2019年度　第73回大阪高等学校春季バドミントン大会（インターハイ大阪府予選）

　男子は、昨年度の夏の大会でノーシードからベスト１６に入ったため、この大会は１６シードに配置されてのスタートとなりました。初戦（２回戦）の高槻北高校戦は、第２ダブルスが１ゲームを落とすもファイナル勝ちし、第１ダブルスと第１シングルスはストレート勝ち。初戦の硬さはありましたが、しっかりとゲームを運ぶことができ３－０で勝利できました。３回戦の生野高校戦もシングルスで１ゲームを落とすも同じくファイナル勝ちし、３－０で勝利できました。内容は十分とは言えず、特に２年生の不安定さが目立ちます。ダブルスでも勢いがなく、シングルスもエラーなどで失点を重ねてしまっています。ベスト１６のシードは守ることができましたが、３年生が抜けた後を考えるともっとベスト１６、ベスト８を勝ち抜くにはまだまだ強化しなければなりません。

　ベスト８を懸けた大阪偕星学園高校との試合では、こちらはベストオーダーをぶつけました。相手の第１ダブルスは近畿大会にも出場しており、厳しい戦いが予想されました。第１ゲームは１５点のショートゲームということを活かし、序盤から相手のエンジンがかかる前に攻撃し、積極的に低空戦を仕掛けて終盤まで点を取り合う形を作れました。１４－１４からは，１点を取り合う展開が続きました。しかし、相手もピンサーブを使って揺さぶりを仕掛けてきました。最後は惜しくも１６－１８で落としてしまい、勢いを削がれてしまいました。２ゲーム目は相手にも余裕が生まれ、８－１５となり結局ストレートで敗れました。セカンドダブルスは力の差があり、４－１５、７－１５でストレート負け。声の大きさや向かっていく気持ちだけは切らさずにやりましたが、技術もスピードもパワーも１枚も２枚も相手が上手でした。第１シングルスは序盤に相手に先手を許し、６－１５と落としてしまいました。クリアーでつながれたときにスマッシュを打ち切れないままでした。２ゲーム目は、相手がつなぐ球を打って攻めてこない内にこちらからどんどんスマッシュで攻めるように切り替えました。１５－１１で何とかゲームを奪うも、最後はファイナルで８－１５と力負け。悔しいですが、ベスト８奪還とはなりませんでした。次は夏の大会で団体戦があります。ベスト８、ベスト４を目標に、２年生を中心に頑張っていきます。

　女子は、ここ数年はベスト４こそなりませんがベスト８を守り続けることができています。どうにかベスト４を達成したい思いです。１回戦の樟蔭高校、２回戦の大塚高校、３回戦の千里高校と、１ゲームも落とすことなくすべてストレート勝ちの３－０の勝利で勝ち進むことができました。女子は危なげない戦いをしてくれました。ベスト８を懸けた山本高校との試合も、第１シングルスで少し競り合いましたが、すべてストレート勝ち！ここまでは順当にきました。８シードを守るというプレッシャーに押しつぶされることなく、よく闘ってくれたと思います。ベスト４を懸けてアナン学園と対戦。最大の目標であり最大の難関です。こちらはダブルスをひっくり返して、相手のセカンドダブルスに山田のエースダブルスをぶつける形をとりました。ここを獲って第２シングルスにつなげることが唯一の望みと考えました。オーダーは予想通りでした。相手のエースダブルスとこちらのセカンドダブルスが対戦。大きな差がありました。ミスも多く、また、相手を崩し切らないままスマッシュを全力で打つことで、良いレシーブを受けてしまい後衛がしんどくなる展開や、相手の球をレシーブしきれずに前衛につかまる場面が目立ちました。７－２１、９－２１のストレート負けです。ポイントとなる第２ダブルスでは、相手のペアの力の差を考えて片方に球を集める戦略をとりました。エラーを誘い、あまいレシーブを誘うことができそこから攻撃の糸口を見つけていくことができました。もちろんそうはいってもアナン学園です。１ゲーム目は１４－２１で落としてしまいました。後がなくなったセカンドゲームは、中盤まで互いに点を取り合って競り合うことができました。しかし、終盤で得点チャンスをエラーしてしまし、最後の数点を相手に奪われ万事休す...。１６－２１とストレート負けです。最後のシングルスも１０－２１、４－２１と完敗でした。

　女子は何とかこのベスト８の壁を越えてベスト４を達成したいものです。次の夏の大会は２年生中心のチームです。諦めることなく、練習に励んでいきたいと思います。