませんでした。初めのプレーを最後まで継続できていればもしかしたかもしれませんが、最後は点差も離れてしまいました。結果、女子のシングルスは第3位に2名。ダブルス同様優勝はできませんでした。女子は無冠に終わりました。

 最後は男子のシングルスです。女子と並行して進んでいました。決勝T進出の2名は危なげなく準々決勝に進出しました。準々決勝では池田高校のエースと対戦。対戦経験がなくプレースタイルもわからない中での対戦で、序盤は様子を見ながら試合が進んでいきました。20-22で落とすも、相手のウィークポイントを探り、徐々にラリーの展開を有利にもっていくことができました。相手をバック奥に下げ、ストレートに返球されたクリアーをアタックしていくところから活路を見出し、21-17で取り返しました。ファイナルゲームは相手も勝ちたい気持ちから終盤までもつれました。最後の最後まで気持ちを切らさずにプレーし、延長ゲームで厳しい試合となりましたが24-22で勝利。相手のプレーも称えたいと思います。苦しい長い試合でした。準決勝では北千里高校のエースと対戦しストレート負け。近畿大会出場選手相手に21-23、21-23と激競りの試合でしたが、あと一歩及びませんでした。残念ながら同校決勝にはなりませんでしたが、1年生なので来年もう一度この舞台で頑張ってほしいです。

 2人目は2年生エースです。準々決勝も危なげなくストレート勝ちで、迎えた準決勝は交野高校のエースと対戦。この相手には昨年11月の公立高校大会団体戦でもシングルスで対戦し、完敗していました。もちろんあれから練習に励んできましたが、多少分が悪いのではと顧問団は感じていました。しかし、それを見事に裏切ってくれました。今日はもともとミスが少なく、声を出してのびのびプレーしていたのですが、この準決勝は神がかっていました。早いタッチと前からの揺さぶり、そしてなんといってもスマッシュが効いていました。21-15、16-21と1-1で迎えたファイナルゲーム。相手もスマッシュで応戦しますが、ダブルスで取り組んできたレシーブとスマッシュの強化がシングルスのゲームで活きていました。ことごとくレシーブし、アタックし、最後は相手も力尽きて21-16で勝利!この日一番の歓声が上がりました。間違いなく今日のベストゲームでした。勢いそのままに迎えた決勝は北千里高校のエースと対戦。浮いた球を間髪入れずにアタックし、守備の時間を与えませんでした。ドライブショットなどの低空戦でも分があり、21-19、21-14と最後は完勝!この2年生は前日から計10試合を戦い抜きました!文句なしの優勝ですし、最後までパフォーマンスが落ちませんでした。心技体すべてが他を上回っていたことを証明してくれました。男子は2冠です!

 前年度の同大会では男女4冠を達成し、この上ない結果でした。学年の層も厚く、少しおこがましいですが獲るべくして獲ったといえます。しかし、今年度の学年は、入学当初は層が薄く、上の学年に阻まれて公式戦に中々出場できないでいました。その中で男子は2冠、女子は準優勝と3位を達成したことは彼ら彼女らが決して腐らずに真摯に練習に取り組み、強くなったことの証です。残るは新学年(3年)になってからの春の大会と北摂大会(引退試合)です。北摂大会では最大の目標である男女優勝&全チーム予選突破&B・Cチーム入賞を目指して、もうひと伸びできるはず!顧問団も部員を信じ、これからも練習に励みたいと思います。

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