第3回学校運営協議会報告

令和2年度 大阪府立箕面支援学校 第3回「学校運営協議会」報告書

日 時

場 所

令和3年1月26日(火) 10:00~11:00

(本校校長室およびオンラインミーティングルームにて)

出席委員

(4名)

協議会委員

職名等

学校事務局

校務分掌等

山本 智子

皇學館大学 教育学部

准教授

早野 眞美

校長

阿久根 賢一

社会福祉法人 福祥福祉会 理事長

稲野 早苗

教頭

髙田 浩行

宝塚市社会福祉協議会

総合相談支援課長 兼 障害者自立生活支援センター長

藤嶋 耕治

首席(高等部付)

事務局長

中尾 貴子

本校保護者(PTA会長)

植野 耕司

首席(小学部付)

宮脇 敦子

首席(中学部付)

保健主事

李 容司

首席

欠席委員

(2名)

千馬 外代美

本校後援会 会長

岡田 美智子

吹田市立こども発達支援センター わかたけ園 園長

おもな

テーマ

「令和2年度学校経営計画評価」、「令和3年度学校経営計画」について

協議内容

の概略

1.開会、学校長挨拶

2.「学校教育自己診断」結果と本校の課題について(報告)

3.「令和2年度 学校経営計画 評価」について(報告)

4.「令和3年度 学校経営計画」(案)について

5.学校長挨拶、事務局より諸連絡、閉会

※「新型コロナウイルス感染症」対策として、委員はオンライン会議システムでの出席、校内の出席者も少人数(事務局構成員のみ)とし、会議時間を短縮した形で実施。

協議内容

質疑応答

提言等

【開会、校長挨拶】

今回は「新型コロナウイルス感染症」に係る緊急事態宣言が出されている状況での開催ということで、オンラインで開催にご協力いただきありがとうございます。本日の協議会でも、委員の皆様から多くのご意見を頂ければ幸いである。

【「学校教育自己診断」結果と本校の課題について(報告)、委員からの意見等】

<委員A>

 今年度のコロナ禍においても、アンケート結果で保護者から多くの肯定的評価が得られているということは、学校として様々な教育活動を工夫し、例年以上の取り組みや頑張りがあったからこそではないかと感じる。また、「わからない」回答の改善に向けては、保護者への情報発信にオンラインツールを活用していく等も有効ではないか。また、教職員の回答の改善に向けて、大切な視点として考えられることは、学校運営に関わる教職員からのアイデアを出しやすくする工夫、学校運営についての教職員への発信・周知方法を工夫する等が考えられる。

<委員B>

 学校と保護者とが「価値観を一にする」ということが非常に大切であると感じている。今回、アンケートへの回答がなかった保護者についても、他に保護者の思いを受け止める場、例えば個人懇談の機会等を保障して聞き取っていくことが大切である。

<委員C>

保護者の回答率について、アンケートを配付して締め切って終わりではなく、再度提出協力のアナウンスがあればもう少し出していただけたのではなないかと思う。「マチコミ」で全保護者に伝えられるツールがあるのだから、学校の手間は少し増えるかもしれないが、こまめに保護者連絡を入れる等の手立てが必要ではないか。

今年度は授業参観・懇談会等の機会がなかったことで、授業の中で自分の子どもがどのように過ごしているのかが見えにくく、大きな行事(「体育参観」や「もみじフェスタ」)で初めて学校での自分の子どもの状況を知るという方が多かったのではないか。保護者によっては、学校生活について、思っていた姿と実際に見る姿との差が大きい方もいたのではないか。コロナ禍とはいえ、学校は人間同士のつながりの場所であるのだから、学校・担任と保護者との思いが近づく、思いを一緒にしていけるような機会の充実が大切ではないかと感じた。

<委員D>

アンケートの結果についての受け止めは様々で、バラつきがあるとは思うが、概ね学校の努力が反映しているのではないかと感じる。今後に活かしていただきたい。

【「令和2年度学校経営計画 評価」について〈校長より報告〉、委員からの意見等】

<委員A>

 コロナ禍においても今年度学校経営計画に則って着実に取り組みを進めてきたことがよく分かった。教職員のストレスチェックについて、今後も「新型コロナウイルス感染症」対策が必要な状況が続くことが予想されるため、しっかりと気を付けていく必要があるだろう。防災対策についても引き続き取り組みを進めてほしい。

<委員B>

 「出前授業」について、コロナ禍であっても実施回数が増えている状況とのことで、もう少し詳しく教えていただきたい。

 ⇒今年度は秋に実施できる機会が多かった。この間、箕面市の小・中学校からのニーズはあるので、これまでの実績に加えて新たに実施することとなった学校もあった。感染症予防対策をとりながら可能な学校については実施してきたので回数が増えた。

<委員C>

 今年度に関しては「コロナ禍」ということに尽きる。日常とは違うことがたくさんあって、子どもたちも対応していくことが大変なことがあっただろう。そうした中にあっても、子どもたちは学校が大好きだし、結果として肯定的な気持ち・意見が多いということは、学校としてコロナ禍に向かう姿勢がよかったということだと思う。

 また、今年度のPTA活動についても、これまで通り校内で集まって会議することが困難な状況となり、学校と保護者とが繋がる機会をどのように確保するのかを検討し、6月に「zoomオンライン」を契約して活用することで様々な会議・研修を実施してきた。こういった状況であっても子どもたちは日々成長していく。また、学校教育が終わってから後のことについても、親としては心配なことがたくさんあり、知りたいこと学びたいことがたくさんある。オンラインの中であっても繋がることはできるだろうし、オンラインのメリットもたくさんあると思うので、今後も前向きにできることを工夫していきたい。

<委員D>

 教職員と保護者との一体感があると感じている。また、その関係を維持しつつ取り組みを進めてこられたのではないかと思う。組織としての一体感を出すということは非常に難しいことだと思うので、様々な苦労があったのではないかと思う。

【「令和3年度学校経営計画」(案)について〈校長より説明〉、委員からの意見等】

<委員A>

 「ICTの活用」という観点で、子どもたちが日常の学校生活をどのように過ごしているのかを保護者に知っていただく機会としての可能性を見出せるかもしれない。私共の法人事業所でも利用者家族から同様の要望があり、考えているところでもある。

<委員B>

 自身が福祉に携わる中で、コロナ禍において様々な要因で孤立したり経済苦に陥っていたりしている保護者・家庭への支援ができるような学校としての体制整備を大切にしてほしい。例えば、当事者同士・保護者同士の繋がりの場を作ることが考えられる。

<委員C>

 「ICTの活用」に関わって、学校からの重要なお知らせプリントの配付があった日に「マチコミ」でも同時に知らせることで、当日に欠席している家庭や児童生徒の帰りが遅い家庭への注意喚起ができると思う。また、例えば学期末懇談等についてもオンラインを活用できれば現状を打開できる有効な手立てとなるのではないかと思う。

<委員D>

 次年度の「学校経営計画」(案)について、異議ございませんか。

⇒異議なし。 ⇒承認。

【第2回学校運営協議会議事録の確認】

特に意見なし。 ⇒承認。

【時事通信社「教育奨励賞 努力賞」受賞の報告】

【作品展の様子をスライドショーで報告】

【校長挨拶、事務局より諸連絡、閉会】                 (以上)