第16回 公立高校大会(団体戦) 結果報告

2022年度 第16回 大阪府公立高校バドミントン大会

団体戦 結果報告

男子 優勝! 7連覇達成!

 予選敗退間際の崖っぷちの状況から、逆境を乗り越え掴んだ優勝!

女子 3位! 準決勝で惜敗

 層の厚い相手にオーダーも厳しく、悔しい敗戦。

 今年で16回目となりました大阪府公立高校バドミントン大会団体戦は、男子は予選で敗退の絶体絶命の状況から立て直し、決勝トーナメントでもどこで負けてもおかしくない試合をなんとか突破し、優勝をつかみ取ることができました。7連覇達成です!女子は、男子ほどのピンチはありませんでしたが、準決勝では夏の府大会でも対戦した牧野高校に敗戦。オーダーが厳しかったことと、やはり2年生の調整不足が影響して1-2の敗戦。昨年優勝して連覇を目指していましたが、かないませんでした。公立高校大会団体戦は2複1単で戦います。単複を兼ねることはできないため、選手層の厚さがポイントにもなります。

男子予選

 1学区予選では初戦が最大の山場となりました。山田高校は昨年優勝のため予選では2回戦からとなります。1回戦を勝ち上がってきた千里青雲高校との対戦となりました。シングルスでかなり力のある選手がおり、ダブルス2つを取りに行くオーダーで挑みました。予想通りのオーダーで、第1ダブルスはこちらが勝って、シングルスでは善戦するもストレート負け。1-1となり決着はは第2ダブルスにゆだねられました。普段通りの力が出せれば6:4くらいで分は良いかと考えていたのですが、選手たちが想像以上にプレッシャーを感じてしまい、見たことのないようなエラーを繰り返してしましました。1ゲームを奪われて後がなくなると、2ゲーム目もリードされて終盤へもつれ込みました。相手があと2点で勝利...のところへ来て、逆に勝ちを意識したのかポロポロとミスがでました。これでこちらも少し息を吹き返し、何とか2ゲーム目は取り返すことに成功。絶体絶命のピンチを救われました。ファイナルゲームも表情に余裕はなく、何と戦っているのかわからなくなるくらいでした。最後は何とか振り切って勝つことができましたが、「やばい終わった...」と思う瞬間が何度もあり生きた心地がしませんでした。予選突破を懸けた柴島高校との対戦は、先ほどの勝利で目が覚めたのか、プレッシャーから解放されたのか、しっかりプレーして勝利!予選突破です。良かったです。

女子予選

 女子もまさかの初戦の相手は千里青雲高校となりました。男子と状況は同じです。男子程強力な選手はいませんが、府大会でも上位にくる選手がいるイメージです。こちらは初戦ということもありベストオーダーで臨みました。第1ダブルスは落ち着いて戦ってストレート勝ち、シングルスも同じくストレート勝ちでした。第2ダブルスは苦戦し、第2ゲームを落としてファイナルゲームへ。最後はどちらに転ぶかわからない展開で何とか17-15で勝利。第2ダブルスは団体戦で中々力が出ません(汗)。予選突破を懸けた阿武野高校戦は、シングルスを初戦とは入れ替える形のオーダーで挑みました。第1ダブルスは先ほどよりは落ち着いてストレート勝ちでした。シングルスも、少し力の差があってストレート勝ち。これで男女ともに予選突破を決めました。

決勝トーナメント

 男子は予選で❝一度負けている❞。そう言い聞かせながら決勝まで準備してきました。2年生が直前まで修学旅行という厳しい日程の中で、できる限りの準備をしました。初戦の久米田高校戦からベストオーダーで臨みます。初戦は少し力の差もあり、3-0での勝利となりました。2回戦の四條畷高校は、単複で近畿大会出場選手がいる強敵です。シングルスは分が悪いと考え、ダブルスを2つ狙うオーダーで挑みました。第1ダブルスは相手の2番手のダブルスで、危なげなくストレート勝ち。続くシングルスはやはり力の差を見せつけられてのストレート負けとなりました。これで1-1です。予選と同じような状況を迎えました。第2ダブルス、厳しい接戦でしたがなんとかものにして勝利できました。準決勝はシード校を破って勝ち上がってきた千里高校との対戦です。ここも同様相手の勢いに押され、自分たちのプレーが臆病に小さくなってしまっていました。先ほど同様ダブルスを落としてからシングルで取り返し、最後のダブルスに勝負がかかる展開でした。最後こそ少し安定したプレーができましたが、精神面ではまだまだ未熟です。なんとか決勝まで勝ち上がることができました。

 決勝は交野高校との対戦となりました。夏の府大会団体戦でもベスト8に入るなど、層が厚いイメージです。こちらは、シングルスにエースを、ダブルスは2年生ペアと2年1年ペアで挑みました。ここまで来たら全員が開き直っていたのか、変なプレッシャーを感じることも全くなく、5人全員が思い切ってプレーしていました。シングルスは少し力の差があり、2ゲーム目こそ競り合うもののストレート勝ち。ダブルス2つより早く決着しました。ダブルス2つも先手を取りながら、試合が進み、1ゲーム目は共に山田高校が先取!このままどちらかが勝ち切れば優勝となります。交野高校もどちらのダブルスもパワフルで勢いがあります。こちらもそれを跳ね返すレシーブ、ドライブの応酬となりました。そうこうしているうちに第1ダブルスが21点を先にとり、ストレート勝ちで試合終了!隣もリードしている状況で打ち切りとなりました。

 女子は初戦のいちりつ高校戦、2回戦の高槻北高校戦を3-0、2-0で勝ち上がり、今大会では最も厳しいと考えていた牧野高校との準決勝に臨みました。オーダーは、シングルスをとりたいと考えてこちらのエースを、ダブルスは相手の第2ダブルスを取りに行く順番でいきました。ところが、相手のオーダーはこちらの予想とは違い、ダブルス2つに重きを置いたものでした。

 第1ダブルスはこちらの2番手と相手のエースとの闘いとなりました。返球能力が高くパワーと上背のある相手に1ゲーム目は圧倒され、あっさりと奪われると、2ゲーム目こそようやくラリーの仕方がわかりはじめ競り合うも、最後の最後で離されてストレート負け。シングルスは少し差があったように思います。安定して得点を重ね、ストレート勝ち。これで1-1となりました。第2ダブルスは2年1年の団体戦用のペアです。ここでは2年生の方にプレッシャーがかかったのか、スマッシュエラーやレシーブミスが目立つようになってきました。相手に攻撃されるとレシーブが単調になってしまい、相手の前衛につかまりやすくなってしまいました。得点で見れば17点ほどはとれていますが、内容やラリーでは若干分が悪かったように思います。最後まで粘るも0-2で敗戦。準決勝敗退となりました。連覇を目指していただけに残念です。男子よりも女子の方は練習量がパフォーマンスに影響しやすいように感じます。修学旅行期間の5日間ほど練習できなかったことも原因の一つだと思います。でもそれは予めわかっていたことで、羽を打つ練習ができない中で選手が見えない努力をしてこれたかどうか、この大会に懸ける思いの強さでも牧野高校には及ばなかったかもしれません。大会は終わってしまいました。この経験が、次回の大会、今後の練習に活かせるよう、悔しさを忘れずにいてほしいと思います。

 男子は7連覇となりました。この記録は第16回を迎える団体戦の歴史上、またこの先もそうそう破られることはないと思います。来年は自分たちの記録を破ることを目標に、8連覇を目指したいと思います。女子も、また1からスタートを切って優勝を目指して頑張っていきたいと思います。

 有観客での大会が中々開催されず、保護者の皆様にはブログを通じてしか大会の様子をお伝え出来ないことを申し訳なく思います。山田高校バドミントン部の部員が、試合を通じて成長していく姿、一生懸命にプレーする姿、大会運営に尽力する姿をぜひとも次回は御覧いただけたらと思います。12月24日からは北摂大会が始まります。全員が出場できる大会で、日ごろの練習の成果が発揮できればと思います。

OB・OGの方、練習相手に来てくださる方も含め、日頃より選手のサポートをありがとうございます。今後とも応援よろしくお願いいたします。

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