メカトロニクス系2年生は工場見学で、「DMG森精機」伊賀事業所にお邪魔させていただきました。
DMG森精機は、工作機械の分野では有名で、中でも今回見学する伊賀事業所は、工作機械工場のなかでは国内最大級の広さを誇ります。
最初にセミナー室に案内いただき、ここで大まかな説明をしていただいた後、20人前後の班に分かれて、工場内を案内していただきました。
工作機械とは、いわば機械の部品を自動で作る機械のことで、自動車でたとえるなら、自動車の部品を直接作ることもあれば、自動車の部品を作る機械の部品を作ることもある、というような説明を受けます。
DMG森精機は、ポルシェのスポンサーとなっているため、展示室にはルマン24というレースに出場するポルシェ919が展示されていました。藤工生は自動車好きが多いので、興味津々で見ています。
工作機械の組み立て現場というとすべてがハイテクの最新機械で行われている印象を持ちますが、実は人間の手作業でしか仕上げられない部分もあります。機械の面と面が摺りあわされる部分では、機械で削った完全な平面だと抵抗が大きくなりすぎるため、人間が微妙に凹凸をつけて動作をスムーズにしています。こうした人の技もあってはじめて最新鋭の工作機械も成り立っているんですね。