教志コース授業風景
2018年度の授業風景
●教志入門 26回【最終回】
平成31年2月12日 | 「先生っておもしろい」 | 大阪教育大学 福永 光伸先生 |
福永先生には、10月に続き2回目の講義をしていただきました。前回の模擬授業を思い出しながら、高度専門職業人として『学び続ける先生』をテーマに講義をしていただきました。教育学部の学生が行うロールプレイングを疑似体験する事により、大学での学びの一端にも触れ考えさせられました。最後に、教員をめざすにあたり「今、何をしなければいけないのか」「これから、何をしなければいけないのか」を語っていただき、想いを新たにした生徒たちです。
●教志入門 第25回
平成31年2月5日 | 「子ども虐待と『社会的養護』」 | 大阪府立大学 伊藤 嘉余子先生 |
「年間13万件を超える虐待事例、年間約100人にのぼる虐待死」と厳しい状況にある子どもたちの現状について、虐待の具体例を通して学びました。後半は社会的養護としての「里親」について、実際に里親をしておられる先生の体験を交えて教えていただきました。厳しい環境の中で自己肯定感の低い子どもたちと、しっかり向き合える教員をめざしてほしいものです。
●教志入門 第24回
平成31年2月4日 | 「教員になるために何が必要か」 | 関西女子短期大学 久保 加代子先生 |
「認める」=肯定的注目の効用について学んだ後、グループワークで、自分のことをほめられて笑顔になる生徒たちでした。「ほめる力」を技として身につけて、良好な人間関係を築けるようになってほしいと思います。
●教志入門 第23回
平成31年1月29日 | 「Let's enjoy English!!」 | 関西外国語大学 藤林 富郎先生 |
いきなり英語の挨拶・自己紹介が始まり、目が点になって始まった講義でしたが、徐々に藤林ワールドに引き込まれていく生徒たちでした。もっと最初から、自分を解放して楽しむ心をもってほしいと思います。『Once a teacher, always a teacher!』先生の最後の言葉を忘れずにいてほしいと思います。
●教志入門 第22回
平成31年1月28日 | 「教師をめざす皆さんへ〜小学校の教師とは〜」 | 大阪体育大学 吉美 学先生 |
ご自身の小学校教員の実践経験をもとに、具体的な小学校教員の魅力について話していただきました。「じゃんけん」を通して無意識のうちに仲間のことを考えさせる学級経営や、教師と児童とのほどよい距離感のつくり方など、改めて小学校教員のイメージを膨らませる生徒たちでした。
●教志入門 第21回
平成31年1月22日 | 「音声表現とコミュニケーション」 | 立命舘大学 仲山豊秋先生 |
「伝えるために」「理解してもらうために」どう表現するのか? 池上彰氏の番組での表現を題材に、ご自身のNHKアナウンサーとしてのご経験を交えて講義いただきました。
後半は、音声表現のスキルについて、例文を読み解きながら具体的に学ぶことができました。将来、音声表現者として活躍するであろう生徒たちに、大きな刺激をいただきました。
●教志入門 第20回
平成31年1月21日 | 「保健室からのメッセージ」 | 高槻北高校 松本庸子先生 |
普段なにげなく利用している保健室。知っているようで知らない保健室・養護教諭について再確認させていただきました。後半は、ゲームを通して『ソーシャルスキルトレーニング』について考え、支援教育の重要性が増している今の教育に携わる生徒にとって、有意な講義となりました。
●教志入門 第19回
平成31年1月17日 | 「古武道を活かす」 | びわこ成蹊スポーツ大学 高橋佳三先生 |
古武道の知識を活かした、効果的なトレーニングの方法について教えていただきました。教師になれば、子ども達のケガを防ぐためにも、このような知識も必要になってきます。
まず下半身の、骨盤を意識して行う立位体前屈やスクワットを実践しました。そうすることで、足の筋肉が鍛えられ、体幹が整い、ケガもしにくくなる体になるということです。
次に上半身の、肩甲骨を動かして行う腕立て伏せなどのトレーニングを行いました。これを意識すると、やはり体幹が鍛えられ、筋肉の力が無駄なくバットやボールに伝えられるようになります。
生徒らも実際に体を動かして効果を実感したようです。
●教志入門 第18回
平成31年1月15日 | 「生活の中の防災」 | 関西大学 城下英行先生 |
『地震』『豪雨』『台風』と多くの災害に見舞われた昨年を経験した生徒たちにとって、身近で現実味の在るテーマの講義でした。社会的分業が機能不全に陥る現代の災害に対し、生活の中の防災に気づく姿勢を持ち続ける大事さを学びました。
●3学期講義予定
4月当初の予定から変更になっていますので、お知らせいたします。
1/15(火) | 関西大学 | 城下英行 先生 | 生活と防災 |
1/17(木) | びわこ成蹊スポーツ大学 | 高橋佳三 先生 | 古武道を活かす |
1/21(月) | 本校養護教諭 | 松本庸子 | 保健室から見た生徒 |
1/22(火) | 立命舘大学 | 仲山豊秋 先生 | 言葉とコミュニケーション |
1/28(月) | 大阪体育大学 | 吉美学 先生 | 教師をめざすみなさんへ |
1/29(火) | 関西外国語大学 | 藤林富郎 先生 | Let's enjoy English! |
2/ 4(月) | 関西女子短期大学 | 久保加代子 先生 | 教員になるために何が必要か |
2/ 5(火) | 大阪府立大学 | 伊藤嘉余子 先生 | 子どもの虐待 |
2/12(火) | 大阪教育大学 | 福永光伸 先生 | 先生っておもしろい |
●後期実地実習
教志コース生47人は、11月の毎週月曜・火曜に後期の実地実習を行いました。高槻市内の公立小学校・中学校・幼稚園・保育所あわせて、29の校園所にお世話になりました。6月の前期実習で他校種を経験させていただいていることもあり、多くの生徒が、積極的に活動できたようです。ご指導いただきました各実習校園所のみなさま、ありがとうございました。
●教志入門 第17回
平成30年10月30日 | 「先生への道と対人援助の仕事」 | 大阪人間科学大学 田中保和先生 |
前半は、各校種別の先生に求められる資質・能力、大阪府の求める教師像について講義していただきました。後半は、教員採用試験について、採用に携われたご自身のご経験をもとにした、具体的なアドバイスをいただきました。将来にむけて、役立ってもらえれば幸いです。
●教志入門 第16回
平成30年10月23日 | 「いい授業とは」 | 大阪教育大学 福永光伸先生 |
「これからの時代に求められる先生像」について、福永先生の講話を聴いた後、教職大学院で学ばれている現職の小中学校の先生による、「いい授業」「子どもの顔が見える授業」をテーマにした模擬授業を体験させていただきました。『主体的・対話的で深い学び』を実感するとともに、教員が学び続ける必要性を確認する生徒たちでした。
●教志入門 第15回
平成30年10月22日 | 「自然災害・防災教育と学校」 | 滋賀大学 藤岡達也先生 |
「文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその激烈の度を増す」(寺田寅彦)の言葉通り、地震・豪雨・台風と大規模な自然災害に見舞われた今年の日本。とくに、6月の大阪北部地震を目の当たりにした生徒たちにとって、インパクトのある授業になりました。なぜ、学校防災が必要なのか。過去の災害から何をどう学ぶのか。生きる力を育む防災教育のあり方を考える時間となりました。
●教志入門 第14回
平成30年10月9日 | 理科教育法模擬授業 | 佛教大学 平田豊誠先生 |
前半は教育学(部)の概説と佛教大平田ゼミの様子を紹介していただきました。後半は、でんぷん凝固など簡単な実験を通して、『授業組み立ての重要性』を教えていただきました。単なる知識伝達に終わらず、仮説・実験・考察・検証というサイクルを大切にする視点を持てるようになってほしいものです。
●教志入門 第13回
平成30年10月2日 | 保育者になるということは | 平安女学院大学 金子真理先生 |
身近な経験談・ご家族のエピソードや、絵本の読み聞かせ・童謡・手遊びを例にとって、現在の保育に必要な資質を語っていただきました。『出会いと感動』『夢中に遊ぶ』など全人格教育である幼児教育のキーワードを、金子ワールドに引き込まれて学んだ生徒たちでした。
●教志入門 第12回
平成30年9月25日 | 身体運動能力の可能性と限界 | 大阪体育大学 石川 昌紀先生 |
トップアスリートの身体的特性の研究成果を具体例を交えて教えていただき、「運動生理学」の入門編となりました。後半は、フィンランドの体育授業を例に、これからの体育科教育のヒントをいただきました。運動部生徒・体育科教員をめざす生徒には大きな刺激となりました。
●教志入門 第11回
平成30年9月22日 | 先生になるってどういうこと? 〜先生になる夢と子どものおもしろさ〜 |
大阪成蹊大学 橋本隆公先生 |
手遊びに夢中になる中で、『生活の中の遊びを教科の学びに結び付けていく』ことに気づかされた生徒たちでした。教育現場で起きた実際の問題の答を考える中で、単なる第三者ではなく教育者的視点を持って子どもたちと関わることの大切さを学んだことでしょう。
●教志入門 大阪成蹊大学キャンパス訪問
平成30年9月18日 | 大学見学 | 大阪成蹊大学 |
教志コース生が大阪成蹊大学教育学部へお邪魔し、様々な場面を見学させていただきました。
まず、学生さんと一緒に大学の講義を受講する機会を頂きました。大学の先生の講義は授業でよく聴いているコース生たちですが、大学生がどのように講義を受けているかを見ることはありません。学生さんたちの様子から、自分たちの学びの姿勢との違いを比較する、よい勉強になりました。
続いて、学生さんの案内で大学内を見学するツアーに出発しました。各施設ではそれぞれユニークな大学の先生方が解説してくださり、教育を学ぶところの面白さ、奥の深さを実感できました。
最後に、副学部長の安部先生からお話を頂きました。教育学とは何か、ということを明解に説明してくださいました。「先生になりたい」という思いを持って勉強してきたコース生ですが、それが「こういうことを勉強して先生になりたい」と、具体的な目標に昇華したのではないでしょうか。
●教志入門 第10回
平成30年9月11日 | Playfulな学びの舞台をつくる | 武庫川女子大学 井谷信彦 |
予想外のことが起こった時に、いかに学びに変えられるかを考える貴重な時間を作っていただきました。
「授業に遊びの要素を取り入れる(playfulな舞台つくる)ことで、失敗を楽しむ空間をつくる。すると子どもたちは色々なことに主体的に挑戦するようになる。それが子どもたちの成長へとつながっていく」
教志コース生たちはこの井谷先生の教えを、遊びの中に学びのある対話的ゲームを通して、またゲーム後の講義を通してしっかり実感していたようです。
●教志入門 第9回
平成30年9月3日 | 学校をイノベーションする | 近畿大学 光田 尚美 先生 |
前半では「今のような形の学校がいつ、どうやってできたのか?」を歴史や社会の情勢など、様々な観点から講義していただきました。現代のシステムに近い学校は近代産業革命時代になってようやく出来たというのが驚きでした。
後半では、生徒間で活発なワークが展開されました。「自分が考える理想の学校」を考えたあと、お互いに意見交換しました。最後に「じゃあ、その理想の学校に自分の子どもを通わせたい?」という問いかけが先生からありましたが、必ずしも「Yes」とはならないようです。学校の在り方は、親の立場と子どもの立場で変わってくるようです。
●教志入門 第8回
平成30年8月28日 | 今求められる学力と学習とは | 大阪成蹊大学 赤沢 真世先生 |
「思考力・判断力・表現力を育み、主体的・対話的な深い学びをする」という、これからの教育に欠かせないテーマについて、全国学力テストの問題を例に、わかりやすく教えていただきました。
後半では、本格実施される小学校外国語の授業例を用いて、小学校外国語以外にも通じる授業づくりのヒントをいただきました。今から教育者をめざす生徒にとって、刺激的な講義で2学期が始まりました。
●前期実地実習
教志コース生47人は、6月の毎週月曜・火曜に前期の実地実習を行いました。今年は、高槻市内の公立小学校・中学校・幼稚園・保育所・支援学校あわせて、27の校園所にお世話になりました。震災による休校等で回数が減りましたが、教育現場にふれさせてもらって、多くの生徒が、新たな気づきを得たようです。この経験を今後に活かしてほしいものです。指導いただきました各実習校園所のみなさま、ありがとうございました。
●教志入門 第7回
平成30年5月28日 | 教育学の学びと教職の意義 | 京都女子大学 表 真美先生 |
前半は、教育学部の大学生に対し最初に行うグループワークを通して、「教育とは何か」を自分たちで考える時間となりました。後半は、教育法規に見られる教育の定義や、京女大のカリキュラムの中から大学での教育学の学びのアウトラインについて教えていただきました。
●教志入門 第6回
平成30年5月15日 | 教科や校種を超えて取り組む学力向上 | 京都産業大学 牛瀧文宏先生 |
学力の要素・定義を学んだ上で、『学力』というものは、校種間連携・教科間連携によって成り立っていることについて考えました。視野を広げて、学びのつながりを深められる教員をめざしてほしいものです。
●教志入門 第5回
平成30年5月14日 | 「教える」という仕事 | 京都教育大学 榊原禎宏先生 |
学校教育を、『13兆円規模の公共的事業』として捉えることから始まりました。「教える」という仕事の曖昧さ、感情労働である側面、「いい加減」な人間を好きにならねばならないこと等々、多面的かつ柔軟な思考をもたねばならないことを考える時間をいただきました。
●教志入門 第4回
平成30年5月8日 | つながる力を育てる人権教育 | 追手門学院大学 前 比呂子先生 |
人権教育をめぐる現在の状況と様々な課題の講義を受けた後、後半は、『不公平なイス取りゲーム』を楽しむ中から、情報格差・社会的弱者等の人権に関わる問題を考えさせられた生徒たちです。自分の大切さとともに他人の大切さを認め、つながる力を育む感性をもって成長することを期待します。
●教志入門 第3回
平成30年5月7日 | 教育心理学から見た教授法 | 平安女学院大学 志澤康弘先生 |
『チューリップに種は出来るの?』などの具体例を通して、記憶の仕組み・知識と理解の関係を、教育心理学の側面から学びました。『教育とは単に教えるものではない。どのようにして受講者の知識や概念(思考法)を組み替えていく問題』として、教育の難しさの一端を知る生徒たちでした。
●教志入門 第2回
平成30年4月24日 | 生徒の問題の理解と支援〜生徒の自立にかかわる教師の役割〜 | 鳴門教育大学 阿形恒秀先生 |
ビートたけしの言葉やチンパンジーの動画など、生徒の興味をひく題材を用いて、わかりやすく生徒理解の原点を学ばせていただきました。「児童生徒に『希望』を示す先生」、「共感的理解のできる先生」をめざして、成長していって欲しいものです。
●教志入門 第1回
平成30年4月17日 | 学校をマネジメントする | 滋賀大学 大野裕己先生 |
今年も、大野先生の講義で『教志入門』がスタートしました。41期生47名も、「よい学校とは?」を考えることから、信頼される学校をマネジメントする一員に1歩ずつ成長してくれることでしょう。