大阪府立だいせん聴覚高等支援学校

学校長より

大阪府立だいせん聴覚支援高等学校学校長

  だいせん聴覚高等支援学校に着任し、三年目となりました。校長の 藤田 太朗 です。

  平素より、本校の教育活動に対し、温かいご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

  本校では、「自立した生徒の育成」 を最上位目標に掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。

  生徒一人ひとりが自分らしく学び、自身の目標に向かって主体的に歩んでいけるよう、教職員一同、教育の充実に努めています。

  本校の生徒は、それぞれに得意とするコミュニケーション方法が異なります。そのため、手話・口話・文字表示 などを適切に活用し、生徒自身が最も理解しやすい方法を選択できる学習環境を整えています。

  また、自立活動のシラバスを見直し、各学年で共通した時間帯に実施できる体制を整えることで、グループや学年の実態に応じた課題設定から、学びを段階的に積み重ねていく系統的な指導を行っています。

  こうした取り組みを通して、授業の中では
「わからなかった」ことが「わかるようになった」
「できなかった」ことが「できるようになった」
と実感できる経験を大切にしています。

  各単元において、生徒自身が「もっとよくしたい」と感じる点に気づき、自ら調べ、質問し、解決していく。学びの積み重ねが、次第に主体的な学習態度へとつながっていき、 その先に、大学・専攻科への進学や就職など、それぞれの目標とする進路があります。

  本校では、生徒一人ひとりが自分の力を信じ、将来へと歩んでいけるよう、丁寧な教育活動を続けています。

「DXを活用した新たな学びへの挑戦」

  本校は、令和6年度より「DXハイスクール」 に採択され、デジタル技術を活用した新たな学びに取り組んでいます。

  生成AIを活用したプログラミング学習、ドローンの飛行による空撮体験、ゲーミフィケーションを取り入れた交流活動、高等教育機関と連携したユニバーサルデザインの学習など、時代の変化に対応した先進的な教育活動を展開しています。

  これらの実践は、他府県の高等学校や特別支援学校からも注目され、多くの見学依頼が寄せられています。他校との交流を通して学びを共有しながら、新たな可能性を広げています。

  生徒たちは試行錯誤を重ねながら課題に向き合い、「やってみる」「考えてみる」 ことを大切にしつつ、楽しさを感じながら意欲的に学習に取り組んでいます。

  今後も、生徒一人ひとりが自分のよさや可能性に気づき、主体的に伸ばしていける学校づくりを目指し、教育活動のさらなる充実を図ってまいります。

  引き続き、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

沿革

平成15年 2月 12日 府立白菊高等学校跡地に、府立生野高等聾学校と府立堺聾学校高等部を再編整備するための 「大阪府立高等聾学校(仮称)整備推進プロジェクトチーム」を設置
平成15年 8月 26日 「大阪府立高等聾学校(仮称)整備推進プロジェクトチーム」報告書を大阪府教育委員会に提出
平成17年 5月   6日 大阪府立高等聾学校(仮称)整備推進事務室を府立生野高等聾学校内に設置
平成18年 1月   1日 大阪府高等学校等条例の一部を改正する条例(平成17年12月27日大阪府条例158号)により、 大阪府立だいせん高等聾学校(堺市堺区大仙町1番1号)を設置、同日付で森 均 初代校長に任命される。
平成18年 4月   1日 大阪府立だいせん高等聾学校開校
平成18年 4月 10日 開校式、入学式、転入式を挙行する。
平成19年 4月   1日 亀平福一 第2代校長に任命される。
平成20年 8月 26日 校名変更 だいせん聴覚高等支援学校
平成22年 4月   1日 本郷雅昭 第3代校長に任命される。
平成24年 4月   1日 和泉秀雄 第4代校長に任命される
平成28年 4月   1日 藤原彰子 第5代校長に任命される。
平成31年 4月   1日 塩谷謙二 第6代校長に任命される。
令和  4年 4月   1日 林田健祐 第7代校長に任命される。
令和  6年 4月   1日 藤田太朗 第8代校長に任命される。

沿革概略図

大阪府立だいせん聴覚高等支援学校の沿革概略図を示しています。

沿革概略図

校章

イチョウ前身である生野高等聾学校のモチーフ
ペン…前身である堺聾学校高等部のモチーフ
それぞれの学校の伝統を引き継ぎながらも新しい聴覚高等支援学校として発展していこうという強い思いが中央の「髙」に込められています。

校章の由来

校歌

「本校の校訓『自立 規範 明朗』をイメージして」という条件で歌詞を平成17年12月5日から1月4日までの期間に公募しましたところ、11篇の応募がありました。そして、

  1. 生徒にとってわかりやすい表現であること
  2. 手話表現の難しい言葉がないこと
  3. 校訓のイメージから大きく逸脱していないこと

を条件に検討し、3名の作品を併せて歌詞を決定しました。その後、開校に間に合うように、大阪フィルハーモニーの指揮者に作曲を依頼しましたが、ドイツから帰国したばかりということで、宮川彬良氏を紹介していただき、4月の末に楽譜が届いた次第です。

平成20年4月 校名変更に伴い歌詞の変更に迫られ苦慮していたときに宮川先生のご厚意により無償で編曲をしていただきました。

校歌譜面

手話表現

だいせん

両手で「数字の2」を表し、仁徳天皇陵古墳の形をイメージし動かす。

  • 府立生野高等聾学校と府立堺聾学校高等部の2校が合併したことを表す。
  • 大阪を代表する仁徳天皇陵古墳を表す。

本校で勤務する、聴覚に障がいのある教職員8名が考案しました。

校歌

本校の校歌を手話で表現してみました。(pdfファイル)

手話表現