今日は1限目に3年生の倫理の授業を見学に行きました。勉強していたのは構造主義・ポスト構造主義や言語、現代アメリカ哲学についてでした。これまで哲学は小難しい学問だというイメージでしたが、今日の授業を聞いてずいぶんと興味がわきました。確かに難しい話ではあるのですが、間違いなく「考える楽しさ」を感じることのできる学問ですね。
授業の中で有名な哲学者の名前や考え方がたくさん出てきましたが、先生が説明の際に出される具体例が面白くてとても興味深かったです。例えば下の数列。「1,3,5,7,9,11」から「11,13,15,17,19」、「23,26,29,33」、「37」までは出てきましたけど、「503」は出てきませんでした。皆さんはこれを説明できますか?
また、ハーバード大学の白熱教室で提議された「トロッコ問題」の動画が紹介されていましたが、「正解はないが選択しなければならない問題」で、自分がその立場になったらどうするか、本当にその選択が正解なのか、非常に考えさせられました。北野生の皆さんも将来こういう選択を迫られる場面に出くわすかもしれませんが、皆さんならどんな選択を行いますか?
3限目に十三中学校の吉田校長先生が本校にお越しくださいました。吉田先生と私は中学校の同級生で、中3の時は同じクラスで過ごした50年来の友人です。今日は十三中学校の先生方に本校の授業を見学していただく相談で見えられたのですが、せっかくなので校内を案内しながら3年生の授業などを見学していただきました。もしかしたら本校生の中に十三中学校や前任の豊崎中学校の卒業生がいて、吉田先生を見て中学時代を懐かしく思い出した生徒もいたかもしれませんね。