9月6日(水)14:45~16:30
本校の療育相談でお世話になっている大阪発達総合療育センターの作業療法士の先生を講師にお招きして校内研修会を行いました。
大きく次の4項目に沿って研修を進めました。①食事場面の姿勢、②支持側と運動側、利き手と非利き手の役割、③食事動作、手の感覚、運動経験、手つかみ食べ、手と目と口の協調、④道具操作。
①では、児童生徒の姿勢を真似て、その状態で食事をすることの難しさを体験しました。②では、スプーンを持っていない方の手の支えがある場合とない場合の食べやすさの違いを体験し、非利き手の役割の大切さを実感しました。③では、目と手と口の感覚運動体験の積み重ねによって自分で食べたいという意欲が育ち、さらに手の構えを作る準備と手先の器用さを養うことにつながるということでした。④は、道具操作はダイナミックタッチ(物を介した対象物の知覚)であるので、手の中での操作(持ち替えや回転等)や握り方について分析的捉えること、道具の特性に合わせた操作が必要であるという点において、理解を深めることができました。さらに道具操作を成功に導くための自助具の活用や工夫、食事環境の改善工夫にも目を向けることで、子どもたちの食事場面がより楽しくなり、食事動作の向上につながるということも学ぶことができた研修会でした