北摂高校バドミントン大会 結果報告

あけましておめでとうございます。本年も山田高校バドミントン部をよろしくお願いいたします。

さて、昨年の12月末に行われた北摂大会個人戦の結果を報告させていただきます!

主な結果

 男子ダブルス 優勝(2年生ペア)

 女子ダブルス 第3位入賞(1年生ペア)

 男子シングルス 第3位入賞(2年生)

 北摂高校大会は、参加枠の制限がなく部員全員が参加できる大会です。個人戦でダブルスとシングルスを行いますが、高校からバドミントンを始めた選手は学年にかかわらずⅡ部にエントリーすることも可能です。昨年度はコロナが蔓延しており、山田高校も休校になり残念ながらほぼ全員が棄権せざるを得ない状況でした。府の大会では参加人数に制限があるため、普段なかなか試合に出場できない選手にとって北摂大会は自分の練習の成果を発揮する良い機会です。今回は何とか全員が棄権することなく参加できたことをうれしく思います。北摂地区は近畿大会に出場経験のある選手も多く、地区大会とはいえ初戦から苦戦を強いられることもあります。自分たちの納得のいくプレーをするというのが今大会の山田高校のテーマです。

 男子ダブルスは1部に6ペア、2部に1ペアがエントリーしました。2部エントリーのペアは初戦こそ芥川高校に勝利したものの2回戦で東淀工業高校に敗退。1部エントリーは1ペアが英真学園に初戦負け、もう1ペアも2回戦で三島高校に敗退しました。1ペアは3回戦まで勝ち進むもそこで英真学園に敗退。残る校内ランク上位の3ペアは順当に勝ち上がり、ベスト8を決めました。

 ベスト4(入賞)を懸けて挑んだ準々決勝、エースダブルスが苦戦しました。英真学園のペアにファイナルゲームに持ち込まれ、最後は21-20と何とか勝利できましたが、15点ショートゲームの怖さを改めて感じました。ここで負けていてもおかしくなかったです。残る2ペアはそれぞれ英真学園のエースペア、高槻のエースペアと対戦。ともに相手は近畿大会出場ペアで強敵です。2年生ペアは英真学園と対戦し、0-2のストレート負け。パワー対パワーでまだ分が悪く、攻撃を受け続けると押し切られてしまいます。残る1年生ペアは高槻と対戦、1ゲームを先手必勝でプレッシャーをかけて奪うことができましたが、さすがに相手も落ち着きを取り戻し、スイッチも入れなおしたように見違えるプレーで2ゲーム目をとられました。本来の力を出してきた感じです。ファイナルゲームでは点差が開かず、じりじりと食い下がりましたが、最後にこちらのエラーが連発し、残念ながら振り切られてしましました。ゲームの運び方や、プレーの選択、流れを引き寄せることができなかったことなど、課題が見つかった試合でした。残念ですが、男子は1ペアのみ準決勝進出となりました。準決勝の相手もまた英真学園です。ここからは21点の正式ゲームで、本人たちも落ち着いて試合に臨むことができました。エラーも少なく徐々に点差をつけ、2-0のストレート勝ちでした。

 決勝の相手は、準決勝逆転勝ちでファイナルの試合を勝ち上がってきた高槻です。学年も同じで昨年からいろいろな機会で対戦してきたペアで、互いに手の内は知れています。これも激競りのファイナルゲームへ突入、お互いの攻撃力、守備力をぶつけ合い、終盤へ。最後は相手に19-20とチャンピオンシップポイントを握られましたが、そこからトリッキーなプレーも飛び出ての逆転勝利です!試合直後はお互いに全力を出し切った様子が伝わってきました。準々決勝から綱渡りの状況でしたが、最後はラッキーもあって優勝できました。うれしく思います!

 女子ダブルスは8ペアが1部にエントリーしました。校内ランク上位の3ペアは接戦をものにしながらもなんとかベスト8に進出、残る5ペアは、三島高校に初戦敗退、3回戦で吹田高校にファイナル負け、春日丘高校にファイナル負け、関西大倉高校にファイナル負け、2回戦で英真学園に敗戦となりました。3回戦進出は3ペアと、他校のエースダブルスを打ち破るまでとはなりませんでした。

 準々決勝では、1年生ペアが英真学園と対戦し落ち着いて戦いストレート勝ちでした。もう1つの1年生ペアは成蹊女子のエースダブルスと対戦しストレート負けでした。近畿大会出場ペア相手に力の差を感じた試合でした。単に力と力のぶつけ合いだけでは勝負できません。総合力を高める必要があります。残る2年生ペアも同じく成蹊女子と対戦、こちらはしっかりと自分たちの力は発揮し、何とかファイナルゲームに持ち込むことができましたが、最後はサーブミスなどポロポロとミスが出て敗戦。互角の戦いができただけに入賞まであと一歩と悔しい結果となりました。

 準決勝に残った1年生ペアは先ほど2年ペアが敗れた成蹊女子と対戦。1ゲームは積極的に攻め、チャレンジャーとしてプレーし続け先取しました。2ゲーム目は勝利を意識しすぎたのか、ロブのアウトなどで失点を重ねリードされそのまま奪われました。ファイナルゲームも序盤にリードし終盤へ。このまま勝利かとおもいきやここでもまた自分たちのエラーを連発。この1年ペアも本当に試合の運び方が上手ではありませんでした。最後は逆転され敗戦、賞状は確定させましたが決勝に進むことはかないませんでした。今回女子ダブルスで入賞した選手のほとんどが1年生なので、来年この結果をひっくり返すには相当の努力が必要だと感じます。

 男子シングルスでは、11名が1部に、2名が2部にエントリーしました。このうち4回戦へ進出できたのが4名(2年生2名、1年生2名)となりました。4回戦はそれぞれ三島高校、英真学園、千里高校、英真学園にストレート勝ちし4名ともが5回戦に進出しました。5回戦では、2年生エースが英真学園に勝利、1年生の2名は英真学園、刀根山高校のそれぞれのエースに敗戦。相手は2名とも近畿大会に出場しており、敗戦したものの来年の近畿大会に向けて目標が定まった感じです。残る2年生は英真学園に勝利し、2年生2名がベスト8を決めました。

 準々決勝でエースがまたもや英真学園と対戦、パワーのあるスマッシュで攻められながらもラリー力で勝利。少し疲労の色が見えましたがベスト4(入賞)を決めました。もう1名は刀根山高校のエースと対戦。夏にも一度対戦し敗れているのでリベンジしたいところでしたが、身長が高く手足の長い相手に活路を見いだせず、食い下がるも敗戦。相性が良くないようにも思えますが、残された時間でなんとか差を詰めたいところです。残念ながらベスト4とはなりませんでした。

 準決勝はダブルスの決勝で対戦した高槻の選手です。昨年の近畿予選でも対戦し、その時もファイナルの競り合いで何とか勝利しましたが、今回も厳しい戦いが予想されました。序盤から相手の強力なスマッシュで防戦一方の展開で、1ゲーム目を奪われてしまいました。2ゲーム目は相手の攻撃力も少しダウンしたところに、こちらも積極的に攻めることでなんとかファイナルゲームへ。しかし、最後はこちらのアタック力が落ちてしまい、相手に有効なショットを打つ機会が減ってしまいました。全力は出し切ったとおもいますが、残念ながら敗退となりました。第3位確定です。

 女子シングルスは16名がエントリー、ここでも初戦から3回戦までで多くの選手が敗れました。3回戦を突破したのは5名となりました。それぞれ高槻高校、茨木高校、芥川高校、成蹊女子、成蹊女子に勝利して4回戦進出を決めました。校内ランク上位の4名は順当でしたが、6番手の2年生が外シードをファイナルで競り勝って勝ち上がってくれました。そのままの勢いで4回戦の東淀川高校にもファイナル勝ちしベスト16達成です。よく頑張ってくれました。残る3名も、高槻高校、北野高校、英真学園にそれぞれ勝利し5回戦進出を決めました。2年生のエースは、箕面自由学園に残念ながらファイナル負け。自分からのエラーでリズムを崩し、失点を重ねる流れを止めることができませんでした。

 ベスト8を懸けた試合では1年生2名が成蹊女子に敗戦、勢いのあった2年生も英真学園に敗れました。残る1年生1名は北千里高校と対戦、プレッシャーを感じていたのか粘る相手にショットのミスが多く、体格やプレーが同じような相手に自分のしたいことがほとんどできませんでした。ファイナルゲームでも激競りの試合、最後は何とか勝利しましたが精神面も含めてまだまだ未熟であることを受け止めなくてはいけません。ベスト4を懸けた準々決勝、成蹊女子高校のエース級相手に先ほどの試合の影響からかガス欠気味でストレート負け。この種目での入賞はなりませんでした。

 

 全体的な成果としては、2年生が修学旅行と期末考査で練習量が不足しているにもかかわらず、ダブルスでは力を発揮できたように感じます。シングルスでも男女ともに不完全燃焼で終わってしまう試合は少なかったようです。優勝できたのは男子ダブルスのみとなりましたが、その他にも入賞できたこともよかった反面、男子では英真学園、女子では成蹊女子といった層の厚い私学の学校にはいろいろな面で不足している部分があります。この冬により磨きをかけて力をつけ、年明けの冬の府大会や公立高校大会個人戦、春の大会に臨みたいと思います。

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