特別公開講座 ~A. デュメイ氏をお招きして~

 9月16日(木)、世紀をかけて活躍するヴァイオリンの巨匠、オーギュスタン・デュメイ氏をお招きして特別公開講座を行いました。デュメイ氏は関西フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めておられ、今回の講座は管弦打楽器専攻の生徒によるオーケストラの指導を行っていただきました。  まず始めに、この長く続くコロナ禍において音楽をやることの大切な意味、音楽を続けることで次の世代へと受け継いでいくことの重要性についてお話くださいました。シンプルで力強いメッセージにみんな聞き入っている様子でした。

 

 オーケストラのレッスンの中でも、偉大な音楽家であるからこそ、基礎をとても大事にされていることが伝わってきました。フレーズを捉えて表現することの大切さ、楽器で弾くよりもまず声で歌うことによって自然なフレージングを発見できることなど、オーケストラの1人1人が音楽を生き生きと表現することができるよう、指導されていました。ヴァイオリン専攻の生徒たちにとって夢のような時間だったことと思いますが、指導を受けたオケの生徒たちはもちろんのこと、聴講していた生徒たちにとっても深い学びと気づきのあった講座となりました。

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