<12月20日(金)二学期終業式>

○終業式にあたり、二学期に表彰を受けた生徒に改めて表彰状を渡し、全校生徒に紹介をしました。また、一月に全国大会に出場するダンス部の生徒とフィギュアスケート全国大会に出場する生徒の紹介をしました。生徒会執行部生徒から二学期の活動について、報告がありました。校長から下記の概要の話をしています。

●おはようございます。二学期の終業式にあたって、全学年と各学年に向けた話、「ふり返ること」の二つの話をします。

●二学期のできごと

○9月の文化祭では、生徒全員参加の前日祭がありました。日頃互いにみる機会がない活動を全員で共有したこと、盛りあがるところは盛りあがるとともに、まじめな話をまじめに聞くことができた前日祭でした。

○9月・12月の学校説明会、11月の体験入学では、生徒会役員、幼児教育・看護医療コースの生徒、部活動をしている生徒をはじめたくさんの生徒が、受験生やその保護者の方等に学校のよさを伝えていました。

〇11月16日(土)の70周年記念式典では、「くろーばぁ生」三学年による和太鼓の演奏がありました。また、生徒会役員を中心にしたモザイク壁画展示や活動紹介、看護医療コースと幼児教育コースの生徒からの活動紹介がありました。

○参加された同窓会(江風会)の方から、たくさんのあたたかいことば(メール)いただきました。一部をご紹介します。

〇「オープニングのくろーばぁー生の和太鼓、すばらしかったです」「生徒さん主体の式典に感銘を受けました」「50数年前の東淀川高校の動画、生徒さんが驚いたように観ておられて嬉しかったです」「これからの時代は世界的に変化が激しいので、何事も自分事と捉えて自ら行動することが良いと感じております」

○その他の取組みとして、以下が印象に残りました。

○11月、生徒会役員と有志の生徒が協力して、能登半島被災地応援プロジェクト募金に取り組んだこと。11月17日(日)新大阪駅構内での新大阪駅60周年記念特別イベントに、多文化研究部、軽音楽部、吹奏楽部、ダンス部が出場したこと。

○ダンス部が8月24日(土)全国大会(全日本高校ストリートダンスクライマックス2024FINAL)に出場したこと、1月にも全国大会出場が決まっていること。10月5日(土)第49回淀川区民祭に参加したこと。

○幼児教育コースの生徒が昨年までの取組みを引き継いで、ファーストリテイリング(ユニクロ)の「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」に協力をしたこと。

○その他にも、いろいろな取組みをした生徒の皆さん、ありがとうございます。

○三年生の皆さん

○二学期、多くのひとが進学のための試験や就職試験を迎えました。学年や進路指導の先生に指導を受けながら、面接練習に取り組むなど、熱心に準備をしているひとをたくさんみました。努力が実り、二学期に進路が決定したひとがいます。一方、年明けに進路実現に向けて試験を受けるひともいます。進路が決定したひとは、進路に繋がる読書などにより、将来に必要な力をつけるとともに、最後まで頑張る友だちを応援してください。

○年明け、三学期は高校生活の集大成の期間です。登校期間は3週間余りです。冬休み、高校生活でやり残したことはないかを考え、三学期に行動に移してください。

○二年生の皆さん

○11月30日から12月3日まで、修学旅行でした。民泊や体験活動など、充実した三泊四日を過ごしたと思います。修学旅行でたくさんの気づきがあったひと、成長したひとがいると思います。参加したひとは、楽しかった思い出を大切にするとともに、参加できなかったひとの気持ちもわかる二年生であってください。

○二年生の二学期が終わりとなり、高校生活の半分が過ぎました。進路目標を決めて、その実現に向けて取り組む時期になりました。この冬休み、改めて自分の将来についてしっかりと考え、行動に移しましょう。その際、保護者の方やいろいろなひとと相談をしてください。

○学校生活においては、学校の中心としての自覚を持ち、後輩をしっかり引っ張ってください。皆さんは四月には最上級生になります。

○一年生の皆さん

○9月、初めての文化祭に、模擬店・イベント・体育館舞台とさまざまな企画に取り組みました。「総合的な探究の時間」では、SNS調査に取り組み、調べることや調べたことを発表することの大切さとたいへんさに気づいたのではと思います。

○一年前、多くの人は中学校で進路懇談があり、志望校を決めながら、勉強をしていたと思います。昨年度の学校説明会や体験入学に参加したひともいると思います。今年、本校生徒になって、部活動や生徒会等で活躍をしているひとがいます。

○年が明けて4月、皆さんの後輩が入学してきます。先輩としての態度や行動を期待しています。

●改めて「ふり返ること」の大切さについて話をします。

○終業式では二学期をふり返りましたが、一年間やさらに長い期間をふり返ることも大切だと思います。

○毎年年末に一年の世相を表す「今年の漢字」の発表があり「金」に決まりました。

○もっと長い期間(10年単位)でふり返ることができます。70周年記念行事のときに、参加者の皆さんに、60周年から70周年にかけてあった出来事についてふり返りましょうと話をしました。

○今では当たり前になっていますが、60周年のときに東淀川高校にいたひとは、例えば「普通科専門コース」の取組み、「日本語指導が必要な生徒」が学ぶ学校としての取組みが、今のように進んでいるとは思わなかったのではないでしょうか。

○この10年間に学校に関わった多くのひとの力で、現在の東淀川高校ができているのだと思います。

○70周年の年にあたり、「変化の激しい世界において、何事も自分事と捉えて自ら行動する」こと、その際、互いに協力をすることが、皆さんの成長につながったり、今の東淀川高校をつくったと感じています。また、これからの積重ねが創立80周年やそれ以後の東淀川高校をつくっていくと思います。

○10年単位のふり返りについて考える際にアメリカの雑誌編集者のF・L・アレンさん(1890~1954)の著書「オンリー・イエスタデイ」を参考にしました。校長室の前においておきますので、興味がある生徒はみに来てください。

●最後に

○この冬休み、まずは心と体を休めてください。健康や安全に十分に気を付けて、年末年始を過ごしてください。緊急事態が発生した場合、まずは学校に電話連絡してください。新しい年を迎えるにあたり、新たな目標を立ててください。始業式は1月8日(水)です。新たな気持ちで皆さんに会えることを楽しみにしています。