ネットワーク端末で文章を書かせる準備と手順

 
第5分科会担当です。

似たようなご質問が複数ありましたので、

具体的にまとめてみます。

大阪府の学校情報ネットワークを想定します。

 

たんなるワープロ入力ですが、

ネットワーク端末・大人数のときの、

細々した注意点があるので整理します。

 

 

 

 

【例】生徒40人が下書きしたものを、各自でワープロに入力(清書)させたい。


■準備

1 LAN教室など、端末の使える部屋の予約と生徒への連絡。

2 生徒・指導者とも、端末へのログインIDとパスが使えることを確認。

  ※パスワード忘れ、などは、学情管理者に問い合わせ。

  (案外、こんなことで手間取ります(泣))

3 作ったファイルを保存する場所(共有の〈引き出し〉)を作成する。

  ・デスクトップにある〈グループ共有フォルダ〉を利用します。

  ・通常、生徒は、1年1組といったHR別のグループに所属しています。

  ・例えば〈1年1組〉の中に〈国語作文保存〉といった名前を付けたフォルダを作成し、そこへ保存させます。

  ・ただし、指導者自身も〈1年1組〉のグループに入っている必要があります。
  
   入っていない場合は、管理者に頼んで、必要なグループに入れてもらいます。

  ・(「〈全体〉」というグループを利用し、その中に保存場所を作ってもよいですが、他クラスの生徒もアクセスできることになります)

4 〈国語作文保存〉フォルダに、入力用の〈型ファイル〉を作っておいてもよい。( 型の例。400字×4枚をA4横書きで。400×4.doc )

 ※縦書きか横書きか、用紙サイズ等、できあがりを見越して、作成。

 

 準備はこれだけ。小一時間あれば可。

 パスワード忘れ、は、いざログイン、となったときに発覚することもあります。

 生徒のパスワードを確認する方法を管理者から教わっておくか、

 予備のIDを一つ用意しておけば安心。

 

 ※LAN教室の場合は、全端末を指導者が一斉にコントロールする機能がついています。

  それを使う場合は、情報科の先生に教わって下さい。

  しかし、ワープロ入力のような各自作業だけなら、とくに必要ありません。

 

■入力・保存

 いよいよ入力!

 生徒はへんにコーフンするので(笑)、

 「やるべきことの明示」「座席配置」にはご注意。

 

(一斉にやること)

1 〈国語作文保存〉フォルダにアクセスさせ、〈型ファイル〉を起動させる。

2 「名前を付けて保存」させる。「1-1-1青木○○」などと名前の付け方を指示。

 

3 あとは、ふつうのワープロ入力。

  自分の名前のついたファイルに書いているか、注意。

4 途中は、段落の頭一字下げ、推敲しつつ書く、誤変換注意等、国語的指導を。

5 上書き保存して終了。(書きながら、適宜、上書きさせるほうが無難)

6 (念のために、デスクトップ〈作業フォルダ〉にも保存させるといいです。

  これは、個人の〈引き出し〉になります)