６月１０日（月）～１４日（金）　花探３年目！！

今年で３年目になりました『HANZONO進路探究プログラム』が６月の懇談期間中に実施されました。

今回は９つのプログラムを用意し、前回と同じプログラム名もありますが、ほとんど内容が違ったり、講師の方々も新しくお迎えすることとなり、のべ３３０名ほどの生徒が参加しました。

実際に現場で体験するだけではなく、今回もそこで働いておられる方や、利用されている方々にも直接お話を聞いたり、講義を受けてワークショップに参加したり、とどれも盛りだくさんの内容だったようでした。生徒たちも帰ってきてから、本当に深くいろんなことを考えたり、頭を使ったり、短い時間でしたが、参加して良かったです！！と報告を受けました。

学校の授業とはまた違って、自分たちで行動して、一つの物事についてじっくり考える、というのは本当に貴重な体験だったと思います。３年生にとっては今回が最後となりましたが、これを機に、自分の将来に向けて、世の中や世界にも目を向けいろいろと考えを深めていってほしいと思います。

生徒の感想を少し抜粋して載せます。

私はお話を伺った中でも、「エシカル消費」について着目し、深く考えたいと思いました。消費者ならば、どんな人でも地域や環境に配慮できる概念や自覚を持って買い物をするべきだと思います。さらに私も知らなかったように、この「エシカル消費」を世の中にもっと知ってもらい、意識せず当たり前に社会問題を解決できるような力を身につけることができる社会にしたいです。これから、グローバル社会が広がり続ける社会で、世界が一丸となり地球を守っていけるシステム（持続可能な社会（SDGｓ）をめざして！）がより充実したものになるよう頑張りたいと思います。《フェアトレード》

2年のときから花探でフェアトレードの話を聞いたり、ソーシャルチェンジでフェアトレードの勉強をしてきて、今回もう一度この問題と向き合っている中で、フェアトレードにはたくさんの問題が複雑に関係していることが分かりました。食べ残しのように意識一つで変わることや、フェアトレード商品を買うなど普段の生活でどう変えていくのか。また、友達と協力や学校全体で協力することでできることなどがどんどん明白になり、それを社会規模で考えると、これからどうこの問題と付き合うべきなのか、などどんどん深いことを考えさせられて、とても自分の進路を考えるのに役立ちました。《フェアトレード》

今回SDGｓに関することを小学生に授業するということだったけど、自分も初めて知ることがあって勉強になったと思います。ゴール4「教育目標」だけでもたくさんの難しい問題があって、私たち学生も考えていかないといけないなと思いました。きっとこれだけじゃなく、私たちができることでも知らないことがあるんだろうなと思いました。授業をする側ではあったけど、自分のためにもなったと思います。まずは知識を増やすためにいろんな情報を集めていこうかなと思いました。《小学校出前授業》

今回、初めて出前授業というのに参加してすごくすごく良かったです。参加して良かったなと同時に楽しくて終わっちゃうのが悲しくなるほどでした。制作時間や練習時間は少なかったけど、考えるごとに沼にはまっちゃって、気づいたらどんどん考えが広まっていろんなアイデアも浮かんできて悩むくらいでした。予想以上に６年生は明るくて素直で何よりパワフルでめちゃくちゃ授業を真剣に聞いてくれてびっくりしました。そして、３年生の先輩方の強さを感じて、尊敬できる先輩たちと一緒に取り組めて嬉しかったです。小学生と関わることも普段ないし、SDGｓの一つをみんなで考えれたことが本当に良かったです。また、参加したいなと思いました。

《小学校出前授業》

お母さん方の話を聞いていると、子育てというのは、子どもを産むことだけがすべてではなくて、成人するまで大きな責任をもって育てることが大切だと感じました。また、今の世の中の課題点も聞きました。待機児童が多く、保育園や幼稚園に入れることができない人がいる今の日本を変えるにはどうすればいいのか、保育園を増やしても保育士不足だったり、問題点はたくさんあると思います。それを解決していくためにも、まずは自分が立派な保育士になって社会にすこしでも貢献できたらいいと思いました。《保育体験》

保育士は子どもが減っているからあんまり必要なくなっていってると思っていましたが、保育所や保育士が足りていないことが分かって、それはお母さんたちのストレスになって虐待につながるのかもしれないと思いました。将来の夢は児童養護施設に関わることでしたが、もっと身近に子どもたちの幸せを守ることができることがあるかなと思いました。将来の夢に不安がありましたが、やっぱり私は子どもたちと関わりたいと思います。《保育体験》

看護・福祉体験