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第14回 大阪公立高校バドミントン大会(団体戦) 結果報告

11月上旬に学区予選、23日に決勝トーナメントが行われました。

 男子 優勝 山田高校として男子5連覇達成!

 女子 悔しいベスト8

男女5連覇ならずも、来年度男子は6連覇を目指す!女子も必ずリベンジを!

 11月23日(月)に大阪府公立大会団体戦の決勝トーナメントがありました。

 女子は2年生中心に1年生から1名だけがメンバー入りしています。1回戦で第3学区の住吉高校と対戦しました。第1ダブルスは順当にストレート勝ち。シングルスでは1年生を起用しましたが、落ち着いたゲーム運びでストレート勝ち。チームの勝利は決まりましたが、初戦は勝敗に関わらず、最後の第2ダブルスまでするルールです。ここではここのところ力をつけてきた2年生ペアが競りながらもストレート勝ちで3―0の勝利となりました。

 次の相手は第2学区の門真なみはや高校、夏の大会2部ダブルス優勝ペアがいる要警戒チームです。シングルスはシングルス中心に練習を積み重ねてきた2年生エースが有利と判断し、二つのダブルスで相手のエースには負けても、相手セカンドダブルスには負けないと考えました。次の準決勝のためのオーダーも見据え、第1ダブルスにこちらのセカンドダブルスを起用しました。相手は正攻法でエースペアが第1ダブルスに来ました。第1ゲームから接戦になりましたが、エラーの数が少し多い山田高校ペアが取られました。第2ゲームになるとこちらの攻撃が決まり始めて、取り返してファイナルゲームに突入。出だし注意しなさいとアドバイスしましたが、最初に連続失点してしまい、必死に追い上げましたが差が詰まらず負けてしまいました。ここで嫌な感じが漂い始めました。シングルスの2年生は夏の大会で2部シングルスベスト8まで勝ち上がり、実力をつけてきた反面、まだ波があり力を出せないこともある選手です。このシチュエーションで大きなプレッシャーがかかってしまいました。ゲームの序盤でエラーを連発してしまい、プレーが小さくなってしまいました。相手はのびのびプレーしています。普段の半分の力も出せないまま、ストレート負けしてしまいました。途中、アドバイスして気持ちを切り替えるようにアプローチを試みましたが、難しい局面を打開できませんでした。本人の力が発揮出来ない状況にしてしまった監督のオーダーミスでした。夏の北摂大会決勝トーナメントの最初も連敗していました。その後、練習試合や公式戦(個人戦)で好成績を残していたので、今回は大丈夫と判断してしまいました。オーダーに幅が生まれ、勝ちパターンも増えたと油断しました。0―2の2回戦負けです。

 新チームが始まった頃には今年の優勝はかなり難しいというか、ほとんど不可能、まずは予選突破と考えていたところから、努力に努力を重ねてきました。そしてダブルス、シングルス共に最近ようやく勝負出来る実力をつけたと感じ取れるようになっていただけに残念でなりません。必ず優勝出来るチームではありませんが、優勝してもおかしくないチームにはなっていました。本当に悔しいです。


 一方、男子は2年生が二人で後は1年生五人というフレッシュなチームです。大会前から2年生エースの疲労が抜けず、不安要素を抱えたままのスタートとなりました。初戦の相手は第3学区の藤井寺高校。こちらは近畿大会出場のペアが順当勝ちし、シングルスで2年生エースを起用。ゲーム序盤は集中していましたが、セーフティリードを取った後は少し注意散漫でした。ストレート勝ちしましたが、内容的に不十分でした。勝利は決定しましたが、第2ダブルスで2年1年ペアが少し競りながらもストレート勝ちして3―0の勝利。

 2回戦の相手は豊中高校。第1ダブルスに1年生ペアを起用、見事にストレート勝ちして期待に応えてくれました。シングルスも近畿出場の1年生が危なげなく勝利して2―0の勝利となりました。

 準決勝の相手は牧野高校。ここが最大の山場と考えていた通り、順当に勝ち上がってきました。近畿大会に出場するペアが1組、他にも2部上位入賞者が多く、今大会一の層の厚さを誇る学校です。山田高校が唯一勝っていると考えられるのが、1年生のシングルスです。この利点を生かすためにダブルスのペアを考えしっかりと練習させてきました。ダブルスでエース同士が当たると相手にダブルスを2本取られる可能性があると考え、第1ダブルスにセカンドペア、第2ダブルスにエースペアを起用しました。このオーダーが当たりました。第1ダブルスの1年ペアは近畿出場ペア相手に力負けしましたが、接戦に持ち込む健闘を見せチームに勇気を与えました。シングルスでは1年生が接戦もあるかと思われた府大会2部シングルス優勝の相手に完勝。第2ダブルスに勢いを与えました。そして勝負の第2ダブルスは序盤からペースをつかみ、常にリードを広げる理想的な展開でストレート勝ち。

 練習してきたターゲットを絞り込んでの戦いも功を奏しての完勝でした。1年生の思い切りの良いプレーにトレーニングに裏打ちされた安定感が加わりゲームにインパクトを与えていました。上からの球も少しずつですがトレーニングの成果もあって威力を増してきています。こういう場で緊張せずに力を発揮する天賦の才を持っています。地力をアップする為に甘やかさず鍛えていきたいと思います。

 決勝の相手は近畿出場ペアを擁する大阪市立高校を接戦で下してきた北野高校。今大会のダークホース的存在です。3試合同時に始まる決勝のオーダーは準決勝と同じ、験を担いだ形にしました。第1ダブルスが相手エースペアとファイナルの接戦をしている間にシングルスと第2ダブルスがストレート勝ちして優勝が決まりました。男子の5連覇達成です!

 シングルスが少し苦戦しましたが、練習で磨いてきた左右へのアタックが決まっていたので、不安はありませんでした。ただ、攻められた時のディフェンス強化は強くなるための絶対必要条件です。甘やかさず鍛えていきたいと思います。 ️
 女子は残念ながら5連覇達成出来ませんでした。生徒たちにプレッシャー与えないように「このチームで初優勝を狙おう」という言葉を合言葉に男女共に練習してきましたが、結果的には5連覇のプレッシャーに勝てなかった戦いになってしまいました。他のチームが挑戦者として捨身でくる中、プレッシャーに打ち勝つまでの力をつけさせられなかった指導の甘さが最大の敗因でした。一方男子は5連覇のプレッシャーを楽しむ精神的な強さがあったと感じました。今後1年生が五人いるチームがどこまで強くなるのか楽しみです ️。
 女子の敗戦が決まった時に気付いたのですが、今回の結果は何から何まで14年前の第1回大会と同じになっていると気付き震えがきました 。しかも、その後の最終結果も同じ形になり、1人で何か恐ろしいものを感じていました 。当時、山田高校は女子が強く当然優勝を含めた上位入賞は間違いないと考えていた時に今回と同じ2回戦で不覚を取ったのが門真なみはや高校でした。しかも、場所も同じコートでした。その時も門真なみはやは準決勝で負けて、今回と同じ3位。男子は山田高校が優勝しました。当時の事を覚えているのは自分くらいだと思いますが、恐ろしい程に似通った結果になってしまいました 。歴史は繰り返すと言いますが、2回大会から男女共に不甲斐ない成績が続いた歴史を繰り返さないように練習に励みたいと思います。 ️次は暮れの北摂大会個人戦、私学の強い学校がいるので厳しい戦いになると思いますが、挑戦者として頑張りたいと思います。 ️

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