<1月8日(水)三学期始業式>

○1月8日(水)は三学期始業式でした。始業式で以下の概要のお話をしています。

●明けましておめでとうございます。本日は1月8日(水)、三学期の始業式です。

○二学期の終業式にお話をしましたが、冬休みに、できる限り心と体を休めることができましたか。新しい年を迎えるにあたり、新たな目標を立てましたか。三学期の始業式は1年の始まりの集会であるとともに、三学年全体に向けて話をする最後の機会です。一点め、三学期の過ごし方について、二点め、自分の思いを言語化することについて、話しをします。

●一点め、三学期の過ごし方についてです。

○三年生のみなさんへ。いよいよ三学期となりました。学年末考査は1月27日(月)に始まり、1月31日(金)が最終日です。三学期は一年間の総まとめの時期であるとともに、皆さんの東淀川高校での三年間の総まとめの時期です。最後まで学校生活に前向きに取り組んでください。進路実現に向けて頑張っているひとは、体調管理を十分にして、これからも頑張ってください。周りのひとは、頑張っている友だちを支えてください。

○一・二年生のみなさんへ。三学期はこの一年間の総まとめの時期であるとともに、次の学年に向けても大切な時期です。後一回か二回のお正月を迎えると、今の三年生と同じ立場になります。二月に日本語指導が必要な生徒の入試があります。学習、部活動等の時間は多くはありません。一日一日を大切にしてください。寒さが厳しい中で学習、部活動、行事等を行います。体調管理をしっかりとしましょう。

●二点め、自分の思いを言語化することについてお話しをします。

○昨年(令和6(2024)年)出版された三宅 香帆さんの著書、『「好き」を言語化する技術:推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』から引用します。

○「推し」について発信することがうまくなるために「自分の言葉をつくること」が大切です。自分の言葉で好きなものについて語ることは、信頼できる「好き」をつくることになります。具体的な方法としては「よかった箇所の具体例を挙げる」「感情を言語化する」「忘れないようにメモをする」ことが大切です

○私がこの著書で特に共感したのは、好き(「推し」やポジティブ)なことをことばにする方法に加えて、嫌いなことを言語化する方法についても語っていることです。

○嫌いなことを言語化する方法を活用すれば、他のひとと話をするときに、「何か知らないけど腹が立つ」ではなく、何となく不満に思う理由について、自分でふり返って整理できたり、きちんと相手に説明することにつながる。それにより、結果として人間関係がより円滑になるのではと、思いました。

○三学期の始まりに当たり、皆さんがそれぞれにふさわしい目標を持ち、行動することを期待します。また、皆さんが言語化する技術を高めて、自身の思いをより具体的な言葉で語ること、それにより良好な人間関係の輪を広げることを期待しています。