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2019年度 第13回公立高校大会団体戦 決勝トーナメント 結果報告

男女4連覇達成! 重圧はねのけ偉業成し遂げる!

 令和元年11月23日(土)、山田高校において第13回大阪府公立高校大会決勝トーナメントが行われました。各学区予選を勝ち抜いた男女各16校が集い、2複3単の団体戦をすべて正式ゲームで戦いました。

 当日の朝、まずは抽選を行い対戦相手が決まります。山田高校は男女ともに昨年の優勝校なので第1シードに配置されました。抽選の結果、男子は初戦で4学区の東百舌鳥高校、女子は初戦で3学区の八尾高校との対戦が決まりました。

 タイムテーブルでは女子の試合が先に入りました。第1試合は、第1ダブルスにこちらのエースを、第2ダブルスに3番手を置き、第1シングルスは決勝Tからエントリーした2年生で挑みました。初めは堅さがあり、動きもよくありませんでしたが、すべてストレート勝ちで3-0の勝利でした。

 続いて男子の初戦が始まりました。第1ダブルには2番手を置き、第2ダブルは2年生の3番手を、第1シングルスは1年生のエースを置きました。第1ダブルは危なげなくストレート勝ちでしたが、第2ダブルは苦戦しました。1ゲームを20-22で競り負けると、2ゲーム目も終盤まで競り、最後に離されて17-21でストレート負けでした。ダブルを1-1としてプレッシャーのかかる第1シングルは1ゲームを21-11で圧倒したものの、2ゲームは相手の動きも良くなり競る展開。結局24-22と最後はなんとか競り勝ちました。ここで落とすと後がないだけに、1年生が頑張ってくれました。第2シングルもまだ不安定なものの、ストレート勝ちで3-0の勝利です。

 2回戦は女子が牧野高校と対戦。第1ダブルに2番手を置き、第2ダブルは3番手、第1シングルは2年生の粘り強い選手で挑みました。第1ダブルの2人は今日の初試合ということもあり序盤は堅さもありました。シャトルの感覚を掴むまでに時間がかかりましたが、21-17,21-14とストレート勝ち。第2ダブルは1ゲームを21-14でとったものの、2ゲーム目は相手に攻める機会を与えすぎてしまい、14-21で落としました。ファイナルゲームは中盤以降、相手のミスもあって21-17と勝利!最後まで集中力を切らさずに勝つことが出来ました。シングルスは半分ほどに点数を抑えてストレート勝ち。3-0での勝利です。ベスト4を決めました。

 男子の2回戦は清水谷高校との対戦でした。オーダーは1ダブに2年と1年のペアを、2ダブに2番手を、1シングルは2年生の主力で挑みました。1ダブは安定した試合運びで2-0のストレート勝ち。しかし、2ダブは相手のエースとの対戦となり、苦戦しました。序盤から受け身に回ってしまい1ゲーム目を17-21で落とすと、2ゲーム目も後半まで点差が開かず流れが行き来する展開。最後に競り勝って21-19と取り返したものの、ファイナルゲームも終盤まで安心できませんでした。結局21-17で逆転勝ちしたものの、この先に不安材料を残す内容でした。1シングルも同じような展開でした。1ゲーム目を落とすものの2ゲーム、3ゲームと奪い返しての逆転勝ち。しかし、ゆっくりしたテンポでラリーをしていて、相手になかなか圧力をかけることができていませんでした。3-0で勝利しベスト4を決めたものの、優勝は難しいと感じられる試合内容でした。

 女子の準決勝は生野高校との試合を3-1で勝利した大阪市立高校でした。ダブル、シングルともに粘り強い相手でタフな試合が予想されました。オーダーは、相手のダブルスが順番を入れ替えてくると予想して、こちらもエースダブルスを2ダブに置きました。しかし相手は順序を入れ替えず、ダブルスは相手のエースとこちらの2番手が対戦することになりました。しかし、とことん鍛えてきたレシーブと前衛がここで活きました!相手の攻撃をとにかくレシーブで返し続け、崩れることなくラリーを引っ張り続けました。ドライブの応酬でも前に前に圧力をかけて制することが多く、21-14と1ゲームを先取しました。2ゲームは相手に前半を走られてしまいました。いつもならここで弱気になり噛み合わずに自分たちから崩れるのですが、今日は違いました。とにかく粘ってシャトルを拾い続けると、相手にも少しずつミスが出始めました。終盤で点差を縮め、最後は21-19と逆転。2-0で勝利!この勝利はチームとしてもものすごく大きかったです。

 第2ダブルはこちらの1番手が相手の2番手との対戦で、21-10、21-8と圧勝。1シングルも1ゲーム目をあっさり21-10で奪いました。このままとんとん拍子にいくかと思いきや、2ゲーム目は思わぬ苦戦。ジャッジできずにアウトの球を拾ってしまい、ゆったりラリーをして思い切った攻めをせず、相手が動きもよくなって延長ゲームに突入。何とか25-23で勝利できましたが、課題が残る内容でした。これで3-0の勝利。ここまで1ポイントも落とさずにきました。決勝は北千里高校を3-2で破った千里青雲高校との対戦になりました。

 男子の準決勝は枚方高校です。オーダーは先ほどの女子同様、ダブルスの順番を入れ替えてくると予想し、こちらも入れ替えて臨みました。これが見事にはまり、エースダブルス同士の対戦となりました。こちらとしては決勝を睨み、第2シングルには回したくありません。3-0の勝利を目指してオーダーを考えました。

 ダブルスは初戦に比べるとパフォーマンスも上がってきており、2組ともストレート勝ち!エース同士の対戦も、スピードやパワーでは決して引けをとっていませんでした。シングルスも21-12、21-18。なんとかストレートで勝つことができました。準決勝も3-0で勝利し、決勝進出です。男子トーナメントの逆サイドの山は、北千里高校と大阪市立高校が第2シングルまでもつれる展開で、結局大阪市立高校が3-1で北千里高校を破り決勝進出。試合時間の関係で決勝戦は女子が先にコールされました。

 迎えた女子決勝、オーダーはダブルスの順番もそのままに、ベストの布陣で挑みました。相手はダブルスの順番を入れ替えてきており、こちらのセカンドダブルスと相手のエースダブルスの対戦となりました。コートも3面同時展開で、ダブルス2つとシングルスが同時に始まりました。

 第1ダブルスは21-10、21-4と圧勝。文句なしの内容です。第1シングルスも21-9、21―9と安定した戦いぶりでストレート勝ち。準決勝とは見違える内容で、前後にうまく揺さぶりラリーの主導権を渡しませんでした。これで王手。

 第2ダブルスは1ゲーム目が激競りで、相手の攻撃vsこちらの守備という構図でした。こちらは相手に攻めさせ、守備から相手を崩していきました。また、チャンスがあればスマッシュで攻め、前衛が捕まえて決めるパターンもよく機能していました。終盤まで競りましたが、21-19で先取!エラーも少なく相手のエース相手に一歩も引かず戦えています。

 これで相手の集中力が切れたのか、2ゲーム目はこちらの勢いが相手を勝り、どんどん点差も開きました。結局21-11でストレート勝ち!優勝が決まった瞬間メンバーが一斉に駆け寄り、喜びを爆発させました。

 一足早く女子は4連覇を決めました!

 続く男子の決勝が始まるころには時間もだいぶ遅く18時40分頃でした。こちらも3面同時展開で試合が始まりました。オーダーは女子同様、ダブルスの順番もそのままにベストの布陣で挑みました。

 相手はダブルスの順番を入れ替えており、こちらのセカンドダブルスが相手のエースダブルスと対戦することになりました。

 第1ダブルスは、1ゲーム目を21-12で先取。攻撃力・守備力ともにこちらが上回っていたように思います。2ゲーム目は少し攻めあぐねましたが、21-17とストレート勝ちでした。

 シングルスも21-11、21-11と1年生が健闘!1日4試合を戦いましたが、疲労も感じさせず戦い抜きました。先に両サイドのコートは決着し、最後は第2ダブルスに託されました。

 第2ダブルスは1ゲーム目、一進一退の攻防で、どちらも引かず点の取り合いとなりました。終盤何とか点差をつけ、21-19で取ることができました。これが大きかったです。2ゲーム目は相手も勢いがなくなり、こちらはどんどん攻めることができました。普段ならエラーも多く、自分たちから崩れるペアでしたが、近畿大会出場を果たしたこともあり、精神的な強さと、自信もついたように思います。21-12で最後は圧勝!

 女子に続いて男子も優勝を決めました!

 昨年は男女の試合が偶然にもほぼ同時に終わり、山田高校が男女で3連覇を成し遂げました。3年生が引退し、代が替わってから2年生は相当な重圧を感じていたかもしれません。その重圧にも負けず、ここまでよく頑張ってくれたと思います。自分で言うのもどうかとは思いますが、男女4連覇、一朝一夕で成し遂げられることではありません。男女優勝を飾った32期生、連覇を遂げた33期生、歴代に比べると力の無い中で3連覇を成し遂げた34期生、そして4連覇の35期生、顧問としても感慨無量です。

 勝因としては、まずはレシーブ力を強化してきました。また、夏以降は前衛練習に特化して時間を割いてきました。ゲームで成果がでるまでには時間がかかりましたが、ダブルスに関してはこの数か月で本当に力がついたと思います。エースダブルスはもちろんですが、セカンドダブルスもエースダブルスに引けを取らないまでに成長したことが、1日で4試合を戦う上で大きなメリットを生みました。また、女子に至っては3番手ダブルスも府の大会で入賞するまでに成長してくれました。2複3単の団体戦ではダブルスが1-1となると必然的に第2シングルスの試合が入ります。後ろに回さないためにも、セカンドダブルスが他校のエースダブルスに勝利し、3-0の勝利を重ねたことがチームにプラスになりました。勝利を義務付けられているエースペアも、そのプレッシャーに負けずに安定して勝利をもたらしてくれました。

 また、シングルスではとにかくラリー力を上げること、クリアーで押し負けないことを強化してきました。シンプルなことかもしれませんが、強い相手に対してもこの2点が通用すれば試合で勝つことができます。今日はこの点においても、成果がでたと思います。全員がそれぞれの役割を果たし、チームを勝利へと導いてくれました。

 長くなりましたが、今日までたくさんの方に支えられて優勝を果たすことができました。皆さんの支えなくしては成し遂げられませんでした。ここには書ききれないほどたくさんの方にお世話になりました。本当にありがとうございました。来年は5連覇を目指せます。どこまでも貪欲にいきたいと思います。12月末には北摂大会個人戦、1月は大阪府冬の大会があります。ここで満足せず頑張ります。これからも応援よろしくお願いいたします。

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