10月22日(木)6限70周年記念式典をおこないました。以下、校長だより第35号より。
令和2年10月22日 校長だより 令和2年度 第35号 | ||
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本日、ここに大阪府立吹田高等学校創立70周年記念式典が挙行できますことを、心から喜ばしく思います。本来ですと今日は、
全校生徒が体育館に集い、同窓会である鳳志会代表の方、またPTA代表の方などをお招きし、全校を挙げて70周年をお祝いするところでしたが、
現在の感染拡大の状況を考えて、この動画を事前に作成し、各教室で皆さんに見てもらうことにしました。 本校は1950年(昭和25年)に、「地元吹田に府立高校を」という熱い想いを受けて設立されました。それから、 今日まで2万4千人を超える卒業生を送り出してきました。これまで長きにわたり、 本校の教育活動に様々なご支援を賜りました各方面の皆様方に心より厚く御礼申し上げます。 さて在校生の皆さん、本日はこの後、70周年の記念誌を配布しますが、吹田高校の過去に少し思いを馳せてください。 70年前というと、戦後間もない時代で、吹田市内に府立の高校がない状況でした。そのような状況下に創立された本校は、 すべての生徒に寄り添い、一人ひとりの進路と人権を保障し、地域に愛される学校をめざして様々な教育活動を展開してきました。 また、近年は「人間力」を育むため、これまでの教育実践を継承しつつ、進学クラスの開設や学校行事・部活動の活性化、 広報活動の強化など多様な取組みを進めてきました。皆さんが毎日登下校時に通る校門の看板にも「人間力」と書かれてあります。 この「人間力」とはどのような力を指すのでしょうか。 皆さんの持つ生徒手帳には、人間力の3つの柱として次のように書かれてあります。 @自己を理解し、他者を認め、社会の中で望ましい人間関係を構築する力 A確かな知識や技能をもとにして自ら考え、判断・表現し主体的に学び続ける力 B心身ともに健康であり続ける力 これは「知・徳・体」という教育の求める基本原理であり、「生きる力」という言葉で説明されることもあります。 変化の激しいこれからの社会を生きるためには、これらの力をバランスよく育むことによって人間力を向上させる必要があります。 では、どうすれば人間力を向上することができるのでしょうか。実は簡単な事なのです。それは、毎日の学校生活を懸命に過ごせばよいのです。 規則正しい生活を送り、学校では授業を真剣に受けて、学力をつけ、部活動や学校行事にも全力で取り組んでください。 そうすれば知らず知らずに自然とバランスの取れた人間力は身につきます。これまで多くの卒業生が、自分の進路を決定させ、 卒業していくときに「吹田高校に入って良かった。自分のやりたいことが見えた」と異口同音で話してくれます。これは、 毎日の学校生活を懸命に送ることによってバランスの取れた生きる力、つまり人間力を身につけた証拠だと確信しています。 どうか皆さんも、この70年という伝統ある吹田高校の一員であるということに誇りと自覚を持ち、日々の学校生活を充実させてください。 しばらく続くウイズコロナの状況下では制約があるかも知れませんが、その中でも何ができるかという前向きな姿勢で物事を捉えてください。 その際、自分の興味あること、好きなことが土台になると思います。興味あること、 好きなことを追求するために進学・就職することは素晴らしいことだと思います。 最後に、本校は、これまでの教育活動の成果を踏まえつつ、新しい学習指導要領に沿った教育課程の編成・実施など新しい時代に対応した取組みを通して、 次の10年に向けてさらにステップアップするよう教職員一丸となって邁進いたします。引き続き本校の教育活動へのご理解と厚いご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 |
創立70周年記念ロゴマークが決定しました。
本校卒業生(48期生)で、愛を描くアーティストのsilsil さんに制作していただきました。
※silsil さんのFacebookファンサイトは⇒(こちら)
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