12月24日(日) 練習試合

 クリスマス・イヴにもかかわらず、上宮高校、淀商業高校、布施高校の3校に来ていただき、翠翔を含めた4校で練習試合を行った。先日の新人戦1次予選の結果、現在は4校とも3部に属しているが、4部から昇格した翠翔にとって、今日は2部昇格を目指すために3部のチームとの戦い方を勉強させてもらえる、大事な練習試合と位置付けている。目標は、相手校に「春季大会で翠翔とは同じゾーンにはなりたくない」と思わせる試合をすること、とした。

 1セット目 25-13

 キャプテンのレンが家庭事情で遅れるとの連絡が入り、レフトにサイを投入。慣れないポジションでトスを打ち切れないでいたが、そこは承知済み。他のメンバーで試合をリード出来るぐらいでないと3部を勝ち抜いていけないだろう。カットさえ返ればアンのトスワークでセン、サク、コウ、スイの攻撃が機能するのは、先日の汎愛戦で実証済みである。レンがいない穴を全員でカバーすることができ、何とか勝利出来た。

 2セット目 24-26

 レンが合流したが、スタートはサイで続行。レンのアップが完了したのでサイにサーブが巡ってきたところでレンと交代する。サイも1セット目に比べレシーブ、スパイク共に動きがずいぶん良くなっていた。来年は主力となってチームを引っ張っていけるような選手に成長して欲しいものだ。このセットも開始から始終リードしていたが、終盤に入りムードは一転した。苦し紛れの相手の返球が拾えない。味方が弾いたボールも1人しか追いかけていないので、それが何とか上がっても次の者が返球できない。明らかに気持ちが入っていないプレーの連続である。翠翔は敵や味方の動きに対する次の動作が鈍い(していない)のである。今や根性バレーは時代遅れかもしれないが、根性や気合い無くしては勝負事に勝っていけないだろうと思われる。結局このセットはデュースとなったが、逆転負けを喫してしまった。

 3セット目 25-15

 このセットは動きが良くなった。あきらめずにボールを追いかけている。当然、返球できる確率も上がり、翠翔ムードのまま勝利することが出来た。部員たちはこの気持ちを常に持ち続けて試合に臨めるようになって欲しいものだ。

 4セット目以降 25-13、25-19、25-17、25-13

 2セット目の敗戦を受けてから、アンへのAキャッチ確率が上がり、コンビバレーが面白いように機能した。しかし、翠翔選手に気持ちのムラがあることは否めない。如何なる場合も全力が出せる精神面が今後の大きな課題であることが、今日の練習試合で十分に認識できたであろう。なお、試合終了後の監督の反省会の席で、あるチームの監督さんが、「翠翔と同じゾーンにはなりたくない」と言ってくださった。まだまだ問題点が多々あるものの、本日の目標は達成できていたようだ。

 追記

 淀商業高校さんには数年前より懇意にしていただいておりますが、翠翔高校だけでなく私個人も大変お世話になりました当時の監督さんが、今秋急逝されました。改めて、ご冥福をお祈りいたします。